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第3日目 6月14日 - 郡上市

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1.平成25年第3回郡上市議会定例会議事日程(第3日)
平成25年6月14日 開議
日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問
2.本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
3.出席議員は次のとおりである。(18名)
1番
山 川 直 保
2番
田 中 康 久
3番
森
喜 人
4番
田 代 はつ江
5番
兼 山 悌 孝
6番
野 田 龍 雄
7番
鷲 見
馨
8番
山 田 忠 平
9番
村 瀬 弥治郎
10番
古 川 文 雄
11番
清 水 正 照
12番
上 田 謙 市
13番
武 藤 忠 樹
14番
尾 村 忠 雄
15番
渡 辺 友 三
16番
清 水 敏 夫
17番
美谷添
18番
田 中 和 幸
生
4.欠席議員は次のとおりである。(なし)
5.地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名
市
長
日 置 敏 明
副
長
鈴 木 俊 幸
長
青 木
修
市長公室長
田 中 義 久
総 務 部 長
服 部 正 光
総務部付部長
武 藤 隆 晴
健康福祉部長
羽田野 博 徳
農林水産部長
野 田 秀 幸
商工観光部長
山 下 正 則
商工観光部付部長
水 野 正 文
建 設 部 長
武 藤 五 郎
環境水道部長
平 澤 克 典
教 育 次 長
細 川 竜 弥
会計管理者
三 島 哲 也
消
川 島 和 美
郡上市民病院
事 務 局 長
猪 島
教
育
防
長
-39-
市
敦
国保白鳥病院
事 務 局 長
藤 代
求
郡 上 市
代表監査委員
齋 藤 仁 司
議会事務局
議会総務課長
丸 井 秀 樹
6.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
議会事務局長
池 場 康 晴
議会事務局
議会総務課長
補
佐
河 合 保 隆
-40-
◎開議の宣告
○議長(清水敏夫君) おはようございます。議員各位には、連日の執務、御苦労さまでございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してありますのでお願いいたします。
(午前 9時30分)
────────────────────────────────────────────
◎会議録署名議員の指名
○議長(清水敏夫君) 日程1、会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第88条の規定により、会議録署名議員には、8番 山田忠平君、9番 村瀬弥治郎君を
指名いたします。
────────────────────────────────────────────
◎一般質問
○議長(清水敏夫君) 日程2、一般質問を行います。
質問につきましては、通告に従いましてお願いをいたします。
なお、質問の順序は、あらかじめ抽せんで決定しております。質問時間につきましては、答弁を
含め40分以内でお願いいたします。答弁につきましては、要領よくお答えされますようお願いいた
します。
────────────────────────────────────────────
◇ 野 田 龍 雄 君
○議長(清水敏夫君) それでは、6番 野田龍雄君の質問を許可いたします。
6番 野田龍雄君。
○6番(野田龍雄君) おはようございます。きょうは、トップバッターということで、頑張って質
問してまいりたいと思います。
3点の通告がしてありますので、それに沿って質問を行います。
最初は、教育委員会の組織改編と、その影響についてお伺いをいたします。
最近のこの世の中は、大変、暮らしにくくなったという声を多く聞きます。そして、政治の世界
でも右翼的な潮流が強まり、憲法改悪の動きとか、軍事によって国際紛争を解決しようとするよう
な動き、愛国心の強要、慰安婦問題での歴史の歪曲など、日本が国際社会で平和と社会進歩の役割
を果たすことに障害となる言動が大きくなっていると思います。
こうした中で、教育の面で、子どもたちは、将来に希望を見い出すことができず、若者の進学、
就職に厳しい状況が続いております。いじめや不登校なども、そうした社会の問題点が大きな影を
落としていると考えます。
-41-
私たち大人がそうした現実の中で、希望ある方向を求めて努力することが大切だと思います。そ
うした問題点をしっかり捉えて、教育に取り組むことが必要だと考えております。
そこで、1つ目の質問ですが、今年度、地域教育課を廃止し、地域の教育委員会事務局職員をな
くして、その分を地域振興事務所の職員が補助執行することとなりました。減員となった教育委員
会の地域職員数と今年度の地域教育課の職務を補助執行する地域振興事務所の職員構成がどのよう
になっているか、まず初めに伺いたいと思います。
○議長(清水敏夫君) 野田龍雄君の質問に答弁を求めます。
教育長 青木修君。
○教育長(青木 修君) おはようございます。
それでは、今の御質問の組織の改編前後についての職員数についてお答えをしたいと思います。
昨年度までは、各地域に地域教育課があって、課長と担当職員が配置をされていて、それぞれ地
域の課題に取り組んでおりました。その数ですが、本庁の教育委員会の職員の数もあわせてお答え
をしたいと思います。
本庁の教育委員会の職員が課長、一般職も含めて28名、そして、地域教育課の職員は22名、合わ
せて50名でした。今回、振興事務所と地域教育課を統合して、私たちとしては、市民の皆さんと協
働することによって生涯学習による地域づくりを進める、こういったことを目的にして組織の改編
がなされました。
そこで、組織的には、それぞれの振興事務所に教育担当者を置くということと、それから、生涯
学習による地域づくりを進めるために、チームによる推進体制をするということ。このことによっ
て先ほど申し上げたような目的を達していきたいというふうに思っておりますが、今年度は教育委
員会の職員、本庁の職員ですが、これは課長、一般職含めて29名です。そして、分掌の一部に教育
事務があるものも含めた上での振興事務所で教育に関する事務に従事する職員数は25名です。した
がって、合計で、54名ということになります。組織の改編によって、地域教育課の管理職に相当す
る職員は、現在、教育事務の専任ということで主幹課長級ですが、2名になっておりますけれども、
実際に教育事務に携わる一般職員はほかの事務とも兼務もしておりますけれども、数としてはふえ
ておりますので、これまで以上にいろいろな課題について対応ができるんではないかというふうに
考えております。
(6番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 野田龍雄君。
○6番(野田龍雄君) 以前にもそういった説明を受けておりまして、それなりに努力をして、今、
地域の教育地域事務所をそういう形で職員が補助執行するということで十分やれるんだという見解
をお聞きをしております。
-42-
しかし、実際に、今のこの教育の現場の様子を考えますと、なかなかそんなに容易ではないとい
うことを予想いたしますので、あえてこの質問をしたわけでございます。
例えば、いじめ対策とか、それから、多忙化ですね。そして、教育に対する課題というのは、今
後ますます大きくなっていくということが考えられますので、そういった面での兼務であるという
ような形の中では、なかなか困難もあるのではないかということを思うわけです。
そういった点で、これ実際進める上で、例えば、公民館もありますし、学校教育もありますし、
文化活動やその他多くのスポーツ関係とか、随分課題があるわけですので、そういった問題につい
てもどのように配慮をされて進めていかれるか。そういった点は、非常に今後検討していただきた
いなというのを思いますので、その辺についてもお気持ちをお聞きしておきたいと思いますので、
よろしくお願いします。
○議長(清水敏夫君) 教育長 青木修君。
○教育長(青木 修君) 今、御質問にあったような御懸念があるのかとは思いますけれども、教育
委員会としては、生涯学習、それから、スポーツの活動、そして、青少年の活動、さらに、文化も
含めて、さまざまな活動があるわけですが、そうしたことに対して、それぞれ各振興事務所でグ
ループ制であったり、あるいは係を設けて、教育委員会あるいは、さまざまな団体や学校と連携が
できるような体制をとるということで現在進んでおります。
もう少し具体的に申し上げると、市民係、あるいは生涯学習推進担当という部署を設けて、職務
分担で取り組むという体制は、これは白鳥、あるいは美並地域ではそうした体制をとっております。
それから、数名でグループを、構成をして取り組むという体制をとっておりますのが、大和、そし
て、高鷲、明宝の地域です。それから、係として担当する体制をとっているというのは、和良地域。
今のそれぞれの地域によって構成は違いますけれども、教育にかかわる仕事がはっきりするよう
にということで、体制を整えているというのが現状でございます。
(6番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 野田龍雄君。
○6番(野田龍雄君) これは、実際に行われていく中で、そういった点で問題点もあれば、その都
度、それに対応されていくというふうに期待をしておるわけですけれども、実際に教育現場、大変、
過労であるとか、あるいは過重負担があるというのをお聞きする中で、教育委員会いかにそれを支
えていけるか。あるいはその他こんなに広い範囲の問題をことし変わったから、いろいろ問題は出
るんじゃないかとは思いますけれども、何とかマイナスにならないように進めていっていただきた
い。そういった様子は、今後よく見せていただきながら、改善できるものは改善できるようにして
いただきたいと思いますが、もう一つ、教育の問題っていうのは、やっぱり先を見通した取り組み
でありますので、計画もこのたび出されましたね。それから、今後の少し長い先の見通しを立てた
-43-
教育計画も策定されておりますので、そういった中で、ぜひとも攻めといいますか、一層よくする
ような取り組みを図っていただきたいと思います。これは、要望ということでよろしくお願いした
いと思います。
続きまして、2番目の問題に入りたいと思います。
原発即時ゼロを目指し、再生可能なエネルギーへの取り組みの推進ということで上げさせていた
だきました。これは、この前もお願いをし、御質問したんですけれども、時間の関係もあり、内容
的にも私のほうでの準備も十分資料を集めることができずに、大ざっぱなお話に終わったというよ
うに思っておりますので、もう少し突っ込んだ取り組みが進められないかいうことで質問をいたし
ます。
3・11の東日本震災とそれに続く原発事故を契機に、原子力発電の安全性について、国民的な心
配っていいますか、批判、原発ゼロのエネルギー政策への模索が始まっているというふうに考えて
おります。
原発のあの爆発事故以来、放射能の拡散、それから、使用済み燃料の保管の安全性などに対する
国民的な機運が寄せられております。いまだに汚染水の管理が万全でなく、本当に原発を安全に管
理することは、できないのではないかという疑いも持たれております。
何よりも被災地の皆さんの暮らしと営業を立て直す、このことが求められておりますが、それも
おくれにおくれております。
こうした状況の中で、各地で原発に頼らないエネルギー政策や、原発をなくすことで、一層再生
可能エネルギーへの取り組みを強めようとする動きが出ております。
きょうは、幾つかの各地の取り組みを御紹介しながら、再生可能エネルギー政策に対する市長の
姿勢をお伺いしたいと思います。
1つ目は、多治見市がこの6月議会に再生可能エネルギーへの転換を促進する条例案を提案して
おります。お手元へちょっとお届けしたんで、簡単な内容でございます。2ページにわたる、規則
とか、その他あるわけで、そのほかにも詳しいことがあると思いますが、こういう提案がされ、こ
れは、市民と事業者と市の役割を明確にし、持続的なまちの発展を目指しております。
それから、地域からエネルギーシフトを目指す。世田谷区の取り組みであります。
地球温暖化対策推進計画、これは、昨年の3月議会で制定されておりますが、自然の恵みを生か
して、小さなエネルギーで豊かに暮らすまち世田谷を目指す。震災以後、小規模分散型の電源を持
つことの重要性が指摘されておりますが、震災後、老朽施設を含む火力発電のフル稼働で、電力の
自給の逼迫をかわしてきており、地球温暖化対策にとって大きな問題となっております。
そのため、この世田谷区では、地産地消を推進する。都市と地方との地域間連携を進める。電力
の自由化の促進、これは、新電力の買い取り制度のことを入れとるようですが、こういう3つの柱
-44-
で取り組んでおります。
詳しくはまた、資料をお届けしましたので、また見られたんじゃないかと思いますが、3番目に、
エネルギー自立地域を目指す島根大学の准教授の上園昌武教授の取り組みがございます。
この島根県には原発が2基ありまして、その上、新しい原発を1基建設中でございます。ほかに
火力発電所が1基あり、島根県の電力需要量の必要な電力ですね、2.6倍の発電量を持っておりま
す。都市部、工業地帯の電力を地方が供給するエネルギーシステム、これはどこでもそうでしたわ
ね。地方で原発をつくり、それが都市部へ使われていくという。
そういう問題意識からここでは、島根の松江市民の原発に対する意識調査を実施されております。
その結果は、稼働すべきだというのは15%、稼働すべきでないというのが64%、原発稼働から40年
たっており、その間、地域振興にこれがいかに活かされたかということをいろいろな面から調査し
とるんですけれども、人口は減少し、農漁業が衰退、地域社会は発展していないと、こういうよう
な調査結果を得て、エネルギー自立地域を目指す重要性を訴えておられます。
4つ目に、原発依存から脱却するためにということで、地域金融機関としての役割を声明を出さ
れた地域信用金庫があります。これは、城南信用金庫というかなり有名な金庫でございますが、こ
の理事長の吉原毅さんが原発依存から脱却し、地方自治体と連携しながら、地域の方々の安心を守
るのが信用金庫の使命だと発言し、そうした活動を始めてみえます。
先般は、ここで原発に反対する市長さんたちの集いが開かれまして、七十幾つやったんですか。
多くの方が集まってそういう活動を支援しておるという金庫のお話ですが、これも非常に地域の経
済、生活を大事にする信用金庫の姿勢として、非常に参考になるんではないかというようなことで
紹介をさせていただきましたが、以上のような、こうした各地の取り組みについて、市長の認識を
伺いたいと思います。
また、このような各地まだいっぱいあるわけですけれども、取り組みについて郡上市も今後、研
究ということになっておりますので、どのようなそうした各地の取り組みを把握して見えるのか、
お聞きをしたいと思います。お願いします。
○議長(清水敏夫君) 答弁を求めます。
市長 日置敏明君。
○市長(日置敏明君) お答えをいたしたいと思いますけれども、御指摘がありましたように、3.11
の東日本大震災によりまして、福島第一原子力発電所の非常に深刻な事故が起こったわけで、それ
を契機として、日本のエネルギー政策というものを見直さなければいけないということでございま
して、これは、まことにそのとおりであるというふうに思います。
ただいま、そうした状況の中にあって、各地域でいろんな取り組みがなされているということを、
御紹介をいただきましたけれども、今回、御質問に際して、御提供いただいた資料等を私も拝見を
-45-
いたしましたし、かねがね注目をしている動きもあるというふうに思っております。
特に、今回、岐阜県内では多治見市がそうした再生可能エネルギーへの転換を促進する条例案と
いうものを今議会にお出しになってるということでございます。市民が一丸となってそうした再生
可能エネルギーへの転換を目指そうということを条例という形で共有をしていこうという動きとい
うのは、私は非常に注目に値し、また、その動きに対して敬意を表したいというふうに思います。
また、いろいろな御指摘がございましたが、私自身といたしましては、こうした地域の再生エネ
ルギーへの、可能エネルギーへの取り組みといったような動きについては、かねがね、こういうこ
とだけに限らずでございますが、全国の自治体あるいは海外も含めてだと思いますけれども、いろ
んな先進事例というものの把握に努め、そして、学ぶべき点は学ばなければいけないと、そういう
上で郡上市として郡上市の特色あるいろんな地域的な条件というものを活かしながら、その命題に
沿って政策を展開していくべきであるというふうに考えております。
かねがね申しておりますように、そういう意味で、今郡上市として、やはり取り組んでいくべき
ことは、郡上市のいろんな地理的あるいは自然的条件を活かした小水力発電であるとか、あるいは
住宅用の太陽光発電等の普及、そうしたものに注力していく必要があるというふうに思っておりま
す。
小水力発電の問題については、いろいろな今取り組みを進めておりますが、これがさらに広範に
市民の皆さんの取り組みというような形に普及をしていくためには、まだまだ少しいろんな検討す
べきことがあって、昨年度来、設けております小水力発電の研究会をやっておりますので、今年度
も引き続きこうした小水力発電というものを郡上において展開をしていくためには、どうしたらい
いのかということをできるだけ早くその研究会の方向を出してまいりたいというふうに考えており
ます。
(6番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 野田龍雄君。
○6番(野田龍雄君) そういう動きをし、前向きに進められておるというのは、私も理解をしてお
りますが、この新しいエネルギーに対する取り組みは、各地で行われておりますが、行政が一生懸
命補助金出したりなんかするだけではなしに、中小企業等が積極的に取り組んで、その中で、産業
として大きく広げていくというような可能性もあるというふうに私思うんです。
郡上の中でどうしたらいいかということは、いろいろ今私も考えておりますけれども、そういう
取り組みはできんかなというようなことを思っておりますので、その2点目にありました未来への
エネルギーの創造ということを地域振興に結びつける方向を何とか模索すべきではないか。この点
については、市長は、どう考えておられるか、お聞きしたいというように思います。
○議長(清水敏夫君) 市長 日置敏明君。
-46-
○市長(日置敏明君) 再生可能エネルギーを郡上市としてもでき得る限り利用可能なものにしてい
くということの意味でありますけれども、それは、先ほどから申しておりますように、あるいは御
指摘がありましたように、でき得る限り原子力発電等に依存する度合いを低めていくという意味で
も、それに代替するエネルギーとして、やはり活用できるものは活用するということであろうかと
いうふうに思いますが、これと地域振興との関係ということを考えましたときに、そういう再生可
能のエネルギーをみずからつくり出すことによって、例えば、みずからの家庭における消費あるい
は事業活動における電力の消費というようなものをできる限り安いものにすることによって、自己
の事業活動というものを振興すると、こういう意味合いが一つはあろうかというふうに思っており
ます。
また、こうした今時代の最先端の課題に、例えば、地域として特色ある取り組みをすることによ
って、いわば全国的なモデル地域のような形になることによって、全国から多数の方が訪れてくだ
さるような、そういうモデル的な地域をつくっていくというようなことも一つの地域活性化に資す
るのではないかというふうに思っております。
今、石徹白地区の方々が、いわば小水力発電の里とでも言うべきいろんなチャレンジをしておら
れますので、そういうものは、やはり一つの特色ある地域づくりということで、地域活性化という
ものに役に立つのではないかというふうに思っております。
あと、こういう再生可能エネルギーというものは、雇用の創造とか、いろんなものも引き起こす
んだということは、一般論としては言われますけれども、例えば、太陽光発電一つとっても、それ
は、もちろんそれの据えつけとか、いろんなことで一定の産業振興にも役立つわけですけれども、
大きなインパクトとしては太陽光パネルの製造とか、そういったところに大きな雇用は出てくると
いうことだと思いますし、仮に小水力発電というようなもの、これもそういうものの普及型の機械
の発電機の製造であるとか、据えつけであるとか、そういったことが産業的なインパクトはあると
思いますが、郡上市において、そういうものが著しく雇用を増大するということはちょっとなかな
か考えにくいというふうには思っておるところでございます。
そんなふうに考えておりますが、いずれにしろ、こうした再生可能エネルギーの利用に取り組む
ことは、郡上にとっていろんな意味で活力のある地域社会をつくっていくための大きな支え、助け
になるというふうに思っておりますので、今後とも着実にそうした取り組みというものを行政とし
ても進めていく。あるいは、市内のいろんな立場の方々がそういった取り組みを進められるように
サポートをしてまいりたいというふうに思っております。
(6番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 野田龍雄君。
○6番(野田龍雄君) 課題はたくさんありますし、具体的にはいろいろ問題があると思います。私
-47-
も、屋根の上につけようって言って、はや10年ぐらい前にいろいろ検討したんですが、結局しなか
ったんですけれども、いろいろ条件がありますので、より有利な条件の中で進めていかんと、効率
的ではないというように思います。
そういった点を考えますと、すぐに雇用に結びついた、あるいは新しい産業ができたというふう
にはならないと思いますけれども、ぜひそういう方向へしっかり目を向けながら、そういった産業
の目が広がっていくように期待をしたいというように思いますので、ぜひとも市としてもそういっ
た方法での努力を続けていただきたいというように思います。
それでは、3番目に入りますが、中小企業振興基本条例制定ということで、郡上でもこれを進め
てはどうかと。これは前にもちょっと1回お伺いしたことありました。でも私のほうもこの制定に
ついて、各地の状況が余りはっきりしておりませんでした。ただ、内容的にはいいんじゃないかと
いうようなことで提案したと思うんですが、今回、2つほど今例を挙げまして、ちょっと資料もち
ょっと用意しましたし、議員の皆さんにも必要であれば、いつでも用意いたしますので、ぜひ皆さ
んも検討していただきたいと思うんですが、1つは、京都市の与謝野町、これは太田貴美という女
性の町長さんですね。何か、スチュワーデスをやってみえて、それから、何か童謡の歌手も、ちょ
っと今ど忘れしたんですが、ああそうかなと思ったんですけど、そんな方のようなんですが、町民
と対話を非常に重視しながら、その中で、町なんですけれども、中小企業を元気にしなきゃならな
いということで、この中小企業基本条例を制定されたと。京都で1番て書いてありますが、何か、
そんなに前ではないようなことも聞きました。
それで、その中身は、共生と循環のまちづくり。詳しいことはまだわかりませんけれども、住民
に身近な福祉政策や自然環境型の農業、京都市内で初めて制定したということ。そして、住民、議
員、町職員と話し合いと協働を重視して進めるというようなことで、このお母さん町長さんの奮戦
記が、何か講演があったそうで、その案内がちょっと見ましたので、ああ1回行きたいなと思った
けども、これは、本にもなったようですので、ぜひ参考になるので取り寄せたいなと思ってますが、
そんな内容。
あるいは、あの条例も取り寄せましたので、また、参考にしていただきたいと思いますし、東京
の墨田区、これは全国最初の中小企業振興条例の制定ということで、30年間、それ以来中小企業と
ものづくりを支援してきたということで、ここの市の産業観光部長さんがお話をされたようなんで
すね。そんなやつの紹介がありましたので取り上げましたが、きょうは、ぜひこの中小企業振興条
例について、市の商業ビジョンでありますとか、いろんな取り組みをお聞きしておりますと、似て
るところがあるなと思いながら聞いておるんですけれども、ただ、基本条例をつくるといいますと、
やっぱりその基本になるもんですので、そういうものが大きな力になってくるんではないかと思い
ます。その点についてのそういう条例なんかを制定し、積極的に取り組んでいくお気持ちがあるか
-48-
どうか、お聞きしたいと思います。
○議長(清水敏夫君) 答弁を求めます。
市長 日置敏明君。
○市長(日置敏明君) 中小企業振興条例あるいは中小企業振興基本条例とか、いろんな呼び方があ
るようですけども、こうした条例は現在相当全国で多数つくられているというふうにお聞きをいた
しております。
経済同友会などの情報では、全国にそうした趣旨の条例を持っているところが150ぐらいもう既
にあるというふうにもお聞きをいたしております。
この問題については、既に他の議員さんからも前々から御指摘を受けておるところでございまし
て、私としては、そういうやはり郡上市として、郡上市はほとんどの企業が中小企業でございます
から、これをどう振興していくかということを単に企業の皆さん方と行政というだけでなくて、市
民の皆さん、あるいは、そういう商工団体の皆さん、あるいは、中小企業の範疇に入らない大きな
企業の皆さんにも協力してもらうこともあるかもしれない。そういう観点から、この地域の共有で
きる理念であるとか、方向であるとかというものを条例という形にするということは、意義、意味
があるだろうというふうに思っておるところでございます。
ただ、前々から言っておりますように、たくさんの条例が既にモデルといいますか、先例があり
ますので、そういうものをさっとつくって、条例を制定するということでなくて、これまで今取り
組み中でございますが、自治基本条例などについても、なぜそういうものをつくるのかとか、そう
いうようなことから議論をして、かなり時間をかけて議論をし、そして、郡上市における例えば、
中小企業関係についても、その現状であるとか、課題であるとか、これを解決するにはどうしたら
いいのかというようなことについて、議論をやはり積み重ねる中で生み出していくということが大
切ではないかというふうに思っております。
この与謝野町の中小企業振興基本条例も拝見をいたしますと、昨年つくられてるようでございま
すけれども、行政あるいはその当の中小企業者の方々、あるいは大企業の方々、あるいは、商工関
係、団体の方々、あるいは市民の方々、こういったいわば5者がその地域の中小企業を振興してい
くためには、どうしていったらいいかということを、それぞれの役割というような形で規定をして
おられますので、そういうやはりそれぞれの立場に立って郡上の産業を盛り上げていくためには、
どうしたらいいかっていう、そういう協議、議論の中で生み出されていく必要があるんだろうとい
うふうに思っております。
そういうことで、前々から申しておりますように、今年度予算にも中小企業の振興会議というよ
うなものを、今メンバーを、選定を急いでおりますので、でき得る限り近いうちに、その会議をス
タートして、全市的な取り組みでそうしたものを議論してまいりたいというふうに思っております。
-49-
この中小企業振興の郡上市としての会議につきましては、中小企業振興検討会議というふうに今
仮称で言っておりますけれども、こうした中小企業振興に関する基本的な理念、方策等、あるいは
もう一つの柱として、前々から問題、課題になっております例えば大型店舗対策というようなもの
も含めて検討してまいりたいというふうに思っております。
そういうものの検討の中で、その全市的な立場の中でやっぱり団体、この地域の郡上市としての
意思として、そういった振興条例のようなものをつくるべきだという議論の盛り上がりの中で私も
制定をしていけたらというふうに考えているところでございます。
(6番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 野田龍雄君。
○6番(野田龍雄君) ただ、条例案をつくれば、それでいいという問題ではありませんし、そのつ
くり方は、今、市長が言われてたような市民との討論の中で、本当にいろんな問題を出し合ってい
くということが非常に大事で、そのことがまた、地域の力をつけていくということになると思いま
すので、そういった取り組みは非常に私も求めるものでございます。
最後なんですが、こういった中小企業は、郡上だけではなしに、日本中どこでも非常に苦戦をし
とるわけですな。それで、中にはよく元気のある地域も聞きます。しかし、郡上市は、僕らがまち
を歩いて、皆さんと話をしてると、本当に困ったという声をたくさん聞きますので、この郡上市の
中小企業を取り巻く状況と、それから、これを今お話の中で大半はあったわけですけど、何とかし
たいという取り組みは。しかし、打開の方向として、どういうように考えてみえるのか。それをお
聞きしたいと思います。
○議長(清水敏夫君) 市長 日置敏明君。
○市長(日置敏明君) 昨今、日本経済に若干の先行き、明るさが見えてきたのではないかと言われ
たり、あるいはしかし、円や株が非常に乱高下したりという形で、いまだしっかりした足どりとし
てのその経済の回復というようなものが実感がつかみ得ない中で、当然、郡上市においてもそうい
うことではないかというふうに思っております。
市におきましては、3カ月に1回ぐらい、この市内の主な企業、おおよそ100社余りでございま
すが、そういったところから例えば、売り上げの見込みはどうですかとか、生産量はどうですかと
か、受注はどうですかというようなお聞きをいたしております。
昨年から比べますと、昨今少し、そういった面で明るさが見えてきてるという感じはしますが、
まだ、ただいま申し上げましたように、確実な足どりとして確信できるまでには至ってないという
ようなことではないかと思います。
あるいは、市内の金融機関がこの郡上市を中心にして調べられた、そうした景気動向についても、
そのようなことが同じように言えるわけであります。
-50-
そういうことでありまして、こうした中で、郡上市の産業、経済というものを振興していくため
には、1つは、マクロ経済政策っていうものがこれは大きなものがあると思います。金融、財政、
あるいは成長戦略と今言われておりますけれども、そういうものがやはり適切な手が打たれること
を望むということと同時に、もう一つは、先ほどの中小企業振興の条例を定めるというようなこと、
あるいは中小企業振興検討会議にもかかわりますが、自分たちの地域のことは、自分たちでしっか
り手を組んで何とかしなきゃいけないんだというやっぱり自助、自立の、気持ちを持ってこの産業
振興に取り組むことが必要だろうというふうに思っております。
今、商工会のほうでも非常に廃業というような問題について心配をしておられて、新たにこうし
た問題に対しても対策を検討したいということで、副市長が参画をして、そういった問題にも取り
組んでまいりたいというふうに思ってますし、それから、地域を担う人材の育成ということでも、
ことし市も協力いたしまして、商工会がことしの春就職した新人研修を一堂に会して相当数の新人
を集めてやってるというような動きもいたしておりますので、こうした一つ一つのやはり取り組み
というものが郡上市の産業を強くしていくのではないかというふうに思っております。
(6番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 野田龍雄君。
○6番(野田龍雄君) 積極的にそういった方向で進めていただきたいということをお願いいたしま
して質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(清水敏夫君) 以上で野田龍雄君の質問を終了いたします。
────────────────────────────────────────────
◇ 清 水 正 照 君
○議長(清水敏夫君) 続きまして、11番 清水正照君の質問を許可いたします。
11番 清水正照君。
○11番(清水正照君) 発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問をいたしたいと
いうふうに思います。
初めに、自治基本条例制定に向けた取り組み状況についてでございます。
自治基本条例を含めた郡上市に適した住民自治のあり方について、平成23年9月から約1年半に
わたり協議された住民自治推進懇話会より住民自治に関する提言書がことし2月、市長に提出をさ
れました。
提言書には、市民の権利や責務、議会や行政の責務を明確にしながら、協働のまちづくりを進め
るために市民の姿勢やまちづくりへの参画を保障する自治基本条例の制定が必要であるという結論
に至ったことが示されております。
この条例を市の自治の最高法規と位置づけ、市民が市政の主人公を基本理念に、市民の権利や役
-51-
割、責務を盛り込んだ内容というふうになっております。
今年度は、この提言内容を尊重しながら、自治基本条例の策定に入るということで、策定委員に
20歳以上で郡上市在住、まちづくりや住民自治に関心のある方、ホームページでこういった形で市
民からの募集をされ、合併10周年を迎えるまでに制定したいといった意向に沿って取り組みが始ま
っていることと思います。
懇話会からの提言書には、市民が市政の主人公であるという基本理念が示されており、条例制定
に向けて、市民がどのようにかかわり、市民にどのように浸透を図るのか、多くの市民の理解が大
切だというふうに思います。
現在の取り組み状況と条例制定までに市民にどのように周知され、説明されるのか、今後の計画、
また予定について市長公室長にお伺いをしたいと思います。
○議長(清水敏夫君) 清水正照君の質問に答弁を求めます。
市長公室長 田中義久君。
○市長公室長(田中義久君) それでは、この(仮称)自治基本条例の制定に向けましての取り組み
につきましてお答えをさせていただきます。
御指摘にありますように、この条例は特に市民の皆様の御理解と主体的なかかわりが重要であり
ます。私どもも初めからこの課題につきましては、その御理解、入り口のところから、また、どう
してこういうものを制定して、どういうふうな作用があるのかというふうなところから理解をする
ことが大変難しい分野でありますので、時間をかけて、そしてこの机上の議論が地域におけるさま
ざまな活動と連動していくことを願っての取り組み、その道行ということを考えて取り組んでまい
りました。
このため、総合計画、後期基本計画の審議会委員の皆様に、公募委員を加えた郡上市市民自治推
進懇話会の皆様には、平成23年9月から1年半という時間をかけていただきまして、大小30回に上
る会合を重ねていただきました。そして、ただいまお話のありました、ことし2月27日に住民参
画・市民協働によるまちづくりを進めるための基本ルールとなる(仮称)自治基本条例が郡上市に
とって必要であるということ、また、住民自治というもののあり方、そして、条例に盛り込むべき
内容などにつきまして、提言書にまとめて御報告をいただいたものであります。
委員の皆様には大変感謝をしておるところでございます。
報告書では、地方自治分権改革の流れ、また、今日の行政改革、こうした観点からも、今まで以
上に市民の意思と責任に基づいた地域づくりが迫られている今日、郡上市におきましても、行政か
らの発想や業務としての運営だけではなく、多様な市民参画や市民協働によって地域づくりを進め
ていくことが大切であると。そして、そのためには、基本的なルールが必要だということで、行政
はもちろん市民の皆様、あるいは事業者、そして、各種団体の皆様がその意義をともどもに理解し、
-52-
実行に移し、役割を果たしていくことができるように、自治基本条例の制定によって、このことを
明らかにし、システム化していくことが必要だと提言をされたというわけでございます。
自治基本条例のこうした取り組みにつきましては、全国的にも今非常に盛んになってまいりまし
た。市と議会の役割、あるいは市民の権利、役割と、こうした基本的なルールを定めるこの種の条
例でありますけれども、全国ではこの4月1日現在270を超える市町村で制定をされてきておると
いうことでございますし、岐阜県下においても5市町で制定をされてきております。
郡上市におきましても、今年度この懇話会の提言を踏まえまして、作成委員会において条例素案
を仕上げていくつもりでございます。
この委員は、前の委員会から、懇話会ですね。個々の委員さん引き続きで6名の方がそこについ
ていただきましたし、新たに6人の方、これ公募を含めた新たな6人の方合わせまして12名の構成
でありまして、これまでどおり岐阜経済大学の今井良幸先生にアドバイザーに入っていただいてお
ります。
第1回目の委員会は、来週6月19日に開催をいたします。以降協議を重ねていきますが、一定の
まとまりを見た段階で自治会、公民館などのお集まりの機会を捉え、御説明に出向くほか、昨年
5月、垂井町の条例策定委員の神田浩史さんをお招きした学習会を行いましたが、こういうふうな
市民の皆さんも参加していただける学習会も開きたいと。
あるいは、ケーブルテレビ、広報あるいはパブリックコメント等を含めまして、啓発普及とさま
ざまな御意見の聴取に取り組んでまいりたいと思っております。
こうした条例につきましては、制定することが目的、ゴールではなくて、むしろそこから市民運
動として広がりを持っていただけるような仕組みづくりということを目指して、今日の取り組みに
していきたいと考えております。
そして、こうした経過を経まして、でき得れば、この12月、本年12月の市議会に条例制定へ向け
まして、議会へ議案上程を行いたいと考えております。
その後、来年には合併10年の記念式典も予定をされておりますが、こうした機会などを捉えまし
て、わかりやすい周知パンフレットなどの作成配付をして、広く皆様に、啓発普及をしていきたい
と考えております。よろしくお願いいたします。
(11番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 清水正照君。
○11番(清水正照君) ただいま今後の予定、今までの懇話会での経緯と予定をお話いただきまし
た。
2つ目に、市長にお伺いをいたしたいというふうに思うんですが、市長は基本条例制定に向けて、
昨年の9月の定例会において、自分たちが市の自治の主人公という自覚を持ってじっくりと検討し
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ていただき、話し合いの中から自治基本条例が生まれてくればよいと考えるというふうに答弁をさ
れております。
先ほども前の質問の中でも、そういったような条例に関してのそういった答弁がありましたが、
じっくりと検討していくという部分がいかがかなというふうに思うわけですけれども、懇話会での
議論が1年半にわたっておるという部分もあると思いますが、策定の、こういう今後の策定の過程
の中で、より多くの市民に周知されて、理解をしていただける、そういった取り組みがしていただ
きたいというふうに思います。
ことしの3月定例会においては、この住民自治の基本条例にも多くはかかわるその住民自治の市
民個人ではなしに、その一つの自治組織としての推進という中で、地域審議会の今後の形態という
ことについて、新組織は住民の活性化を図るため、地域における活動主体となるような組織であっ
てほしいというような答弁もされております。この基本条例を選定していく中で、住民自治の推進
を図っていく上においても、地域審議会に変わる今後の新しい組織について、条例の制定とこうい
った過程とあわせて、先ほどもありましたが、今後自治会とか地域とかっていう話もありましたが、
そういう団体から、広く意見を聞く場を設けていただきたいということと、そういった中で市民の
理解を得ながら、地域委員会といいますか、地域協議会といいますか、そういった形で組織を決定
していくようなことが必要ではないかなということを考えるわけです。
この地域ということは、今審議会としては、7地域に1つずつあるわけですけれども、旧町村と
いう単位ではなく、もっと小さな単位といいますか、そういった形での解釈もできるのではないか
なということを思います。
住民にとって、参画のしやすい、また、まとまりやすい、動きやすいといいますか。今、公民館
とか、学校区とか、そういった単位での審議会に変わる組織の設置が考えられるのではないかとい
うことを思います。
こうした細かい単位でのほうがやはり住民の意見が反映されますし、顔の見える関係ということ
で、共通認識などによって自立した地域組織の運営がなされるのではないかなということを思いま
す。
総合計画、後期基本計画にもありますが、行政とのかかわり、また市民とのかかわりを示した自
立型コミュニティーの概念図というのが示されておりますが、こういったものをせっかく後期基本
計画の中に盛り込まれておるものを参考にしながら、こういった組織づくりといいますか、そうい
ったことを進めていただければということを思っております。
地域審議会に変わる新組織の設置について、条例の策定過程とあわせて進めていただきたいと思
いますが、市長のお考えをお伺いいたしたいと思います。
○議長(清水敏夫君) 市長 日置敏明君。
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○市長(日置敏明君) お答えをしたいと思いますが、地域という言葉、概念というのは、不思議な
もので、とり方によってはある地域というのがあるんですが、その下にまた地域があると。その地
域もまたある考え方によれば全体であるけれども、また、その会の概念としての地区とか、そうも
のがさらに部分的に分かれるという、そういう例えば、郡上市というのは、中濃地域の一部分であ
りますし、中濃地域は岐阜県の一部分である。郡上市を見てみますと、それは、例えば、従来の町
村区域である7つの地域に分かれるし、7つの地域もまた今御指摘のように、例えば、小学校区と
か、さらには自治会単位であるとか、さらに班であるとかというような形で際限なく──際限なく
ということはないんですが、いろいろな考え方がありますし、そういういろんな仕組みをつくって
いくときに、どういう目的でどういう地域単位でつくっていくかということは、やはりよくよく考
える必要があるというふうに思っております。
今、問題になっております、この地域審議会の後の組織をどうするかということを今事務的にも
しっかり検討をするようにしておりますけれども、論点としては、新しくできる、つくるものをど
んな性格のどんな使命を帯びた、ミッションを持った組織とするかと。そして、御指摘のように、
それをどのような地域単位でつくるかと。あるいは、その組織を構成するメンバーをどんなふうに
選定をしていくかとか、あるいは、こうしたものと、さらに既存の公民館であるとか、自治会であ
るとか、さまざまな組織とどういうふうに関係を持っていくか、連携をしていくかというようなさ
まざまなことを考えていく必要があるというふうに思っております。
しかし、基本的な考え方は、私としては現時点においては、地域審議会は10年間これで合併前の
町村の約束においてつくられたものでありまして、主として新市建設計画の進捗等について意見を
申し上げるというような諮問機関的な役割を持ってきて、その責務を果たしてきていただいてると
いうふうに思いますが、この10年間を終わるところで、性格的には、少し一新をしてといいますか、
諮問を受けて、何か意見を言うということではなくて、市内のさらにきめ細かい地域の活性化、維
持存続を図っていくための協議会のようなものを住民参加によってつくっていく必要があるだろう
というふうに思っておりまして、まずは、7つの区域に今までの地域審議会に変わるものとして、
基本は7つの地域単位につくってはどうかと思います。それで、ただそれがさらに細かいといいま
すか、小学校区とかなんかで地域のいろんな維持存続を図っていくための組織が必要であるという
ことであれば、それはまた、その下部組織なり、あるいはそういう別のものとしてつくっていくと
いうことでいいのではないかと思いますし、また、7つのそういう組織は、そういう共通の郡上市
としてのいろんな問題を検討する市1つとしての連絡会議的な組織も必要なのではないかというふ
うに思っております。
いずれにしましても、そういういろんな論点がありますので、先ほど市長公室長が申し上げまし
た住民自治基本条例がまさに市民参加の自治をしていこうという理念に基づくものでありまして、
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それと密接にかかわる組織であると思いますので、そうした条例の検討等の過程においても、十分
いろんな皆さんの御意見を聞く中で、次なる地域審議会に変わる組織のあり方を固めていきたいと
いうふうに考えております。
これは、住民自治基本条例とも大いに関係すると思いますが、この合併10年を経た次の10年を郡
上市の本当に市民が主人公となって地域を維持、存続、発展させていくための重要な組織であると
いうふうに認識をしておりますので、十分議論をして、つくってまいりたいというふうに思います。
議会のほうからもまたいろんな御意見をいただければというふうに思います。
(11番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 清水正照君。
○11番(清水正照君) 市長は、ふれあい懇談会で各地域を回られて、やはりいろんな意見を聴取
されておるというふうに思いますし、この先ほど自治の、市の最高規範であるというような位置づ
けで基本条例がつくられていくということについては、こういういろんな会合の場を持ちながら、
現場でのいろんな意見を聞きながら、そういったものに反映していくということが必要じゃないか
なということを思いますし、そういった過程で、今言われる地域審議会に変わる組織づくりもいろ
んな自治会長さん、団体、いろんなさまざまな方から意見を聞く中で組織をつくっていくことが必
要ではないかなということを思います。
郡上市の将来を考えるときの本当に大事な条例になるかと思います。ここ10年が過ぎて11年目以
降の、大きな変革の中でのやはり協働といいますか、そういった面で、市民にどれだけ理解してい
ただけるかということが非常に行政にとっても大事ではないかなということを思いますので、多く
の市民に、そういったことを条例の内容等認知される中で施行していただきたいなということを思
いますし、もう一つは、職員がこうして削減される中で、そういった進める体制ですね。期間限定
でも、そういったしっかりした体制をとっていただいて、進めていただくことが必要ではないかと
いうふうに思いますので、お願いしておきたいというふうに思います。
それでは、2つ目の長良川鉄道踏切の安全対策ということでお伺いをいたしたいと思います。
長良川鉄道沿線には、多くの踏切があり、危険な箇所も多くというふうに思います。今回取り上
げました長良川鉄道を挟んだ白鳥町為真地内は、狭くて入り組んだ道路が多くあり、白鳥駅から大
島駅の間には自動車の通行可能な地域を結ぶ踏切が6カ所あります。過去には、4カ所の踏切で死
亡事故が起きているというふうに聞いておりますが、本当に危険なところが多いというふうに思い
ます。そういった事故があった際には、その都度、地域から踏切の安全対策について要請がされて
きたことと思います。
最近では、ことし1月29日、為真第6踏切内で高齢者の方が乗られた電動車が踏切内で車輪がそ
の線路のわだちにはまり立ち往生したというような事例があります。通りかかった人が救助された
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ということで、難を逃れたということで新聞にも載っておりましたが、その際も、後で要望します
が、警報機ぐらい設置したらどうやというような助けられた方の意見もありましたが、この国道か
ら第6為真踏切を通って、県道、市道を経て郡上北校、また白鳥中学校、また、合併記念公園への
向かう交通量が、道路の改良もされたというようなこともあってふえているというふうに聞いてお
ります。
この為真第6踏切内の拡幅と警報機の設置はできないか、そういったことによって安全対策をと
れないか、建設部長にお伺いをいたします。
○議長(清水敏夫君) 答弁を求めます。
建設部長 武藤五郎君。
○建設部長(武藤五郎君) 今、清水議員の御質問ですけれども、第6為真踏切の件でございますけ
れども、その前に郡上市全体の踏切状況でございますけれども、郡上市全体では、78カ所の踏切が
ございます。その中で、警報機、遮断機がついております第1種踏切といいますけれども、この踏
切が42カ所、警報機のみ設置の第3種踏切というのが18カ所ございます。それから、何もついてな
いという第4種踏切が18カ所ございます。白鳥地区には、全部で24の踏切がございまして、そのう
ちの11カ所が第4種という何もついないというとこで、先ほど議員言われましたように、為真地区
の辺に集中しておるというのが現状でございます。
それで、安全対策ということですけれども、以前、万場の死亡事故等がございまして、郡上署等
の管理者として何らかの対策はとれないかということで、踏切前後を平成22、23年度で白鳥で5カ
所、大和で3カ所のカラー舗装を実施した経緯がございます。それでその中に、今の第6踏切も入
っておりますけれども、根本的な解決策ではないんですけれども、運転手の注意喚起ということで、
そういうことをやってきた実績もございます。
それで、今の第6踏切の拡幅ですけれども、ここの踏切については、平成22年に中部運輸局と協
議をしております。ここの中の条件としましては、あそこは急勾配、鉄道へ向かって両方の取りつ
けが急勾配になっておりますけれども、ここの勾配を4%以下で30メーター以上はとりなさいよと
いうことと、それから、長良川鉄道に沿って側道がついとるわけですけれども、あの側道からの乗
り入れなんかは30メーター離せと。ふれあい創造館のところのように、以前はもっと踏切に近かっ
たのを、もっと奥から今タッチしておりますけれども、ああいった形の取りつけにしなさいという
こととか、それから、そこの踏切を構うことによって、ほかの踏切の撤去とか、そういう統合的な
条件等々がございまして、ただ、今現状の踏切の中でその拡幅するというのは、許可的にもおりな
いというふうに思っております。
それで、警報機、せめて警報機だけでもというようなお話でございますけれども、この辺につき
ましても、市道としましては、遮断機、警報機と、こう一体となった整備が指導されとる中で、こ
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この改良をしようと思いますと、大藪線道路改良の中でその今いろいろな条件がついとるのをクリ
アする中で、対応していく方法になろうかというふうに思っておりますので、よろしくお願いいた
します。
(11番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 清水正照君。
○11番(清水正照君) ありがとうございました。
長良川鉄道沿線用地内大変踏切が多くて、そういった箇所が多くあるということで、それ計画的
に進めていく必要もあろうかと思いますが、なかなかそういった規制があって大変ということはよ
くわかっておりますが、事故のないような、安全対策というのは必要かなということを思います。
今、部長からもちょっと答弁がありましたが、2つ目には、先ほど言いました県道ですね。為真
二日町線、また高校線、白鳥中学校に向います中学校線、こういったところが整備されまして、本
当、交通っていいますか、通行の安全性が高まってきておりまして、本当に周辺の方、私たちも白
鳥のほうに行くのに、便利な道路ということで、大変地域の人たちは喜んでみえることと思います。
この国道と県道剣大間見白鳥線と市道為真二日町線を結ぶ道路っていうのは、為真地内を通りま
すが、第2踏切、第4踏切、先ほどの第6踏切を通らないと、国道から県道、市道に渡ることがで
きませんし、こういった3本ありますけれども、道路、踏切がやはり狭く、安全確保がやっぱ地域
からも要望が強いところです。
交通量の増加といいますか、先ほど言いました国道から東側の中学、高校、合併記念公園に向か
う、そういったときの交通量の増加、また、冬場の先ほども言われました勾配があるということで、
冬場のそういった通行の安全対策ということがやはり必要だというふうに思います。
国道と県道、市道を結ぶ新たな道路について検討されているのか、先ほどの踏切の拡幅、警報機
との兼ね合いもあるわけですけれども、そしたら、新しくつくることによってどうなのかというこ
とを思いましたので、その辺検討されているのか、建設部長にお伺いいたします。
○議長(清水敏夫君) 建設部長 武藤五郎君。
○建設部長(武藤五郎君) ただいまの質問の156から今の高校線のほうへの道路計画がどうだとい
う御質問ですけれども、合併以前に白鳥町で平成10年に土地利用調整基本計画というのが策定して
みえまして、その中では、今高校線のところから、為真神社の北側の付近に取りつけるというよう
な、約300メーターぐらいの延長ですけれども、そういう計画がなされとるというのが部のほうで
も承知しておりますし、その資料も持っておりますけれども、今、議員が言われましたように、長
良川鉄道を挟んで東側につきましては、まちづくり交付金事業とか、いろんな事業で幹線道路は整
備されたということはわかりますけれども、そういう全体の中で、今議員が検討の路線としてどう
ですかと言われるとこにつきましては、やはり全体的から見ますと、今、その幹線道路的には、白
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鳥大橋がメインみたいな感じになっておりまして、そこから、今議員が言われます計画を国道へタ
ッチしますと、ある程度一周っていうか、バイパスっていうか、回れるということで、非常に効果
がある路線ではないかというふうには思っておりますけれども、ここの事業を進めるに当たりまし
ても、先ほどの今のこの計画より少し南側に今の大藪線ていうのが、踏切があって、その辺の道路
改良するには、この辺の整理も含める中で、考えていかないかんのではないかということは思って
おります。
それで、平成10年度に作成されましたそういう計画もございますので、今後、その辺の道路計画
に当たっては、そういうのも十分に反映させる中で、考えていきたいというふうに思っております
ので、お願いいたします。
(11番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 清水正照君。
○11番(清水正照君) 市長にお伺いをいたしたいなというふうに思っておりますが、今、建設部
長のほうから、いろんなそういったことを考慮しながら取り組んでいくというようなお話をいただ
きました。
この長良川鉄道を挟んだこの為真地内は、先ほども言いましたが、道路幅が狭くて、入り組んだ
道路状況だということと、今の踏切の安全対策をするにしても、やはり新たな道路を整備するにし
ても、いろんな規制とか、困難なことも多いというふうには思います。
先ほどお話ありました土地利用調整基本計画ですか。白鳥町時代につくられた、そういったもの
も考慮いただきながら、ここに住んでみえる方たち、また、そこを通られる方々が本当に安全で生
活、通行できるような、事故の起きないような周辺整備とあわせて今後、財政的に厳しいとは思い
ますが、新たな道路整備に向けて検討いただければと思いますが、市長、いかがでしょうか。
○議長(清水敏夫君) 市長 日置敏明君。
○市長(日置敏明君) お答えをいたしたいと思いますが、ただいま建設部長が答弁をいたしました
とおりでありまして、まちづくり交付金でいろいろと幹線になる道路を整備してまいりましたけれ
ども、御指摘のところが、非常に現状は道路が入り組んでいて複雑になっているわけでありまして、
白鳥のこの中心部の道路の骨格としては必要であり、かつまた有効な構想であるというふうに私も
思います。
ただ、なかなかそれではすぐというわけにはいかない点がございます。やるなら今でしょうとい
う言い方も最近はあるわけですけれども、なかなか財政的にも厳しい中でありますし、また、それ
をやっていくためには、いろんな協議も必要だろうというふうに思います。非常に、重要な道路の
整備の考え方であるということをしっかり受け止めて、今後、検討をしてまいりたいというふうに
思います。
-59-
(11番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 清水正照君。
○11番(清水正照君) ありがとうございました。
やるなら今でしょうとは、なかなか言えないということですし、こちら側もそういったあれはな
いんですけれども、全体像の中で、必要なところであるという認識を持っていただく中で、整備に
向かって取り組んでいただければということを思いますので、十分、配慮いただきたいということ
を思います。
これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(清水敏夫君) 以上で清水正照君の質問を終了いたします。
それでは、ここで暫時休憩をいたします。再開は11時00分を予定いたします。よろしくお願いし
ます。
(午前10時47分)
────────────────────────────────────────────
○議長(清水敏夫君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
(午前11時00分)
────────────────────────────────────────────
◇ 田 中 和 幸 君
○議長(清水敏夫君) 18番 田中和幸君の質問を許可いたします。
18番 田中和幸君。
○18番(田中和幸君) それでは、議長から質問の許可をいただきましたので、質問をさせていた
だきます。
最初に、断層のことですが、活断層上の建築ということで、郡上市には、断層が幾つかあります
が、今、テレビ、新聞で大変問題になっているのは、福井県の敦賀原子力発電所が活断層上の上で
あるかないかであります。
もう一つ、いつ起こってもおかしくないと言われる東南海地震であります。不幸にももしそれが
重なったとすれば、敦賀原子力発電所は一大事となり、郡上市は放射能が偏西風に乗ってまき散ら
されることはまず免れることができないと私は思います。
そのことについて、市長の発言は、もし大震災が起きたら、後から大きな波紋を起こすようなこ
ともありますので、つけ加えておきますが、このことについて、各地では、さまざまな意見が出て
いますが、郡上市は国に対してどのような考えを持っておられるのか。まず、このことについて、
市長にお尋ねをいたします。
○議長(清水敏夫君) 田中和幸君の質問に答弁を求めます。
-60-
市長 日置敏明君。
○市長(日置敏明君) お答えをいたしたいと思いますが、御指摘のように、郡上市から一番近い原
子力発電所は、福井県の敦賀原発でございます。敦賀原発から郡上市の一番近いところで、白鳥町
あたりのところがちょうど区域が一番円を描くと、そこへなるわけですけれども、概して郡上市は
敦賀原発からしますと、およそ80キロの位置にあるわけでございます。
福島第一原発級の事故が起きて、放射性物質が放出をされたとした場合に、岐阜県全体としてど
ういう影響があるかということは、非常に大きな関心事でございまして、このことにつきましては、
国あるいは岐阜県でいろんなそのときそのときの気象条件というものを考えて、シミュレーション
ということをやっております。国のそういうシミュレーションにさらに加えて、岐阜県が補完的に
行ったシミュレーションによりますと、試験的なそういう計算でございますが、それによりますと、
岐阜県のそのシミュレーションは、平成22年あたりの1年間の気候をずっとそれを見て、岐阜県に
関係のありそうな、可能性のある10ほどのケースを選んで計算をいたしておりますが、その10ケー
スの中で郡上市にそういう放射性物質が80キロほどの距離があるわけですけれども、到達をする可
能性があるというふうに計算がされたケースが10ケースのうちの1ケースございました。当然、西
風があって、そして、それから、当然、放射性物質はずっと空を飛んできますので、特に、郡上市
あたりでその気候の条件によりますと、相当程度雨は降ったということの前提のもとに、そういう
物質が郡上市の地域に沈下するといいますかね、沈降するという前提のもとで計算をしますと、一
定の濃度の放射性物質というものが沈降をして、沈んで、この地上へおり立って、そういうものが
郡上市の市民の生活というものに対して、一定の影響を及ぼす濃度になるであろうというような計
算が出ております。
そういうことからいたしますと、その度合いにもよりますけれども、一定期間に、例えば避難を
するといったような措置が必要な場合があるということであろうかと思います。御指摘のように、
そういうシミュレーションも出ておりますので、郡上市としては、まず、やるべきことは、原子力
発電所の異常事態というものが起きたら、それをきちっと速やかに迅速にその情報というものを伝
えていただくということが必要であろうかというふうに思っております。
このことにつきましては、既に、国、県において、いろんな情報の連絡体制が整備されておりま
すし、県のほうから、県内の市町村に対してもいろんな協議がなされておりまして、岐阜県におき
ましては、そういう原子力発電所との協定において異常事態が起きたときには、速やかに県に通知
がありますし、連絡がありますし、県のほうで、またそのときそのときのケースに応じて関係の市
町村に連絡があるという形になっておるわけでございます。
郡上市として、国に対してどんなことを考えているかと、こういう御質問でございますが、した
がいまして、こういう国、県合わせてそうでございますが、異常事態等があったときには、確実に
-61-
速やかな連絡体制というもの、これをより一層確実なものにしてもらいたいというふうに思います
し、そうしたその影響というものは、そのときそのときの気象によりますので、そうしたやはり情
報も速やかに提供していただいて、どういう方面に影響があるのかという情報の提供が必須である
というふうに思っております。
また、国に対して現在御承知のように、原子力規制委員会等で検討されておりますけれども、い
ろいろと先ほど御指摘がありましたように、敦賀原発の2号機には真下に活断層があるというふう
に、それは活断層であるという原子力規制委員会はそういう認定をしたわけでございますので、そ
ういうこれは科学の力というものを可能な限り使って、でき得る限りのその判断という、最高のや
はり判断をしてもらいたいというふうに思っておる次第でございます。
国において、今後、今いろいろと再稼働であるとか、あるいはそうした活断層が真下にあるよう
なものについての、あるいは場合によっては廃炉というような問題がいろいろ議論されております
が、安全第一ということを考えて国にはしっかりした判断と対応をしてもらいたいということを考
えております。
(18番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 田中和幸君。
○18番(田中和幸君) それでは、次に、郡上市には、御母衣ダム断層系、それに石川県から白鳥
に来る手取断層、それに八幡断層、阿寺断層も明宝に一部かかっているようですが、断層がどれぐ
らいあるのか、把握されているのかを質問いたします。お願いします。
○議長(清水敏夫君) 総務部長 服部正光君。
○総務部長(服部正光君) ただいまの断層がどれぐらいあるのかということでございます。
まず、市内で大きく分けて長良川上流断層帯と高山・大原断層帯という大きな2つのものがござ
います。その長良川上流断層帯の中には、白鳥地域の二日町断層、また、那留断層、大野断層、ま
た、白鳥から大和、八幡地域にかかる八幡断層がございます。
また、高山・大原断層帯としては、明宝の奥住断層というものがございます。また、そのほかに
郡上市に影響が最も大きいと思われる付近の断層としては、阿寺断層帯があるということでござい
ます。
この断層の中で、地震の予想の中でマグニチュードと30年以内の確率については、高山・大原断
層の高山断層帯においては、マグニチュード7.6程度と。また、発生確率が0.7%、また、阿寺断層
帯の北部においては、最大のマグニチュードが6.9程度と。発生確率においては6から11%という
ことでございます。
長良川上流断層帯においては、最大マグニチュードが7.3程度でございますが、発生確率として
は不明でございます。
-62-
このようなことで、今、現在郡上市としては、発生確率が最も高い阿寺断層帯の地震想定をもと
にして食料品の備蓄を23年度から3カ年計画で行っておるということでございます。
また、今後も国、県の地震災害被害調査等の結果を注視しながら、災害時の対応の準備を進めて
いきたいと思っています。
(18番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 田中和幸君。
○18番(田中和幸君) それでは、次の質問にいきますが、建築について、徳島県は断層上の建築
を規制する条例の施行を受けて、規制対象の区域案を公表され、区域内では事業者に活断層の位置
の調査を求めるほか、活断層の真上での新築、建てかえは避けることも義務づけるとあります。
徳島県によると、活断層上での建築規制を盛り込んだ条例は都道府県では初めてで、断層調査費
用は事業者が負担で、通常50万円程度かかるとしております。区域内では、学校や病院、オフィス、
商業施設、ホテル、マンションなど、多数の人が利用する一定規模以上の建物のほか、危険物の貯
蔵施設の新築、建てかえが規制され、ことし4月1日に施行されましたとあります。
全国で先駆けているのは、徳島県だけですが、いずれは東南海大震災が予想されている今日、国
からも規制の網がかかってくることは間違いないと想定をしますが、災害に備えての準備は早過ぎ
ることはありません。
特に、八幡断層は、白鳥、大和、八幡を縦断しております。これに対する規制の準備は考えてお
られるでしょうか、質問をいたします。あったら具体的な説明をお願いします。なければ、今後の
方針はどうかということ、以上を質問いたします。
○議長(清水敏夫君) 建設部長 武藤五郎君。
○建設部長(武藤五郎君) 今の田中議員の断層上での規制についてでございますけれども、今、言
われました徳島県でございますけれども、徳島県におきましては、徳島県南海トラフ巨大地震等に
かかわる震災に強い社会づくり条例ということで制定をしてみえます。この中では、先ほど言われ
ましたように、区域が設定されておりまして、多数の人が利用する、先ほど言われたような施設
等々が入るわけですけれども、その中で区域内に設置しようという方については、申請者のほうで
その調査をし、知事と協議をするということが義務づけられておる条例ではございますけれども、
郡上市におきましても、先ほど総務部長のほうから話がありましたように、幾つかの断層はござい
ますけれども、現在、市ではその断層上での建築規制の予定はしておりませんし、県のほうにもい
ろいろお聞きしたところ、現在のところは、そういったようなことは考えていないということでご
ざいました。
他市におきましても、そういったところは今現在取り組んではおりませんといったようなところ
です。
-63-
それで、将来的には、今、議員さんが言われましたように、規制等も予想はされる中でございま
すけれども、今後、県の御意見、また他市の状況等を十分情報も注意しながら考えていきたいとい
うふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
(18番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 田中和幸君。
○18番(田中和幸君) これは、いつ起きるかわからないようなことを心配し過ぎではないかと思
われるかもしれませんが、最近の日本列島では、各地で頻繁に地震が起こっております。それにテ
レビ、新聞などでも毎日のように東南海大地震や活断層のことなど報道されて、一面では国民に共
感を感じさせるような場面もありますが、しかし、いま一度、郡上の地域として少しでも心の安堵
感を与えるような政策を考え、大地震が起きたときを想定して、それなりの準備を重ねていく必要
に迫られているものと思います。「備えあれば憂いなし」ということわざがあるとおりでございま
す。
それでは、次の質問に入ります。
地籍調査について質問をいたします。必要重点地域を優先順位にということを思いますが、私は、
このことについて、以前にも申し上げたことがあります。住民に比較的関係のない奥山から地籍調
査をしても、予算が市政や住民に直接反映されることは余りないと思います。もっともっと市街に
近いところで、早急に地籍調査をしなければならないところがあります。
特に、東海北陸自動車道の沿線については、当時、道路公団が用地買収をしたときに、実測で買
収をしております。したがって、残地については、面積が登記面積の何倍もあるところもあれば、
また、その反対に少ないところもあります。
特に、東海北陸自動車道沿線で市街地に近いところは非常に地価の高いところがあります。
質問として、なぜ東海北陸自動車を基準に地籍調査ができないのかを質問いたします。お願いし
ます。
○議長(清水敏夫君) 建設部長 武藤五郎君。
○建設部長(武藤五郎君) 地籍調査の件でございますけれども、まずちょっと最初に郡上市の地籍
調査の状況でございますけれども、国有林を除いた対象面積としましては1,007.69平方キロが対象
でございます。整備につきましては36.21キロ平方が済んでおりまして、整備率としましては3.6と
いうまだまだ低い状況でございます。
今の御質問の件でもう少し市街地高速道路沿いから進められないかというお話ですけれども、現
在、地籍調査については、おおむね小字単位で地区の同意をいただく中で実施しておりまして、
1地区当たり5年ぐらいをめどに目標で進めております。それで、現在24年度末で14地区を実施中
でございますけれども、郡上市に合併になってからは6地区を進めております。
-64-
それで、その6地区ですけれども、ここを進めておる理由としましては、高鷲地域でございます
けれども、ここで合併してから6地区を今進めておりますけれども、ここでこの地区におきまして、
以前県営の農政サイドでやまびこロードという道路を整備していただきました。その中で、やはり
公図混乱地区が非常に多く、現在もまだ未登記状況でありまして、県道のほうへ引き取っていただ
けないといったようなこともございまして、そういった点も早急に図る必要があるということで現
在進めておりますし、特に、山につきましては、山に入られる精通した方が非常に年々少なくなっ
ていってしまうというようなこともございますし、そういった点からでもそういった理由で進めて
おります。
今の市街地等の方へも進めていくことは十分必要かと思っておりますけれども、現在、市としま
しては、そういった公図上の混乱地区を重点にやはり実施しながら、現在進めておるのを早期に完
成するという方向で考えておりますので、よろしくお願いします。
(18番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 田中和幸君。
○18番(田中和幸君) それでは、次の質問ですが、地価の高いところでは、土地の面積が登記面
積より多い、少ないによって固定資産税がかなり変わってきます。そのために、固定資産税の不公
平を是正するための措置はとってあるのか、それともそのままなのか、そのことについてを質問い
たします。
○議長(清水敏夫君) 総務部長 服部正光君。
○総務部長(服部正光君) ただいまの固定資産税の不公平を是正するための措置ということでござ
いますが、まず、土地の課税台帳の登録事項においては、地方税法第381条に規定されてございま
す。ここでは、所在地番地、地籍、登記名義人とか、住所、氏名等々が記載するようにということ
になってございます。
また、地籍の認定については、総務省の告示の固定資産評価基準に規定がございます。ここでは、
登記のある土地については、登記面積と、登記簿の面積、登記のない土地については、現況面積と
いうことでございます。
特に、御質問の地籍については、実測しなければ登記簿面積との整合性の判断はできないです。
それとまた、適正評価のために、市内の土地全筆について実測を行うことは、非常に時間的にも
技術的にも困難を伴うものでございます。
それとまた、一部の土地だけを実測結果を用いて課税することにおいては、税負担の不均等をも
たらすということ。このようなことによって課税面積は、登記面積によることになっているという
ことでございます。
それで、主として、措置としましては、所有者による実測の地籍公正の登記をお願いしていると。
-65-
また、平成17年以降においては、不動産登記法の改正によって、土地の分筆時に当該筆の登記面積
と実測面積の誤差が一定範囲を超えるものについては、地籍公正登記を行われなければならないと
いうことで、今、その辺の是正をしつつあるということでございます。
(18番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 田中和幸君。
○18番(田中和幸君) 地籍調査とは、100年かかっても終わるものではないということを言われ
ておりますが、日本全国でどこの市町村でも行っていることで、他の市町村では、国道や鉄道を起
点に地籍調査を行っているところもあると伺っております。
今、郡上市で、山奥から地籍調査を始めても、地籍調査の効果が一向に見えてきません。たとえ
面積は小さくても効果のあらわれるところから始めるべきではないかということを思います。それ
だけつけ加えまして次の質問に入ります。
消防団のことですが、緊急出動について、去る5月9日に、白鳥町で火災が発生しました。最近
は、非常に火災が市内でも多発しております。私は、そのときに地元におりませんでしたので、早
速帰ってきましたが、現場付近の人たちの話によりますと、一斉に消防車が来るのが遅い。火事だ
と消防署に通報してから相当の時間がたっていると言われ、相当の時間とはどれぐらいかわかりま
せんが、遅いと言ってもだんだんありますが、すぐ近くに消防車の倉庫もあったのだから、それま
ではないにしても現場に消防車が駆けつけたのが確かに遅かったようで、もっと早く消防車が来れ
ば、被害も少なかったのにと言われまして、私も返答に戸惑った次第です。
ここで消防活動の今後の教訓のためにも、実情はどうであったかを明確にしていただきたいと思
います。
まず、通報が何時にあったか。出動命令が何時か。消防車が現場に到着したのは何時くらいか。
また、消防車は、何台出動したのか。また、近くに防火水槽はあったのか。それに、消火栓の使用
状況は、そのとき消防長はどこにおられたか。また、現場を確認されたか。
以上を明確に報告をしていただきたいと思います。質問いたします。
○議長(清水敏夫君) 消防長 川島和美君。
○消防長(川島和美君) それでは、5月9日に白鳥町で発生をしました出動状況等についてお答え
をさせていただきます。
まず、119番通報があった、これ覚知時間と言いますけども、この時間は22時10分です。北消防
署に指令を出した時間ですが、これが22時15分です。したがいまして、覚知から北署へ指令を出し
た時間は4分51秒です。この通報は携帯電話からのものであったんですが、通常、発信位置がわか
るGPS機能つきの携帯電話の119番通報では、おおむね覚知から約2分前半で各署所に出動指令
を出しております。
-66-
今回の第一通報者の方は、地元の人でなくて、地理に不案内で、かつ携帯電話で現場から約900
メートルほど離れたところから通報されてみえました。といったようなことで、ちょっと発生場所
の特定に時間を要しました。
ちなみに一般の住宅についている電話ですね。これ固定電話と言っておりますけど、この固定電
話からの通報では、各署所に指令を出すまでの時間は約1分前半で指令を出しております。
参考までに、今回の火災に限らず、消防車とか救急車を待ってみえる市民の方は、いつも来るの
が遅いというふうに思われますし、そういうふうに言われますけれども、広島県にあります福山大
学心理学科の松田文子教授によりますと、実際の経過時間が10分であっても、心で感じる時間は心
理的な状況によって変わりますと。その人固有の生理的時間が早く、興奮し、注意を集中している
ときに、多くの物事が起きたとき、時間を長く感じて10分が15分にも20分にも感じるというふうに
言われております。
それから、出動時間のほうですけど、これは22時17分で、北署へ指令を出してから消防車が車庫
を出るまでの時間、これは1分44秒です。
次に、現場到着時間ですが、22時21分です。出場をしてから現場到着するまでの時間は3分51秒
です。
消防団のほうは、北消防署の消火隊が到着した後、二、三分後に到着しております。
それから、放水開始時間、これは22時23分です。現場到着をしてから現場を、確認をして、放水
場所を決めて、ホースを延長して放水を開始するまでの時間は1分59秒ということになります。消
防団の放水開始時間は22時30分です。
それから、ほかへの延焼危険がなくなった、これ鎮圧時間と言っておりますけれども、これは23
時ちょうどです。119番の覚知から鎮圧までの時間は50分です。
それから、鎮火時間と言っておりますけど、再燃の危険がなくなった時間ですが、これが23時28
分で、覚知から鎮火までに要した時間は、トータル78分ということになります。
それから、出動車両ですが、消防本部は5台、17名です。消防団のほうは12台、140名の出動を
していただきました。
それから、水利の状況ですが、半径200メートル以内に消火栓が4カ所ありますし、半径400メー
トル以内に防火水槽が2カ所あります。それから、被災した建物の敷地の前には、用水路が流れて
おります。
結局、使用した水利のほうは、消防署が消火栓を1カ所使用しました。それから、消防団のほう
は、全て用水路を使用して消火活動を行いました。
それから、私の動向ですが、火災発生時は自宅におりました。これはメールで確認をしまして、
すぐに消防本部のほうへ出向きまして、指令課で状況を確認し、その後に火災現場のほうへ行きま
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して、出火建物を確認しております。
以上です。
(18番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 田中和幸君。
○18番(田中和幸君) それでは、次の質問に入りますが、次に防火水槽について、私は昨年の
3月に質問をしておりますが、そのときの答弁で、八幡は吉田川が町の中央を流れているので、水
系は非常によいと言われましたが、その後、地図で八幡町内をちょっとはかってみました。
消防車が1台で登載しているホースの範囲内で届かない場所が広範囲にわたってあります。した
がって、防火水槽をそういうところにもっと何カ所かつくるべきです。これは八幡だけでなく、郡
上市全体においてつくるべきだと思いますが、24年度で防火水槽を新設したところがありましたら
場所、件数などを示していただきたいと思います。
また、消火栓の配置については、どうかということです。今後の消火方針について、また、どう
かということもあわせて質問いたします。お願いします。
○議長(清水敏夫君) 消防長 川島和美君。
○消防長(川島和美君) まず、平成24年度の防火水槽の設置件数ですが、八幡が2カ所、大和が
1カ所、美並が1カ所、和良1カ所ということで、計5カ所に40立米の耐震防火水槽を設置してお
ります。
それから、平成17年から24年までの8年間ですが、37カ所に防火水槽を設置しております。25年
度は、5カ所に防火水槽の設置を予定しております。
次に、現在の市内の防火水槽の数ですけど、全部で760カ所、うち白鳥町には144カ所です。消火
栓については、全部で3,545カ所、うち白鳥については776カ所を設置しております。
市内の消防水利の充足率ですが、これは現在76.5%です。県の平均は63.2%です。この充足率の
求め方なんですが、家のない田んぼとか畑も含めた地域全体の面積をもとに算出しておりますので、
建物のあるところだけを見れば、設置充足率は90%以上となります。
それから、消火栓は消防水利の基準に基づき半径60メートルを基準にして配置をしております。
それから、防火水槽については、自然水利への進入路がなかったり、それから、水量が乏しい地
域を優先して設置しているところです。今後も計画的に設置をしていきます。
次に、八幡町市街地と吉田川の関係でありますが、消防団車両のホース、平均の積載本数なんで
すが、可搬ポンプ積載車は10本、それから、消防ポンプ自動車は15本を積載しております。
それで、八幡市街地の吉田川から東側の山までの直線距離なんですが、これは新町を通るライン
で、おおむね320メートルほどあります。この距離は、車両、消防団の車両2台分でホースが届く
状況ですので、中継送水等で対応をしていきます。
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最後に、今後の消火方針ということですけど、今までどおり、消防本部は火点直近を原則としま
す。最短位置にあります水利へ部署するか、または、消防団のほうへ補水をお願いしていきます。
また、消防団のほうは、消火栓というのは、水量の容量に限りがありますので、努めて自然水利、
または、防火水槽への部署を優先していただきます。
以上です。
(18番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 田中和幸君。
○18番(田中和幸君) 今、ホースの届かないところは、2台で中継してということを言われまし
たが、やはり中継をするということは時間もかかりますし、即届けるような体制をとってほしいと
思います。
一旦火災が発生すると、その付近の住民は、とにかく消防車が早く来てくれないかと思う気持ち
は、本当にもう1分待つのが、5分も10分もかかったようないら立ちを思うものです。
しかし、今後のあってはならない火災がもしも発生したときは、当たり前のこととはいえ、的確
な判断の上に敏速な出動ができるように心がけていただくことをまず念ずるものであります。
もう時間がなくなりましたので、中国木材のことについて一応質問をするようにお願いしており
ましたけれども、これは木材の搬入をする組合についてということで質問をする予定でしたが、次
に質問される議員と内容が同じようなこともありましたので、そちらのほうで回答をしていただき
たいと思います。
もう時間が来ましたので、以上で私の質問を終わります。
○議長(清水敏夫君) 以上で田中和幸君の質問を終了いたします。
昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時を予定いたします。
(午前11時39分)
────────────────────────────────────────────
○議長(清水敏夫君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
(午後 1時00分)
────────────────────────────────────────────
◇ 森
喜 人 君
○議長(清水敏夫君) 3番 森喜人君の質問を許可いたします。
3番 森喜人君。
○3番(森 喜人君) それでは、議長から発言の許可を得ましたので、一般質問をさせていただき
たいと思います。
きょうは、3点ということで、よろしくお願いをしたいと思います。
-69-
まず、先回の議会で質問ができなかった内容なんですが、雇用問題ということでございます。こ
のことにつきましては、内容としてはブラック企業という中身なんですけれども、このものが郡上
市にこういったものがあるのかどうかというようなことから、郡上市の対応、対策といいますか、
そうしたことも含めてお答えをいただきたいなと思っています。
今、かつては、かつてって、今もそうなんですが、労働組合がかなり強いころは、働いている人
たちの考え方、また、主張を労働組合がまとめて資本家のほうに発言をしておりましたけれども、
今、最近は労働組合の組織率もかなり低下をいたしております。
実は、私の友達に、労働組合の幹部がおりましたけれども、かつて亡くなってしまいましたが、
彼は本当に全国を行脚しながら、組合の組織を強化していたわけであります。
私は、その彼と話をしながら、労働組合は何であるのかというようなことも話しながら、資本家
があって労働組合があるんだと、会社があって労働組合があるんだっていう話もしたことあるんで
すけれども、しかし今、そうした労働組合の組織率が下がってまいりましたが、この二千四年、五
年、小泉構造内閣によりまして、かなり労働の状況が変わってまいりました。
今は、非正規雇用、そして正規雇用というふうに分かれて、この2層でもかなりの格差がありま
す。非正規雇用っていうのは、もうずっとバイトのような仕事でありまして、なかなか保険にも入
れてもらえないとか、非常に低賃金のこの人たち、そうした層と、それから、正規雇用という形で
あるわけでありますが、このブラック企業っていうのは、正規雇用に入る人たちの話であります。
大企業にいたしましても、今、大学生とか高校生とか、本当にバランスシートでネットで実は入社
をしていくわけでありますが、100ないし200ぐらいの企業を受けるわけでありますけれども、顔の
見えないその資格試験といいますか、入社試験でありますけれども、そういう中で優秀な子たちは、
何とかそういう優秀な企業に、大企業に入っていくわけであります。
しかし、そうした大企業に入っていきましても、その企業に合わない子たちもたくさんおりまし
て、そうした子たちが、2年、3年するうちにふるい落とされていくわけですね。もうそれまでは
非常に優秀な子たちだったんですけれども、企業に入った途端に、その企業の方針に合わないとい
うことで、知らず知らずのうちに首をしめられて、そしてやめていかざるを得なくなっていく。そ
のころには、そういった人たちは廃人になってしまうわけであります。そして、次に、この企業に
勤めようと思っても、なかなか勤められないというふうになってしまう。
これがブラック企業の象徴といいますか、そういうふうになっていくわけですが、郡上にはそう
した大きな企業はありませんけれども、しかし、そうした若い子たちが勤める中で、そうした雇用
状況の中で、やっぱり勤めていてもなかなかうまくいかない中で、非常に厳しい状況があるんじゃ
ないかなというふうに思っております。
そうしたことが、郡上市にあるのかどうかということをお聞きしたいというふうに思います。よ
-70-
ろしくお願いします。
○議長(清水敏夫君) 森喜人君の質問に答弁を求めます。
市長 日置敏明君。
○市長(日置敏明君) お答えをいたしたいと思いますが、今、ブラック企業ということをおっしゃ
いました。私も今回、前回の御質問でこのブラック企業という言葉を森議員の御質問の中で初めて
意識をしたわけでございますが、厳密な定義があるわけではないようでございますけれども、いわ
ば言ってみれば労働基準法とか、そうしたものを著しく逸脱をしたような形で、就職を推奨はでき
ない。あるいは、既にそういった企業に就職しておられるならば、できるだけそういった企業から
早く離職をすべきことを推奨するような企業というふうにどうも定義づけられておるようでござい
ますが、そういった企業が郡上市内にあるかどうかという御質問については、郡上市としては、そ
のような企業があるということの認知はしておりません。
これは、立場によってもいろいろあろうかと思いますので、例えば、郡上市内においても、先ほ
ど御指摘がありましたように、正規とか非正規とかっていう、こういう厳しい状況もございますし、
あるいは先日も郡上市の雇用促進協議会があったんですけれども、最近の若い方々の中で、やはり
せっかく就職をしたんだけども、割と短期間にやめてしまわれるという方もいらっしゃると、こう
いう話もございましたが、これはまた、どういう原因でおやめになったかというようなこともいろ
いろあると思いますので、重ねて申し上げますが、私ども郡上市として、郡上市にそういう意味で
著しくそういう何か就業者を不当に扱ってるという企業があるということを市の段階としては、認
知をいたしておりません。
(3番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 森喜人君。
○3番(森 喜人君) 確かにそういうふうにしかお答えできないだろうと思います。
そして、私は、このことをとやかく言うといいますか、じゃなくて、いかにして教育を充実して
いくのかということが重要だというふうに思っております。
先ほどもお話がありましたけれども、新しい新規で入られた人たちに対しては、しっかりとした
新規の新人の教育をされるということを今年度から取り組まれるということで、非常にいいことだ
と思いますが、私は、ずっと見ておりますと、新人ではなくて、やっぱり中堅の人たちにおいても、
また、社長とか、そういう幹部の方々におきましても、やはり教育というのは、いつまでも必要だ
というふうに思いますので、そうしたことを意識して、ぜひ商工会であるとか、その商工観光部と
ぜひいろんなことを検討していただいて、各この郡上の企業に対して提案をされるとか、そうした
ことをどんどん進めていっていただきたいなということだけお話をさせていただきたいと思います。
よろしくお願いします。
-71-
2つ目に入っていきたいと思いますが、今度は、郡上林業の将来についてということでございま
す。
これは、中国木材の誘致ということによって非常に明るいものができてきたんではないかなと。
ここに来てようやく林業の将来を語れる、そういうときに来たのかなというふうに思っております
けれども、ただ、私は、林業に携わっているわけでもありませんし、本当に素人でございます。そ
うした意味では、林業関係者の皆様方には、ちょっと僣越でございますけれども、この質問をさせ
ていただきたいということでお許しをいただきたいというふうに思っております。
農業につきましては、最近TPPの問題がありますので、非常に注目もされておりますが、林業
におきましては、なかなか話題にも上がらないというようなことでございまして、ここに来てよう
やくそういう話ができるわけでございます。
この中国木材につきましては、日置市長の最初の企業誘致ということだと思います。そして、郡
上に最も必要な事業であるということでもあろうかというふうに思います。
そして、この中身といいますか、この期待と不安が非常にいっぱいだというふうに思うんですね。
私は、この郡上林業が成功すれば、まさに全国へ普及をしていくといいますか、一つの一点突破と
なって、モデル地域となってどんどん日本に、日本国中に広げていけるんではないかなというふう
に思っているわけであります。まさに日本林業の最先端をこれから郡上市は歩もうとしてるんだな
ということは思うわけでありますが、しかし、この中国木材という会社は、まさに日本ナンバーワ
ンの製材工業であります。100万立米を超える材を扱っているわけでありまして、唯一、欧米巨大
木材産業に匹敵する、そういう会社なわけであります。そうした会社が郡上市に来るということは、
とんでもないことであります。
そして、このアメリカのウェアーハウザーという、これは複合林産企業だそうですが、アメリカ
のウェアーハウザー社と結びつきまして、そして、この外材を輸入し続けてきたと。厳しいこの林
業の時代にもまさにそうしたアメリカと結びついてやってこられたこの会社でありますが、果たし
てどれだけ太刀打ちできるのかなという不安もあるわけであります。そうした不安がありまして、
とりあえずこの中国木材の誘致の経緯と、それから、現状について市長からお聞きしたいと思いま
す。
○議長(清水敏夫君) 市長 日置敏明君。
○市長(日置敏明君) 中国木材の関連の製材工場の誘致につきましての御質問でありますけれども、
経緯を申し上げますと、平成24年、年が明けてからだったと思います。年度で言いますと23年度末
であったと思いますけれども、県の林政部のほうからこの広島県呉市に本拠を置く中国木材株式会
社が、いわゆる国産材の製材という分野に今後進出をするということで、この中部圏内にどこか製
材工場の適地というものを探していると。そして、郡上の持っている大変な森林資源というような
-72-
ものもあって、この郡上市も一つの候補地であると。郡上市はどう考えるかと、こういうお話がご
ざいました。
そういうことで、私どもとしては、戦後営々として築いてまいりました郡上の森林資源というも
のを有効に活用して、やはり林産業、こういうものを発展させることができ得るならば、これはい
いお話ではないかということで、県の林政部ともいろいろ相談をしてまいりました。
必ずしも郡上市1カ所に絞っていたわけではないようでございまして、中国木材さんのほうは、
いろんなところの可能性というのも御検討をされたようでございますが、最終的には郡上市という
方向にだんだん双方まとまりまして、私も平成24年の12月だったかと思いますが、先ほど申し上げ
ました広島県呉市の本社へ伺いまして、先方の社長さんにもお会いしましたし、先ほどお話がござ
いました、専用岸壁と専用の木材輸送船を持って大変な規模の製材をやっている呉市の製材工場も
現地を見てまいりました。
そして、社長さんともいろいろお話をして、郡上市の林業のためにも向こうもぜひ役に立ちたい
と、こういうようなお話でございますので、平成25年のことしになってでございますが、1月23日
に双方でいわば協定を結んで、今今日に至っていると、こういうことでございます。
その後の進捗状況でございますけれども、今この郡上市への進出は、中国木材という会社が即進
出をその事業主体となって進出をするわけではなくて、中国木材関連の子会社のようなものをおつ
くりになって、そことそれから、岐阜県内の例えば県信連であるとか、郡上森林組合であるとかと
いった、この地元の事業体と事業協同組合というものを設立して、そして、現在予定されている白
鳥町のほうへ製材工場を整備していくと、こういうものでございまして、今のところいろいろと準
備を進めておりますが、おおむねその事業主体となるべき事業協同組合を8月末までには設立をし
たいということで、今準備が進んでおりますし、今用地の最終的な手当等も進行中でございますし、
当然、現在あるところを、拡張をしなければいけませんので、そうしたことの土地開発関係の手続
がおおむねことしの11月ぐらいまでには終えたいということでございまして、そういうことで、実
際の用地の造成をしたり、あるいはこれから建屋の整備とか、施設の配置とかという形になると思
いますけれども、協定を締結した当時は来年26年の秋ごろというふうに私は聞かされておりました
が、今のとこは若干おくれ目の感じで、26年の年内ぐらいまでにそうした現場での製材工場の整備
ができて、明けて27年の1月ぐらいから、いわば試験的なあれも含めて試験操業の開始ができるの
ではないかというふうに今お聞きをいたしているところでございます。
(3番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 森喜人君。
○3番(森 喜人君) 考えれば考えるほど、私は今の話はありがたい話なんですが、課題がかなり
多いなということを実は勉強すればするほど感じさせていただいております。
-73-
今の通告の中では、日本の林業と、それから、ほかの国の林業との違いということで上げさせて
いただきましたけれども、日本林業の歴史というのは、本当に戦後ずっと木を切り尽くしてしまい
まして、それであとは外材に頼ってきたわけでありますが、その当時は、かなり材価も高くて、そ
れから、安い賃金で、本当に経営努力もしないまま、この林業というのが、日本の林業というのが
成立してしまったわけでありますが、そこに不幸があって、いまだに日本の林業っていうのは、そ
んなに形が、形態が変わっていないといいますか、言ってみれば努力不足といいますか、そういっ
た状況が続いているというふうに本を読むと書いてあります。
そうした木材伐採のルールとか、そうしたこともかなり不十分、あいまいでありますし、それか
ら、林、木を持っている、山を持っている、そうした方々へのサポートシステムもないと。そして、
木材生産や林業整備に不可欠な路網ですね、作業道もないと。そして、不十分であると。それから、
境界線なんかも、かなりこれ不明確なままであります。
そうした状況が、いまだに、戦後いまだに今までずっと続いている中で、どんどんどんどん日本
の林業は、衰退の一途をたどってきたわけでありますけれども、ここに来て、果たしてこのいわゆ
る他国といいますと、ヨーロッパ、欧米ですね。欧米の国々の林業に果たして50年、60年おくれて
しまったこの日本林業が果たして追いつくことができるんだろうかということが非常に不安になっ
てくるわけであります。
戦後1,000万ヘクタールの拡大造林をずっと続けてまいりましたけれども、これを保育というこ
とですね。ずっと育ててきたわけでありますが、今まさに50年ぐらいたって、伐期を迎えて、そし
て、チャンスが来ているんだということなんですけれども、しかし今、1960年ごろは9割が、日本
自給率は9割が自分の国でやってたんですが、現在は2割の自給率であると。それから、林業就業
人口も4万8,000人程度。そして、平均年齢が50歳以上、65歳以上が3割ということでございます。
ドイツですね、ヨーロッパのドイツなんかは、この林業の就業人口は100万人ということで、こ
れはまさに他産業の中でもトップ、自動車産業であるとか、IT産業、全て産業ありますが、その
中で実は、この木材産業は、トップだという状況なんですね。
そんな中で、果たして日本はどういうふうにやっていくのかということなんですが、ヨーロッパ
では、木材生産、それは、産業が活発で、森林の多面的機能の発揮に熱心であると。それから、所
有形態や地形、賃金コスト、こういったものは日本に近いところがあるんだということなんですが、
非常に材を高度加工する作業も盛んであったり、それから、森林の管理、それから、理論、技術も
高度化して、非常に科学的なデータがあって、着実に森林を守り、そして、育ててきているという
状況であります。
例えば、皆抜ですね。皆抜、かつて農林部長にも聞いたんですが、皆抜も一つの方法だというこ
とだったんですけれども、皆抜というのは、生きている木を根こそぎ伐採をしていくわけですあり
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ますけれども、これは九州で大きな問題になったわけであります。
皆抜というのは、これは先進国では、森林法によって許されていないというふうに言われてます。
まさに違法伐採であって、これは、日本においては、法整備も不十分だというふうなことが言われ
ております。そうした、皆抜の問題も日本では全く解決もされていないということであります。
それから、林業機械ですね。林業機械なんかもヨーロッパは、ハーベストと言って、伐採とか造
林の造材のそういう切る機械、それから、フォワーダという運搬の機械とか、そうしたタイヤつき
の機械なんですけれども、日本の機械というのは、建設用キャタピラー駆動のそういう機械が使わ
れているということで、本当に林業については、全くこの日本の林業はおくれてしまっているとい
うような中で、果たしてこの欧米と比べて極めておくれてしまっている、この日本の林業という視
点をどのように思われるかということをまずお聞きしたいというように思います。よろしくお願い
します。
○議長(清水敏夫君) 市長 日置敏明君。
○市長(日置敏明君) 日本の林業の歴史というものを戦後から見ますと、今森議員がおっしゃった
ように、日本は戦災復興というようなことで、大量の住宅用の木材が必要とされたというような中
で大変な伐採が行われ、民有林だけでは、当然、足りなくて、官材の放出と。いわゆる国有林の放
出ですね。こういったことも行われ、そういう中で、非常な木材需要があるという中で外材の導入
というのが始まって、今度は外材のほうが非常に多くなってしまって、国産材というものの非常に
値段が下がるというような、あるいはシェアも落ちるというようなことになってきたわけでござい
ますけれども、ただ、日本の林業が歴史がないかというと、そうではなくて、徳川林政史とか、徳
川時代の林業あるいは明治になってからの金原明善とか、そういう人たちのやはり造林・林業思想
というものは非常に、やはりこれはこれで日本の林業として見るべきものがあるというふうに私は
思っています。
徳川時代はよく言われるように、ヒノキ1本首1つというくらい厳しい、まさに伐採制限などが
藩有林なんかでは行われたわけでございますし、そういう決して日本の林業も戦後見られるような
形だけではない時代もあったわけでありますけれども、今お話があったように、戦後はそういう経
路をたどったということだと思います。
ドイツの林業、森林林業とのお話がございました。この前、民主党政権の時代でございましたが、
森林林業再生プランというものがつくられて、その理論的主柱になられた梶山さんとおっしゃる富
士通総研の出身の方で、内閣審議官にもなられた、その方の「日本林業はよみがえる」という御本
がございますが、そういう中にドイツの林業の様子とか、ヨーロッパの林業の様子とか、いろいろ
書いてございますが、日本の林業と比べると、私は、違いは、1つは、一口に森林と言ってもヨー
ロッパの森林と日本の森林、特にドイツの森林と日本の森林なんかは、非常に違うというふうに思
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います。向こうは先ほどおっしゃったような機械なんかがかなり導入しやすい地形でもあるし、ま
た、その作業道、林道というようなもののヘクタール当たり敷かれている林業基盤と申しますか、
そういうものも日本と全然違うという中で、ドイツの林業なんかは、今日があるというふうに思い
ます。もちろん、そのドイツなんかの現在の現状を確立するためには、非常にやはり長いドイツ林
業の歴史があるというふうに思います。
そういう中で、果たして今回のまさに森林林業再生プランというのは、そうしたドイツやなんか
のヨーロッパの林業等をお手本としながら、10年後には国産材の供給率を50%以上にしようという
ようなことで今進められているということでございますが、なかなか難しい問題はいろいろあると
いうふうに私は思っています。なかなか机上でこうプランを立てたとおりにいくとは必ずしも限ら
ないということだと思いますが、今しかし戦後蓄積をしてきた日本の山林というものをやはり今度
は、戦後はそういうもう急激な木材需要というものの中で、ああいう事態が起こったわけですけれ
ども、100年、200年のやはり長期的な展望の中で、その日本の森林というものをやはり持続可能な
森林という形で持っていく必要があるというふうに思っております。
今回の中国木材関係のこの大きな製材工場の郡上市への導入ということについても、大きな製材
工場が来たと。それで、これまで営々として築いてきた郡上市の森林をもう片っ端から切って材木
にするというようなことではなくて、やはり長期的に見ながら、その資源の持続ということを考え、
あるいはまた環境面に及ぼす影響、そういったようなことも考えて、やはりこうした大きなインパ
クトを持つ製材工場に対して今度は戦後六十何年の経験を踏まえた賢い山づくりということが求め
られていると思いますし、それをやはり郡上の私ども行政もそうですが、森林の所有者もそうです
し、林業関係の人たちも、そこをみんなで手を組んで対応していかなければいけないというふうに
考えているところでございます。
(3番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 森喜人君。
○3番(森 喜人君) 次に、森林組合の立ち位置ということで、今ずっと市長お話されましたので、
私も梶山さんの本を読ませていただきましたので、それもかなり参考にさせていただいて質問して
います。
森林組合の中で、日吉町、京都府の日吉町森林組合っていうのが出てました。これがまさに日本
の森林組合の最先端をいってるんではないかなというふうに思っております。
1万ヘクタールですか。1万ヘクタールの中で、人工林が4,000ヘクタールと。その日吉町がで
すね。まさにこの郡上の大体20分の1ですかね。20分の1面積、それから、郡上の人工林が4万
9,458ヘクタールだそうですから、大体12分の1ですか。人工林の規模がですね。ですから、規模
はかなり小さいと言えば小さいわけですが、10年間でずっと間伐を、一巡をするというような計画
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をしっかり立ててやっておられるというところが実はあるわけであります。
郡上市の年間の成長率は27万立米だということなんですが、この成長率に応じた間伐ということ
も必要になってくるわけであります。
この日吉町森林組合の一番いいところは、将来の目標財形を念頭に、劣勢木を中心に行っている
と、間伐を行っていると。それから、合板用材に4割、パルプ用材に4割、それから、製材用材に
2割と。木を全部活用するということにしておられるわけでありまして、そして、この作業道のコ
ンセプトが、要するに所有者が容易に自分で山に登っていけるような、そういうことが一つのコン
セプトにしてあって、みんなで、所有者みんなが山へ上っていけるというようなことをスローガン
にしてやっておられるんだということであります。
それから、切り捨て間伐時代から、今はもう利用間伐になってますが、切り捨て間伐時代からこ
の境界をずっと確認して、それをしっかりとデータベース化をしてるというようなことであるとか、
それから、7割が民有林からの受託による間伐だと。基本的に公共事業がほとんどでありますし、
もちろん郡上の森林組合も民有林をやってないわけではありませんけれども、どうしても優先順位
が決まっていったりとか、それから、この作業道がないところまでいって、そして、やらなきゃい
けないとか、計画性が非常に乏しいわけであります。
そして、一定規模の施業地の森林所有者のこの施業集約をして、境界を確認して、そして、路網
の整備もずっとやってきたというふうに言われているわけであります。
郡上におきましても、私非常に森林組合の立場というのは、非常に重要だというふうに思います
けれども、もう一つ、国産の本格的な林業機械を初めて導入したと。日本第1号のフォワーダを導
入したという意味でもこの森林組合は先端をいっているということなんですが、この森林組合の立
ち位置というのが、非常に重要であるということ。
それから、4つ目にも書いてありますが、まさに民間のその企業、民間の組合といいますか、民
間の人たちが集まる施業の団体ですね。そうしたものとの関係、かかわり合いの中で、その施業を
進めていくということが非常に重要だと思うんですけれども、そこら辺のことをどのようにお考え
なのかということをちょっとお聞きしたいというふうに思います。
○議長(清水敏夫君) 市長 日置敏明君。
○市長(日置敏明君) 京都府の日吉町森林組合というのは、今、日吉町というのは、南丹市という
市に合併をしておりまして、京都市の北側にある町ですけども、まさに日吉町森林組合っていうの
は、森林組合としては全国区の有名な、超有名な森林組合で、その施業のすぐれているところは、
大変なものだというふうに私も認識しております。
湯浅さんという大変、これも超有名な参事さんがいらっしゃいまして、今、どういうお立場かち
ょっと存じませんが、郡上市へも実は来ていただきました。郡上の森林組合、あるいは、林業関係
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者がお呼びをして、日吉町の森林組合の取り組みというのを二、三年前だと思いますが、お聞きし
たことがございます。この中で、日吉町の森林組合は、非常にすぐれた取り組みをしておられるわ
けですが、今おっしゃったような機械の導入とか、いろんなことありますが、一番やはりキーポイ
ントになってることは、森林組合の皆さんが汗をかいて、これはどこでもそうだろうと思いますが、
ともすればやはり郡上でも大きな森林、山林をお持ちの方もいらっしゃいますが、非常に所有が細
かく区分されている山林を、やはり施業を、集約化をすると。ここにやはり汗をかいていただいて
いるということで、そういう中で、合理的なコストもある程度抑えられる施業ができているという
ことではないかというふうに思います。
これから郡上の森林組合も今そういう湯浅さんなんかもお呼びをして、そうした勉強もしておら
れて、いわゆる提案型の施業集約化というような形で森林所有者に対して提案をしながら、そうい
う施業を集約化していくというような御努力を私はされてるというふうに認識をしております。
その証左といたしまして、平成21年度あたりと23年度あたりと、郡上森林組合のいわゆる素材生
産量、こういったものも1年間に1万4,000立米ぐらいから2万1,000立米ぐらいにふえてきてると
いうふうに聞いておりますので、こうしたやはり線を、今後も努力をしていっていただきたいなと
いうふうに思っております。
もちろん郡上市内には、森林組合はもちろん直接作業班を持って林産事業をやっておりますけれ
ども、そのほかの民間の林業事業体が、これもまたいっぱいあるわけですから、そういうところと
やはり連携をしながら、あるいは、そういう組合員の施業の集約というようなものをしながら、そ
ういう民間事業体にもまたそういう実際の施業がやってもらえるような何か関係ができないかなと
いうふうに思っておりまして、この辺は、特に今回、中国木材関連のそういう製材工場が進出して
くるのを機に、郡上の素材生産、林産業というものをどういう体制で、どういうふうにそれぞれ役
割を果たしながら取り組んでいったらいいかということを、よく相談をしたいと。その辺を今年度
予算化した予算額としては、大したことないわけでありますが、そういう体制整備事業というよう
なものの中で、みんなで話し合っていきたいというふうに思います。
(3番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 森喜人君。
○3番(森 喜人君) それから、もうこの質問が最後ですが、環境を守りながら進める施業計画と
いうことで、新会社を、施業会社を、設立をされるということでありますけれども、この会社につ
きまして、いろんなところから聞かれるということなんですが、地元の小さな会社、地元で関係、
いろんなこの林業の仕事をしておられる方々、そうした方々をどうされるのか。この新会社にどう
組み入れていくのかということをお聞きしたいというふうに思いますし、それから、全森林所有者
に対する専門的なサポート体制の構築が急がれると思いますけれども、どこからどのように始めて
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いかれるのかということ、優先順位ですね。そうした戦略的取り組みについてお聞きをしたいとい
うふうに思います。
○議長(清水敏夫君) 市長 日置敏明君。
○市長(日置敏明君) ただいま申し上げましたように、郡上市内には、山の仕事、いわゆる山の仕
事というものにかかわっておられる方々は、ある程度の会社組織をつくっておられるところもあり
ますし、恐らく頼まれてあれでひとり親方のような形でごく少数の方でやっておられる方という方
もいらっしゃると思います。そういう方が今回のかなり大きなそういう原木需要というようなもの
にどういうふうにかかわっていただけるか。場合によったら、そういう、今までは個人的なそうい
うひとり親方のような形でやっておられた方々が、あるいは共同事業体をおつくりになるという道
もあるだろうというふうに思いますし、そういうことで、いろんな取り組みをこれから御相談の上、
展開をしていっていただければいいというふうに思います。その辺について、私どもの農林水産部
のほうも十分相談に乗りたいと思いますし、また、県の林政部なんかにも御指導いただきたいとい
うふうに思っております。
それから、当然、こういう形で相当なインパクトをこれからの郡上の林業に対しても及ぼしてい
くわけでございますので、ひとつ、急がれるのは、この山の仕事にかかわる人材の育成ということ
であろうかと思います。そういう意味では、今国の事業を受けて、県のほうでも例えば、そういう
森林作業者、あるいはいろんな計画を立てたり、いろんな形で携わる、また、例えば、作業道なん
かの作設に当たる技術者というような方についてのいろんな技術研修というようなものの道を持っ
ているようでございますので、できるだけ郡上の山にかかわる仕事をされる方にもそういう研修な
ども受けていただいて、水準の高い山仕事ができる方々をやはり養成していくということが大事だ
ろうというふうに思います。
(3番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 森喜人君。
○3番(森 喜人君) 平成25年度予算でも、今言われましたように、人材育成の対策の予算もつい
ておりますし、それから、機械の導入における高性能林業機械の使用に対する、そういう助成もつ
いておりますので、そうしたものをぜひ活用していただきたいなというふうに思っております。本
当に郡上の林業が発展をするように、心から祈りながら進めていただきたいというように思います。
最後になりますが、いよいよ市長も岐阜県の市長会長になられまして、それから、東海地域の副
会長にもなられたということでございます。
実は、私もスキーの関係の仕事を少しやってまして、営業に郡上市外に出ていくことがたくさん
あります。そうしたときによく言われますのが、トップセールスですねって言われるんですね、私
一応議員ですので。私のトップセールスだとちょっと困るんですけど、そのぐらい非常に関心が皆
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さんあるということなんです。
ですから、この岐阜県のみならず、東海地域の各県、もしくは各市町村にもかなり影響力のある
日置市長でありますので、どのようなおつもりで、これから1年間、そうした郡上を売るトップ
セールスをやられるのかということをお聞きしたいというふうに思います。よろしくお願いします。
○議長(清水敏夫君) 市長 日置敏明君。
○市長(日置敏明君) 今般、岐阜県市長会長という役割が回ってきたんですが、これは当番制のよ
うなものでございまして、ブロックごとに1年ずつ交代でやってるのがたまたま回ってきたという
ことでございまして、まだ自分の気持ちとしては、そのような立場に立つのは早いというふうに思
っておるわけでございますが、しかし、そういうことになりましたので、この1年間、県下21市の
市長さん、他の20市の市長さん方の御用聞きということで務めたいというふうに思っておりますが、
それはそれといたしまして、市長として郡上市のいろんなPRということはこれまた一生懸命やり
たいというふうに思っております。
近い期間におきましても、例えば、イオングループの名古屋の熱田店における郡上物産のセール
スであるとか、そんなようなこと。あるいはこれからいよいよ郡上おどり、白鳥おどりのシーズン
でございますが、そういったときにも、できるだけ地域外における郡上のPRというようなことを
したいというふうに思っています。
今度、東京で行われる青山の「郡上おどりin青山」等においても、東京における、関東におけ
る郡上人会というようなものも呼び集めまして、関係者を、お呼びをいたしまして、いろいろと郡
上のPRあるいは応援団をつくるというようなことに努力したいというふうに思います。
また、市長会長という立場とは直接、最初は関係なかったんですが、ことしの秋には東海市長会
という東海地域96市の市長の集まる会がございますが、それを10月にこの郡上市で行うという誘致
をしたわけでございますが、そういった折に郡上をよくPRしたいというふうに思います。いずれ
にいたしましても、郡上市のPRということについては、でき得る限り先頭に立って努力をしてま
いりたいというふうに思います。
(3番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 森喜人君。
○3番(森 喜人君) 何といいましても、市長にしかできないことが、この内容でございますので、
ぜひ頑張っていただきたいというふうに思います。
以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(清水敏夫君) 以上で森喜人君の質問を終了いたします。
────────────────────────────────────────────
◇ 兼 山 悌 孝 君
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○議長(清水敏夫君) 続きまして、5番 兼山悌孝君の質問を許可いたします。
5番 兼山悌孝君。
○5番(兼山悌孝君) こんにちは。くじ運が悪くて、立て続けの二番煎じということになってしま
って、修正する時間もないんですけれども、二番煎じついでに、ドイツの話が出ましたので、私も
ドイツに研修に行って山を見てきましたので、ついでに話させていただきたいと思いますが、日本
とドイツというのは、基本的に木の文化と石の文化の違いみたいなのがありまして、考えるスパン
が、やっぱり向こうは長いんかな。まちづくりにしても、あるいは森づくりにしても、計画的に長
いスパンを持ってやっておられる。似ているところは、第二次世界大戦でドイツもやっぱり山が焼
けてなくなってしまったそうですね、木が。これはいかんということで、そのドイツは森をつくっ
た。もともとドイツというのは、森に親しむということで、人は森から生まれて、森に帰るという
ようなことわざがあるそうで、地名なんかにも、やっぱり何々の森っていう地名があるんですね。
そのぐらいドイツっていうのは、日本とは違った面で森に対して、あるいは木に対してかなり愛着
を持っておられる。
日本も焼けたわけではないですけれども、やはりさっきの話のように、第二次世界大戦の復興で
木が足らんようになったと。そんな中で、輸入の自由化の第1号として木がなってしまったと。そ
こで、現在に至って材が崩れているということなんですけれども、御存じの方あるかもしれんです
けれども、先般、京都の東本願寺の御影堂ですね。あそこが建て直されたときに、あそこの屋根板
20万枚というのが、これほとんど和良の材なんですね。明治時代に運んだという、100年ごとに建
てかえるということらしいんですけれども、当時どういうふうに運ばれたかわからないですけれど
も、多分、売ったんじゃなしに寄附されたんかなと思うんですけども、かなり郡上もそういう面で
は山っていうのは、かなり神秘的に眠っているところやと思っておりますし、私たちも小さいころ
は、山っていうのは財産やでなというような話を聞いて育っております。
そういう中で先ほど3番議員の話にもありましたように、今回、その中国木材株式会社が、郡上
に進出されるということに当たって、再度、森林産業、林業などに光が当たる時代が来るんかなと
思って大変期待をしておるところでございます。
まず先般、5月の23日あるいは24日と、議会が議会報告会と、それから、住民の方との意見交換
やったんですけれども、その中で会場は白鳥の会場と八幡の会場でやったんですけれども、わかり
やすいという話もあったかと思うんですけれども、やはりこの問題が出ました。
住民の中には、やはり対応されてる方と、それから、不安を持っておられる方、あったんですね。
私たちとその内容が違うんですけれども、やはりその私たちもその内容を知りながらも期待と不安
はあります。その中で今回質問をしようと思っておりますのは、今の素材を切って、出して、買っ
てもらうという、そこの流れの中ですね。この中で、行政っていうのは、人材育成したり、あるい
-81-
はいろんな助成をしていくわけなんですけれども、それ以前にその問題はあるんじゃないかという
ふうに思っておるわけです。
私たち、自分たちのその周辺を見ましても、ずっと人工造林をふやしてきて、それがかなり手入
れされてないところがあるんですね。その中で、僕自身もそうなんですけれども、自分とこの山の
境というのを本当に隣と話しながら、子どものころ来たことあるけども、もうずっと登っとらんも
んで、木が育ってしまって、隣の人もわからんし、自分達もわからんというとこが結構あるんです
ね。
こういうのが、結構ネックになって、逆に言ったら、切って出すことばっかり考えとったら進ま
ん。事業化したものの結構その需要に追いついていかん。さっきの話とは逆に需要不足を起こすよ
うなことになりはしないかという思いもあるんです。
そのさっきの地籍調査の話も出ましたけれども、簡易にGPSを使った境界の確定ですね。これ
をもう少し、今でもあろうとは思うんですけれども、もう少し簡易にやって、それから、もう少し
住民がそこに乗りやすいような施策を打ってもらって、中には、僕らのように、受け継いだけれど
も境がわからない。あるいは受け継いだけれども、自分とこの山がどこにあるかわからん人。ある
いは地権がその外へ行っとる人。そういう問題をスムーズに解決していく。なおかつそこで、例え
ば、行政と組合とあるいは地元の業者などが今度はそこへ手を入れていくような企業努力っていう
んですか。それをしていく。そうなってくると、ある程度、山の資源ていうのが、スムーズに回っ
ていくんじゃないかって思うんです。
その中で、今回それをええ機会として、今言いましたように、その簡易な境界確定にある程度行
政がいろんな団体とタイアップしてできることはないだろうか。まず、1点はこれですけれども、
まず1点、なら農林部長にお伺いします。
○議長(清水敏夫君) 兼山悌孝君の質問に答弁を求めます。
農林水産部長 野田秀幸君。
○農林水産部長(野田秀幸君) お答えをさせていただきたいと思います。
前段の部分で中国木材のお話がございましたけれども、この進出の件につきましては、私どもも
その木材の需要先ができるといったことから、これが郡上市の林業の振興に結びつけていけるんで
はないかということで、大変期待しとる部分もございます。そういったことにつきましては、やっ
ぱり議員と同じような考えを持っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
それから、やっぱり所有者の方が、その境界がわからないということは確かにあると思います。
これはなぜかということになってきますと、やっぱり先ほどから出ておりますように、やっぱり材
の価格が安いといったことから、なかなかその山に対して関心が行ってないというようなことも確
かにあるというふうに思っております。
-82-
それで、市としても間伐等をこれから進めていきながら、また、集材等も進めていくという中で、
議員おっしゃいますように、その境界を明確化していくということは、大変、重要なことだという
ふうに思っております。間伐一つとっても、境界がわからなければできないということになります
ので、こういったことは非常に重要なことだと思っておりまして、こういったことに対しまして、
補助事業等もございます。現在は、こういった境界の明確化を希望する区域におきまして、農林事
務所と連携をいたしまして、森林組合等、事業体と一緒になりまして座談会等を行いながら、境界
の明確化に対する理解を求めておるところでございます。
具体的には、例えば、一例としてでございますけれども、先ほど民間の業者との連携というよう
なことも言われたかと思いますけれども、本年度白鳥の阿多岐のほうで300ヘクタール、境界の明
確化を行う予定をしております。これは、郡上の森づくり協同組合というところが、この組合自体
は、市や県がこれまで支援をしながら、林業建設業が一緒になって山づくりを進めていくというよ
うなことの中からできた組織でございますけれども、建設業者7社でつくっておる組合でございま
す。ここが森林組合と連携をいたしまして、将来の要するに間伐、作業道づくりのために、まず、
境界の明確化を行っていこうということで取り組んでいかれるものでございます。こういった例も
ございます。
市といたしましては、こういった例もございますように、今後も境界の明確化について、掘り起
こしに取り組んでいきたいというふうに思っております。
先ほど補助事業もあるよということでございますけれども、この補助事業でございますけれども、
補助事業もあるんですけれども、先ほど地籍測量がその地籍測量じゃなくて、簡単にできるもので
GPSというようなお話もございましたけれども、こういったことも使っておりまして、地籍測量
となると、登記簿まで直していかないとできないということになって、大変な事業になりますけれ
ども、こういった森林の境界の明確化ということになりますと、そこまでしなくても、お互いにこ
こが境ですよということがわかれば、それで施業が進めていけるということで、先ほど議員からも
お話がありましたようなGPSを使った測量ということもやっております。
御存じですので言うまでもないですけど、GPS測量っていうもの自体は、衛星の電波を利用い
たしまして、空が見えるところであれば、自分の位置がわかるというようなことで、例えば、具体
的には、カーナビであったり、携帯の位置情報システムなどに使われておるシステムでございます
けれども、このシステムを利用して測量を行うことで、高速で高精度な測量ができるといったよう
なことから、例えば、それで測量をしておきますと、将来例えば、打ったくいがなくなっても、そ
のデータさえ残っておれば、ここが境界だよということがわかるというようなことで、しかも、そ
れが先ほど言いましたように、地籍測量といったような手数を踏まなくても簡単に測量ができると
いうようなことから、そういったことも進めておりまして、現在この機械につきましては、森林組
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合が持っておりますけれども、それ以外のところにつきましても、こういったことを、こういった
機械の導入についても進めていくように指導をしていきたいなというふうに思っております。
いずれにしましても、こういったことで現地をそれぞれGPSを使ってもそれぞれお互いが所有
者が出てきてもらわなければ、境界の測量もできませんので、お互いに山にもう一度関心を持って
もらうような手はずもしながら現地に出ていただいて、お互いがここが境界ですよっていうような
確認のできるような体制にも持っていきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願い
したいと思います。
(5番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 兼山悌孝君。
○5番(兼山悌孝君) ありがとうございます。ぜひこれを進めていただきたいと思います。やっぱ
りもう昔山で仕事したっていう人が、だんだんなくなる中で、僕たちも山で仕事をした人の話を聞
くと、おまえんとこの山はあそこら辺にあって、境はあそこの尾根やぞというふうな、まだそうい
う生き字引のような方も見えますので、こういう方が元気なうちに、本当に1年でも早くそういう
形になればいいと思っておりますので、ぜひともその中で今部長言われたように、やはりその森林
に、自分とこの山に目がいく。これに目を向かせる、向けることも努力していただきたいと思いま
す。
それから、次に、環境のことなんですけれども、やはり木を搬出するには、昔は山の奥までキン
マをつくったり、あるいは鉄柵っていってワイヤー張って出したんですけれども、キンマというの
は今どきかなり危険もありますし、なかなか難しいんですが、作業路ということになりますと、こ
れがまた作業路の形態が年々変わる、昔とまた、一昔前と全然違いますよね。なかなかつくりにく
くなった。
もう一つ、その作業路の問題は何かというと、安易につくり過ぎると、雨が降ったときに荒れる
んですよね。今、私たちの和良の川なんかでも、昔の川と違う。その最大の原因は何ちゅうたら山
なんですよね。山が荒れて、川底がだんだんだんだん山の小石とか土砂がたまって堆積していって、
深みがなくなっていく。あるいは、石の昔チチコがおったような石の穴がなくなっていくというこ
とで、本当に破壊が早かったんですね。これの原因は何ったら、やはり荒れた作業道と、それから、
手入れのおくれた山で下に草が生えんとこで、雨が降ると土が流れるということで山が荒れたんで
すよね。
これをこの機会に、これも何とか解消できるようにできないかと思っておるんです。その問題は
何かというと、今の作業道がつくりやすく、なおかつ横断なんかを荒れんような形でできるか。そ
れに対して、今どんな作業道に対してのその対策があるかっていうことですね。
それから、あとは、上手にその施業指導していただいて、間伐促進いただければ、間伐のおくれ
-84-
によっていうその荒れ地が荒れるということはなくなると思うんですが、まず、その作業道のこと
に関して具体的に今、簡易につくれるものがあるのか。あるいは環境的にどのくらい配慮されてい
るのか、ひとつお伺いします。
○議長(清水敏夫君) 農林水産部長 野田秀幸君。
○農林水産部長(野田秀幸君) まず、作業道でございますけれども、県では災害に強い作業道づく
りというのを進めておりまして、岐阜県作業道作設指針というのを策定しております。当該指針に
路盤の補強の方法であるとか、例えば、洗い越しの施工についてどうするんやとかっていうような
ことが定められておりまして、郡上市内で作業道を作設する場合については、事業者にこのような
指針を持ってくださいよというようなことで指導をしておるところでございます。
実際、こういったような作業指針があるわけですけれども、ここの中には、例えば、施工の中で、
切土についてはどうするんだとか、盛土についてはどうするんだとか、洗越はこうやってつくりな
さいよとかいったようなことが指針として出ております。
それから、もう一つ、これ本当にきのうの新聞なんですけれども、きのうの岐阜新聞の中で、県
の森林研究所が作業道の開設の手引書をつくったというようなことが、ちょうどきのうの岐阜新聞
に載っておりましたけれども、こういった手引書を作成して、林業関係者への技術の普及に努めて
いくんだというようなことが出ておりますので、これも本当に新しい、こういった前からあったん
でしょうけど、こういって出すっていうのが新しいことになりますので、こういったこともこれか
ら普及をしていきながら、災害が起きないような作業道づくりといったことに努めていきたいとい
うふうに思っております。
もうひとつ、もう一点、つくりにくうなったんじゃないかというようなお話でございますけれど
も、例えばですけれども、補助事業のことを言いますと、路網整備加速化事業という事業があるわ
けでございますけれども、これはいわゆる基金を使った事業でございまして、この事業を使いまし
て、作業道ができるわけでございますが、これが平成24年度からちょっとこの補助体系が変わりま
して、林業専用道と呼ばれるような高規格の、例えばメーター当たり2万5,000円というような高
い値段の林道並みの作業道に対して補助しますよということと、もう一つは、逆に今度は極端に安
くて、土砂の切り盛りだけでつくるようなメーター2,000円程度のクローラー運搬車が入るような
道で、将来的には残さないというような作業道でございますけれども、そういった2種類に現在、
平成24年度からそういうふうな状態になったというようなことがございまして、例えば、安全で
カーブはこういうふうにとりましょうとか、あるいは、洗越はこうやってつくりましょうとかって
いったような作業道につきましては、やはりその中間あたりの、例えば、メーター当たり1万
4,000円であるとか、そういったようなものがあると、そういったこともできるなということなん
ですけれども、現在、その平成24年度からはその今の基金事業におきましては、その2つの種類し
-85-
かできなくなったというようなことがありますので、こういったことにつきましては、もう一度そ
ういったものができるようにということで、私どもも県のほうに、県から国へ要望を上げていきた
いなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
(5番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 兼山悌孝君。
○5番(兼山悌孝君) ありがとうございます。
やはりこれはジレンマですけれども、作業路は整備したいと。ところが自然は荒らしたくないと
いうことなんですが、和良の山の中、結構勾配もきつい山がありまして、作業路も割と少ないんで
すけれども、ぜひとも何とか材の搬出だけはやって、少しでも和良の山に魅力を感じて、若い人が
残ってきてくれたり、また、Iターンされる方があったりするといいなと思って期待をしておるも
のですから、ぜひマルチにこれをええ機会に進めていただきたいと思いますので、どうぞよろしく
お願いします。
それでは、次に、何かタイトルは国会議員みたいなことを書いたんですけれども、日本の近代史
ということで、今話題になっとる問題、マスコミ、メディアなんかでいろいろと問題になっており
ますけれども、中には領土問題とか、あるいは従軍慰安婦の問題、先般、国連のCESCR──経
済社会文化的権利委員会っていうんですけれども、ここから従軍慰安婦に対して妄言が出ないよう
に、全国民に教育するように警告がなされたということなんですけれども、何か僕ら戦後の世代と
いうのは、そういう問題が今出るんかいという話なんですよね。今出とっても、自分たちもそのし
っかりした教育も受けとらんし、自分たちでかみ砕したその判断をできない。今現在の子どもたち
に僕らが正しいことを教えられてるかっちゅうと、これやっぱり教えられていないようなことで、
じくじたる思いがあるんです。
例えば、将来にわたってそういう子どもたちが日本人として誇りを持って世界へ出ていけるかっ
ていう心配もあります。とすると、本当にこの問題、ずるずるずるずるいっとったんなら、時が解
決してくれるんでなしに、もっともっとその曲がったようなことになるんじゃないかと、そういう
恐れを抱いております。
それは、確かにこれは郡上の問題でなしに、日本の問題だとは思うんですけれども、しかし、じ
ゃあ国が今まで動かなんだやつを指くわえて見とるかというと、せめて郡上で育った子どもさんに
は、やはり愛着を持って、誇りを持って、社会人として育ってほしいという願いがございます。
また、もう一つは、去年でしたかね。日本青年会議所、JCが街角で地図に国境を描いてもらっ
たんですね。そしたら、正解率が物すごい低かった。三十何%ぐらいしかなかった。ということは、
あらゆる世代によって日本の国境というのをなかなか周知してない、わからないという人が多かっ
た。
-86-
これもやっぱり自民党のある偉い方がテレビの中で日本の近代史をやってこなんだのは、日教組
が悪かったんやと。日教組がそれをさせなんだというふうに答えられたことがあるんです。けれど
も、本当にそれだけやろうかと思うんですね。
例えば、極東軍事裁判、いわゆる東京裁判ですけれども、そこにやっぱり勝った国によって裁か
れた。それを受け入れることができなかったがために、教育ができにくかったんやないか。これは
僕の全くの私見ですけれども、あるんです。
それにしましても、やっぱりじゃあこの地域でどうしたらいいんや。どうもできんやないかって
いって、指くわえて見とるわけにもいかんですし、毎日、子どもさんに接しておられる教育関係の
方、僕らが子どもから今度はこういうことやったんよっていって教えてもらってもいいですけれど
も、何してもこの問題に対して、こういう日本の中のたった小さなこういう郡上の中でもある程度
これに対しての考え方、確立するような考え方があっていいと思うんですけれども、いかがでしょ
うか、お聞きします。
○議長(清水敏夫君) 答弁を求めます。
教育長 青木修君。
○教育長(青木 修君) 結論から申し上げますと、私、現在、編集されて子どもたちが使っている
教科書に沿って、きちんと近現代史を学ぶ。そのことによって、ほとんどの問題は解決できるとい
うふうに考えております。
それだけでは、説得力のない話かもしれませんので、まず最初に、これは、社会科に限ったこと
ではありませんけれども、授業全体の中で、子どもたちにどういうものの見方、考え方を育てるか
ということですが、それは、自然にしろ、あるいは社会にしろ、歴史にしろ、文化にしろ、子ども
たちが、そのことに対して基礎的、基本的な知識をきちんと身につけることと、それから自分で考
えて、そして、判断をするという、そういう力を身につけるということがまずは大事だと思います。
あわせて、学んだことを実際の社会生活とか自分自身の生活に活かしていくということと、その
ことを使いながら現在起きているさまざまな問題について自分なりに考えていくという、そういう
力をつけるちゅうことが非常に大事だというふうに思っている。
そこで、社会科の授業で、学習指導要領で何が求められているかということについてまずお答え
をしたいと思いますけれども、これは、学習指導要領の記述を、ちょっと紹介をさせていただきま
す。
1つは、国土や歴史に対する理解を深め、愛情を育てることとあります。もう1点は、社会的な
事実や事象を資料などを活用して調べ、その意味を広い視野から考え判断をすること。3点目には、
国際社会に生きる平和で民主的な国家社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を身につけると
いうふうにあります。
-87-
この学習指導要領の記述に基づいて、社会科の特に、その昭和の歴史を中心にして、何を指導し
なければならないかということについては、おおよそ5点ありますが、1点は、昭和初期から第
2次世界大戦が終結するまでの政治や外交など、それから、中国やアジア諸国、欧米諸国との関連。
2つ目は、空襲や原子爆弾の投下など、戦争による国民の被害、中国などアジア諸国へ多くの損害
を与えたことなど、戦争の影響や被害。3点目に、日本国憲法など、戦後の民主的で平和的な国づ
くりのためのさまざまな改革と世界の動きの中での日本の建設。4点目が、高度成長など、経済や
科学技術の発展、国民生活の向上や国際社会での役割。
こういったことを学んだ上で、これからの課題として人権や領土問題、アジアの国々との友好関
係などということでありますが、この最後の点については、子どもたち一人一人にきちんと考えさ
せて、それなりのレポートをつくったり、主張をするという、そういったような学習になっていま
す。
そこで、具体的に、ちょっと教科書の記述について、御紹介をさせていただきたいと思いますが、
小学校の社会科ですけど、大体昭和の歴史を中心にして、これは近代の歴史がざっとですけど30時
間、時間が配当されています。
2つの大きな組み立てになってまして、1つは、長く続いた戦争と人々の暮らし、もう1つが、
新しい日本、それから、平和な日本という、そういう組み立てになっています。
長く続いた戦争と人々の暮らしの中では、「日本が中国で行った戦争はどのような戦争だった
か」、こういう最初の見出しがついていて、この中では、満州事変から日中戦争、そのときに日本
の侵略と、そして、中国の抵抗という内容が主な内容になっている。
それから、2点目として、戦争がどのようにして世界に広がったか。これは、第二次世界大戦と、
それから、アジアの国々を戦場にしたということについて触れられている。
そして、3点目は、戦争中の国民生活はどうだったかと。このことについては、日本の戦時体制
と、それから、空襲の被害等について記述されております。
4点目として、戦争はどのようにして終わったかということで、原爆の被害や空襲、そして、戦
争の犠牲者、そういったことについて詳細に記述されている。
それが戦争を踏まえた上で、じゃあ新しい日本はどういう歩みをしたかということが、新しい日
本、平和な日本ということで、今ここに示してあるように、戦後の日本では、どんな改革が行われ
たかということですとか、世界の仲間入りをどういう過程で仲間入りをしていったかということで
すとか、それから、日本がどのように発展をしたか。そして、これからの日本はどのような国を目
指すか。これは、先ほど申し上げた6つ目の課題に当たるものです。
こうした内容が小学校ですけれども、中学校でもほぼ同様の内容になっております。そこで、私
としては、子どもたちが社会科の歴史を学んだときに、いろいろな世の中に出来事がありますけれ
-88-
ども、なぜ起きたのかという、そういった原因をきちっと考えることと。それが、結果、どういう
結果をもたらしたか。これは、よかった部分も悪かった部分もあります。その悪かった部分、問題
点といいますか、課題ですが、それが次の時代にどのように解決をされていったのか。あるいは、
どのように解決しようとしたのかということを学んでもらいたいと思っています。
その上で、その歴史の流れの中で、私たちの先輩であり、あるいは先人である時代を担ってきた
人々が、どういう願いを持って、どんな苦労をし、そして、どう努力をしてきたかということを子
どもたち一人一人がきちんと学ぶということが大事だと思います。
その際に、簡単に善悪で物事を見ないということをするためにも、さまざまな資料をきちんと子
どもたちが自分の力で調べて、その上で、子どもたちなりの価値判断ができるという、そういった
力をつけていって、いわば冷静にその社会の事実をきちんと見つめていくという力をつけるという
ことが大事だろうということを思っております。
現在、どの学校でも、そういった考え方で社会科の学習が行われているというふうに私は捉えて
おりますので、子どもたちなりに今世の中で起きているさまざまなことについて、それぞれの子が
それぞれにものを考えて、その考えた上で、じゃあ自分はこれからの社会をどう生きていこうかと
いうことについては、考えているんではないかと思っております。
(5番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 兼山悌孝君。
○5番(兼山悌孝君) もうやられておるということで、少しは安心したんですけれども、私たちの
世代は、上の部分がなくて、世界に対して日本が確固たる進出していく上でその地位を築いて、そ
こで世界平和に貢献していくんよと。それが日本人の役目みたいなことで、上の段ですね。ここの
とこがどういう事実があったかというのは、なかなかと言わなかったので、満州事変にしろ、ある
いは盧溝橋のことにしろ、私たちに教える大人がその受けた教育っていうのが、定かではなかった。
マッカーサーが、戦争が終わって日本へおりてきたときに、日本の国民は12歳で知能がとまっと
ると言ったそうなんですね。これは、ナショナリズムが強過ぎると、やっぱり知能っていうのは抑
えられるというんですかね。現在もあるとは言いませんけれども、確かにそういうことだと思うん
ですね。
やはり事実っていうのは、そのときそのときによってある程度見方も変わってきますし、心配す
るのは子どもたちが判断をする中で、今まで日本があったような自虐史観ですね。ここまであった
中で、その自虐史観がねじ曲げてきたとこもあったと思うんです。
もう1つは、今回、国連が警告を発するに至ったのは、橋本市長が言う前に、新大久保ですかね。
あそこのロックのグループが、従軍慰安婦を罵倒する歌をつくって、それをまた慰安婦に突きつけ
たと。そこから、怒りが発したということなんですけれども、やはり相反するものがこの中にある
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と。これは教育を徹底したってそれはあるとは思うんですけれども、ぜひともその子どもたちが自
分たちでその考える中で誇りを持って生きていけるようなふうにある程度見守ってやってほしいと
思いますので、要望いたしまして終わります。ありがとうございました。
○議長(清水敏夫君) 以上で兼山悌孝君の一般質問を終了いたします。
ここで暫時休憩をいたします。再開は2時30分を予定いたします。
(午後 2時15分)
────────────────────────────────────────────
○議長(清水敏夫君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
(午後 2時28分)
────────────────────────────────────────────
◇ 古 川 文 雄 君
○議長(清水敏夫君) 10番 古川文雄君の質問を許可いたします。
10番 古川文雄君。
○10番(古川文雄君) 失礼をいたします。議長さんより発言のお許しをいただきましたので、質
問をさせていただきます。
なお、3点を、質問を出しておりましたけれども、そのうちの1点でございます公務員給与の引
き下げの国の要請についてでございますけれども、本日の新聞でも御存じのように、全国の半数の
市町村が実施というような記事も載っておりましたけれども、郡上市におかれましては、ちょうど
この一般質問の提出日でございましたけれども、その日に郡上市としましては、引き下げをしない
という旨を全員協議会にも報告があり、報道機関にも報告をされたところでございます。せっかく
そんなふうで発表されましたこととあわせまして、若干交付税関係への影響等はありますけれども、
せっかく報告されましたということで、交付税関係についてはここで確認をしたいというふうに思
っておりまして、本日はこの件につきましては取り下げをさせていただきますので、よろしくお願
い申し上げまして、2点につきまして質問させていただきます。時間は十分ございますので、答弁
のほう、どうかよろしくお願い申し上げます。
それでは、最初に、1点目でございますけれども、積翠園の現状と今後の方向についてでござい
ます。
奥濃飛白山観光開発株式会社が、昭和39年に郡上7町村と、荘川、白川村の出資によりまして設
立されまして、その後、長年にわたり岐阜乗合バス株式会社、岐阜バスを中心に管理運営が行われ
まして、郡上のコンベンションホール施設として、郡上の発展とともに運営をされてきました。
3年前だったというふうに思いますけれども、岐阜バスが撤退することとなりまして、その後、
市内のコンベンションホール機能として、郡上には数少ない施設として守っていこうということで、
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市内の活性化協議会の皆様方を中心に格別の御尽力をいただいているところであります。私も同じ
気持ちで応援してきたところでございます。
しかし、近年の経済、景気の低迷等、厳しい環境の中で苦慮されているとお聞きしております。
そんな中で、会社の全体株数、出資比率状況と民間所有と郡上市の持ち株状況と近年、いわゆる岐
阜バス時と現在の経営収支状況はいかがでしょうか。
また、昨年来、議会におきましては、具体的な協議、検討、正式発表はなされておりませんけれ
ども、聞くところによりますと、市長さんが副市長に社長就任を承認されたようであり、あわせて
春の人事異動では、特命担当部長を命じられております。
近年、郡上市の方針としまして、基本的には民営化、指定管理路線を推進される中、あわせて持
ち株の少ない郡上市として、このたびいつどのような経過により、どのような目的でもって社長に
就任されたのか。また、特命担当部長の積翠園担当についても、具体的な説明がない状況にありま
すが、いかが任務を指示されているのか、お尋ねをいたします。
当施設は、過去に旧7町村が願いを持って出資された施設であり、管理運営について心配をして
おりますので、今後議会において現状説明、方向性について協議、検討していただいたほうが望ま
しいと思います。
また、副市長が社長になられたことによりまして、民間の同じような飲食、宿泊関係者からも市
が関与をする場合、民間業者との競合等、市民から意見も寄せられておりますが、どのようにお考
えでしょうか。
私としましては、積翠園のようなコンベンション機能のある施設は必要というふうに思っており
ますし、応援すべきであるというふうに思っております。
あわせて施設の方向性も早期に検討すべきであるというふうに思います。
しかし、経営が厳しい等によりまして、市の幹部が社長になられた場合、ほかのいくつもの第三
セクター等の類似施設が郡上にあります、それらの関係施設関連をとても心配される方々がありま
すが、いかがでしょうか、お尋ねをいたします。
1点目の質問、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(清水敏夫君) 古川文雄君の質問に答弁を求めます。
市長 日置敏明君。
○市長(日置敏明君) お答えをいたしたいと思います。
奥濃飛白山観光開発株式会社、ここが今このお城山の麓の積翠園を経営いたしているわけでござ
います。この積翠園の経営につきましては、ただいまもお話がございましたように、平成22年に大
株主であります岐阜乗合バス株式会社のほうから撤退をしたいと──年度中に、平成22年度中に撤
退をしたい旨の申し入れがございました。
-91-
実は、私が市長に就任をした平成20年ごろもできたらこの積翠園の経営から手を引きたいという
ような意向がちらっともたらされたこともございましたが、ちょうどそのころは、平成20年、まさ
に東海北陸自動車道が全通をすると。それを間近に控えた時期でもございました。これから郡上市
のいろんな意味で観光振興ということも図られていく中で、やはり踏みとどまって経営をしてほし
いということを当時名鉄岐阜バス関係者に私は就任早々でしたけれども、申し上げたこともござい
ました。そのときはそんなような話で済んだんですが、平成22年にいわばこの年度内において岐阜
バスとしては撤退をしたいと、こういうお話がございました。
これは、大変であるというふうに私は感じたわけです。今もお話がございましたように、積翠園
は、宿泊機能としては、それほど大きなものでございません。宿泊室は8室持ってるのみでござい
ますし、そういうことですが、御承知のように、あれだけの部屋を持っていて、郡上市で行われる
いろんな重要な会議、あるいは各種の祝賀会、いろんなものが、いわゆるコンベンション機能とし
て大きな役割を果たしているという中で、これはやはりなくすることはできないというふうに思い
ましたので、当時、そういうお話をいただいてから、この郡上市内のいろんな商工会、あるいは八
幡観光協会、あるいは旅館業組合、それから、先ほどお話のございました郡上地域活性化協議会、
あるいは八幡の産業振興公社、こういったところに何とか前後策が講じられないかというお話を申
し上げました。
そういう中で、幸いにして、郡上地域活性化協議会の皆様方が、これはやはり維持をしていくべ
きものであるという中で、特にその中心になっていろいろ汗をかいていただいた八幡信用金庫のほ
うでもいろいろ汗をかいていただきましたが、地域活性化協議会のメンバーの人たちが、これは、
一肌脱ごうというような形になりまして、平成23年の4月からそういう形で、その際に、相当の増
資もいたしまして、地域活性化協議会の主要なメンバーが経営人に座り、そして、その岐阜乗合の
持っていた株式につきましては、新しいその会社の自社株として残していっていただくというよう
な形でいろいろ処理をしながら、新経営人のもとに発足をしたのが平成23年の4月からでございま
した。
そういうことで再スタートを切ったわけでございますが、その平成23年の春は、御承知のように、
東日本大震災が起きた年でございます。いろんな意味で国内の需要が、特に観光の需要等が収縮す
る中で苦労をしていただいたというふうに思っております。
そういうことで、新しい地域活性化協議会の主要メンバーの方々が経営陣に座り、もちろん私は
引き続き郡上市、出資をしているという立場で取締役という立場は継続をいたしておりました。
そういう中で、いろんな経営努力をしていただいたわけでございますが、活路を開く一つの方法
として、NEXCO中日本ともいろんな連携をしながら、高速道路を使って郡上へ入り込んで来ら
れる方々の誘客というようなことも含めて、そういう連携も深める中で経営を改善していけないだ
-92-
ろうかということで、今もそういった模索は続いているところでございます。
そういう中で、ことしに入ってからだと思いますけれども、この積翠園というのは、郡上市もも
ちろん株式を旧町村時代から引き継いで保有をしている公的な要素の入った団体であるので、そう
いう意味でぜひこれからの、例えばNEXCOなんかとの連携を深めていくという観点からも、そ
ういった積翠園の公的な性格というような第三セクター的な性格というようなものもやはりきちっ
と出して経営改善に向かっていきたいと。
そのためには、当初は、株主であり取締役をやっております私に対して社長に就任してもらえな
いかというような話もございました。いろいろとそういった要請を勘案し、副市長ともいろいろ相
談をいたしましたけれども、むしろ私が取締役の今そのままの立場を継続して取締役社長というよ
うな立場になるよりも、副市長がこれまでの明宝村におけるいろんな各種の第三セクターの立ち上
げ、あるいは経営というようなもの、あるいは新市になってからの副市長になってからも、市の関
連する第三セクター等については、いろんな立場で経営の改善にかかわってきてくれておりました。
そういう意味では、私が取締役になって、そういう立場になるよりは、はるかに実質的に経営改
善に役立つであろうという判断を私はいたしまして、副市長ともよく相談をしたわけでございます
が、この4月になりまして、私としては郡上市を代表する立場として、私が取締役を退いて、かわ
りに副市長を取締役として市としては出したいというふうに取締役会でお話をし、了承を得ました
ので、その後、4月になってから開かれた株主総会において私が退き、副市長が郡上市を代表する
立場で取締役に選任を株主総会においてされました。その後、引き続いて行われた取締役会におい
て代表取締役社長に、副市長に就任をしてもらったと、こういう形、経緯でございます。
また、この積翠園の経営は、今本当に本腰を入れて経営改善に向かっていかなければならないと
いうふうな状況にあるというふうに私は思っておりましたので、単に副市長に社長に就任してもら
うだけでなくて、側面的な株式を所有してる市としての立場、それから、積翠園のそうした単なる
宿泊施設とか、そういうものではなくて、郡上にとっては、非常に大事なコンベンション施設であ
るという立場から、その経営改善をやはりサポートしていく立場としてこの4月に商工観光部付部
長として水野さんを担当の部長にいたしました。
ただ、これは積翠園のそうしたサポート専任ということではございません。彼は御承知のように、
いろんな立場でこうした事業経営的なことに対する能力、才能、資質というものは非常に高うござ
いますので、いわゆる大和総合開発の指導、それから、今の積翠園、あるいは今やはりこれも経営
改善が非常に大切な長良川鉄道、そうしたものの経営改善、こうした主として3つのミッションを
彼に与えて、そうした意味で市の立場からいろんな形で経営改善のサポートをするようにと、こう
いうふうな辞令を出したところでございます。今、そういうことで、何とか経営改善を進めようと
いうことで懸命に努力をしてもらっているところでございます。
-93-
それから、こういう形になった経緯の中で、経営状況等についてはどうかと、こういうことでご
ざいますけれども、これにつきましては、ここ近年、年度によって少し違いますが、営業損失が
1,400万円ぐらいから各年度1,100万円ぐらいずっと出ておりまして、平成24年度は、少しさらに厳
しい状況であるように私は聞いておるところでございます。これを何とかしかし、立て直していき
たいというふうに思っているところでございます。
それから、御質問のございました株式等の関係でございますけれども、先ほどお話がございまし
たように、この会社は奥濃飛白山観光開発株式会社と、その名の示すとおりでございまして、この
郡上、それから、荘川、白川と、白山山麓のいろんな開発ということで、当初は、ひるがの高原ス
キー場の開発、運営等が主たる業務でございました。こういうものに付随しながら、八幡における
そうした宿泊、コンベンション機能の施設もあわせてという中で経営をするように至っておりまし
たし、一時期は明宝高原スキー場のレストラン部門等も持ってやっておったところでございます。
そういう形でございましたので、当時は名鉄、あるいは岐阜乗合というふうに移っていきました
が、そういうこの系統の株式の保有とともに、若干個人もございましたが、当時、荘川村、白川村、
そして、郡上の関係町村ということで、株式を持っていたわけでございまして、現在のところ、先
ほど申し上げました新しい地域活性化協議会のメンバーが加わって、若干の増収をした結果の株式
で申し上げますと、現在の株式の総数は19万2,244株、資本金にして9,612万2,000円でございます。
その中で、先ほど申し上げましたように、郡上市は郡上市関係の町村の株式を引き継いできた結
果、現在、郡上市が保有している株式は7,756株、資本金にして387万8,000円ということでござい
ます。比率にして4%ということでございます。
この株式の保有率については4%ということでございますが、先ほどからたびたび申し上げてお
りますように、この積翠園の果たしている機能というものは、非常に私は公的なものがあるという
ふうに思っております。もしこれがなければ、今現在、郡上市で行われているさまざまの会議や祝
賀式典やいろんなものができなくなるおそれがありますので、この火を消さないでいかなければい
けないというふうに思って、先ほどのような判断をいたしたところでございます。
合併以来、最初のころは当然そういうことで名鉄、岐阜乗合関係の方々が社長をしておられまし
て、私が就任してからもそうした形で社長を名鉄、岐阜乗合関係の人材が社長に当たっておられま
したけれども、先ほどの地域活性化協議会が乗り出していただいてからは、地域活性化協議会の主
要メンバーである郡上市の建設業協会の幹部の方々が新たに取締役に加わられたり、そのほか若干
の郡上市の商工会であるとか、漁業協同組合であるとか、観光連盟であるとか、そうした団体の
方々がいろんな役員に加わっていただいているというようなことでございます。
いずれにいたしましても、こういう形できておりますけれど、こういう形で副市長が社長に就任
をしたということで、いろいろな受けとめ方はあろうかと思いますけれども、私どもも保有株は少
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ないけれども、やっぱりしっかり受けとめて、この積翠園の存続維持、立て直しに向かっていかな
ければいけないという強い決意でおります。
その競合云々ということがございます。それは確かに宿泊業を営んでおり、あるいは宴会等も引
き受けておりますので、いろんな意味で競合するということはあろうかと思いますけれども、大局
的な観点から見て、私は例えば、郡上市は今外国からもたくさんお客さんが来ておられます。もう
少し宿泊機能があれば、もっと宿泊客も多くなるというような時代の中で、宿泊についても、現在
持っているこの8室程度の宿泊というものは決して郡上市内の民業のそうした宿泊業を著しく圧迫
するものではないというふうに思っております。
また、宴会等についても、あるいは祝賀会とか、いろんなものもございます。そういうものも確
かにほかのところでもっとやってほしいとかいう声がないではないようにお聞きはいたしておりま
すが、あそこでやれば、必ず次の二次会というような形でまた市内の飲食業にも影響を及ぼすとい
うようなこともあり、私は総体的に見て、積翠園の今果たしている機能を、これを火を消さずにき
ちっと維持存続をさせていくことが非常に大切であるというふうに思いますので、議会の御理解も
いただきたいと思いますし、また、市内のいろんな関係の方々の御理解もいただきたいというふう
に思います。
(10番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 古川文雄君。
○10番(古川文雄君) 細部にわたりまして御答弁いただきました。
特に、今、先ほど来、言われております私も同じ気持ちでございますけれども、積翠園そのもの
やっぱりコンベンション機能を持つ重要な数少ない施設ということで、本当に重要だと思っており
ますし、私たちもさらに応援させていただきたいなと思っています。
今、市長さん、言われましたように、早期にいい方向、経営改善含めて、いい方向を見つけ出し
ていただきたいなというふうに思いますし、今、御答弁いただきましたけれども、民間関係の企業
も含めまして御配慮いただいていきたいなということをお願い申し上げたいと思います。
また、積翠園のみらず、御存じのように、郡上市におきましては多くの第三セクターがございま
すし、農林業を初め、産業振興、また、雇用面に大きくこの三セクというのが貢献をしておるわけ
でございます。今後とも市の産業、観光振興、雇用面、特に若い方々の雇用の場も非常に期待も大
だと思いますので、その辺につきましても、大いに御配慮いただきたいなということも思っており
ますし、大きな期待がございます。
また、せっかく今、先ほど来、お話ございますように、経験抱負な優秀な特命担当部長を配置い
ただいておりますので、ぜひとも積翠園のみならず、郡上市内の全体の第三セクターのさらなる指
導と御支援を賜り、郡上の活性化に結びつけて、ぜひともいただくことを御期待申し上げまして、
-95-
1点目の質問を終わらせていただきますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
それでは、2点目の質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
2つ目は、住宅施策の充実でございます。
郡上市誕生から10年目を迎えまして、市の人口も平成16年3月の合併時には4万9,883人という
のが合併時でございました。ことしの4月1日には4万5,407人と、丸9年で4,476人減少しておる
状況にあります。
今春でございましたけれども、厚生労働省所管の人口問題研究所の推計によりますと、地域別将
来人口が5年ぶりに発表されました。郡上市の人口がその発表によりますと、何と7年後の2020年
には3万8,983人というようなことで、現在と比較しますと6,400人の減が推計されておりますし、
17年後の2030年には3万3,643人というようなことで、何と現在と比較しますと1万1,700人の減と
いうふうに見込まれて推計がされております。
郡上市におきましては、少子化、子育て支援対策等、各種の人口増加のための施策を行っていた
だいておりますけれども、まず第1に、若い方々が市内に定住しやすいような住宅施策、対策が重
要であるというふうに思います。
特に、若者定住、住宅対策につきましては、以前から数回にわたり私も整備充実について御意見
を申し上げているところでございます。
それらの中で、市内において公営と民間の住宅戸数の状況と、市内全域の住宅事情、需要と供給
のバランスはどのような状況を把握されているのか、お尋ねをいたします。
南部地区、中でも特に美並地域では住宅が不足しておる状況にございまして、住宅がないために、
美濃市、関市の住宅に住まれ、郡上へ通勤をされております。経済、行政面におきましても、とて
も残念なことであるというふうに思っております。
郡上市におきましては、郡上市誕生から丸10年目の節目を迎える今日、郡上はすばらしい自然は
ありますものの、住むには厳しい生活環境の中で、住みやすく、住んでみたくなる魅力づくりとあ
わせまして、人口増加対策の再重要施策としまして、早期に思い切った抜本的特色ある住宅整備計
画の策定方向と、公営住宅を初め民間パワーとも連携した住宅整備、若い世代の方々が定住しやす
いようなハード、ソフト両面の施策対策の充実、見直しが急務と思われますが、いかがでしょうか。
住宅人口増加政策の中で、民間新築アパート等における固定資産税の優遇施策が市内関係者から
強く望まれております。例えば、お隣の美濃市におきましては、数年前から若者定住人口増加施策
等の中で固定資産税の優遇施策に取り組まれ、民間住宅において成果が出ているというふうに聞い
ております。今後、郡上市においてもぜひとも取り組んでいただきたいが、いかがでしょうか。
一方、住宅対策の一つとしまして、教職員住宅が整備され、本来ならば遠距離から市内の学校に
勤務されるときに、学校の危機管理上からも教職員住宅が整備され、入居されるべきであるという
-96-
ふうに思いますけれども、近年ややもしますと、道路交通も大変整備されたことにもよると思いま
すけれども、遠距離から通勤されている方々がふえてきているのじゃないかなというふうに思われ
ます。
教職員住宅戸数と入居利用状況はいかがでしょうか。各地区ごとにわかればありがたいと思って
います。
あわせて、今後の有効活用を図る上での方向性はいかがでしょうか。お尋ねをいたします。2点
目、どうかよろしくお願い申し上げます。
○議長(清水敏夫君) それでは、答弁を求めます。
建設部長 武藤五郎君。
○建設部長(武藤五郎君) 今、古川議員さんからの民間と公営住宅、郡上市全体のどのように把握
しとるかという御質問ですけれども、まず、公営住宅、市が管理しております住宅ですけれども、
これ6月現在でございます。世帯用、単身用合わせてちょっと数字を述べさせていただきますけれ
ども、八幡地区では221、このうち10戸があいております。大和地域におきましては96戸で、あき
が2、白鳥町におきましては181戸のあきが10、高鷲地域におきましては36戸のあきが3、美並地
区におきましては34戸のあきが3、明宝地区につきましては10戸のあきが2、和良地区におきまし
ては22戸のあきが6という状況で、郡上市では現在600戸のうち36があいておりまして、入居率と
しましては94%という状況でございます。
次に、雇用促進住宅でございますけれども、ここにつきましては八幡町の稲成と白鳥の那留地区
にありますけれども、八幡で80戸、うち17戸があいております。白鳥の那留雇用促進につきまして
は、30戸ありまして、うち13戸があいております。全体で120世帯のあきが30という状況でござい
ます。
次に、民間アパートの件に関しまして、おおよその数字になろうかと思いますけれども、市内の
不動産関係者等々の方から聞き取りした中での把握数値と思っていただきたいと思いますけれども、
これはアパートと貸し家と両方分けておりますけれども、アパートにつきましては、八幡が301、
その次に貸し家が15でございます。
それから、大和につきましては、アパートが64、貸し家が18、白鳥につきましては、アパートが
257でございます。それから、貸し家につきましては40ぐらいあるというふうに伺っておりますし、
高鷲につきましては、アパートはございませんけれども、貸し家ということで10戸から20戸という
数値を伺っております。
美並につきましても、貸し家につきましては5軒から10軒あるんではないかということを聞いて
おります。
これで民間の戸数としましては、アパートで622戸、それから、貸し家等でおおむね108ぐらいあ
-97-
るんでなかろうかということを聞いておりまして、全体で民間の数としましては730戸、そのうち
であき数が129という数字を把握しております。
それで、議員言われますように、郡上市全体としましては、今、全部含めますと、1,450世帯の
中のあきが195になりまして、入居率としましては86.5%というふうに把握をしております。市全
体としましては、この数値から見させてもらいましても、何とか需要と供給のバランスは保たれて
おるんじゃなかろうかというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(清水敏夫君) 市長 日置敏明君。
○市長(日置敏明君) ただいま建設部長のほうから市の住宅事情について申し上げたとおりでござ
います。
この数字からわかりますように、住宅の需給ということ、あるいは困窮者に対する住宅の供給と
いうことからすれば、今、郡上市として公営住宅を、増加をさせなければならないという状況には
ないというふうに思っておりますが、私も実は、この郡上の人口政策という意味から、住宅という
ものをどういうふうな政策ツールとして使ったらいいのかということは常々悩んでいるところでご
ざいます。
特に不思議に思いますのは、やはり美並町という地域は、関市や美濃市や岐阜市へ通勤するのに
も非常にいいわけですので、一番条件のいいところであって、したがって、美並の若い人たちも出
ていかなくてもそうした通勤、通学等ができる地域である。逆に言うと、関や美濃市の方々も条件
がよければ、そういうところへ移り住んででもということで、そういう地域であるはずなのに、例
えば、先ほども御紹介しましたように、郡上市の持ってる公営住宅は依然としてずっと3戸埋まら
ないままになっているというようなことで、美並の、特に地域の方々が外に行かれるというのは、
住宅がないから外に行かれるのか、それ以外の魅力を求めて外へ行き、なおかつ美並へ通勤をして
来られるというような現象があるのかといったようなことについて、少し検証をしないと、この南
部地域にいろんな政策住宅というものを建てて、そのことによって若い人たちを引き寄せられるか
どうかという問題については、なおよく検討しなければいけないというふうに思っております。
それから、そういう固定資産税の問題についても、既に税法上の2分の1の、3年間2分の1と
いうような住宅については減免措置があったりいたします。美濃市が大変成果を上げておられると
いうことですので、その点についても十分勉強しながら総合的に、そういう若い人たちの増加対策
としての政策的な意味合いを持った住宅対策というのは、今後よく検討をしてまいりたいというふ
うに思います。
○議長(清水敏夫君) 教育長 青木修君。
○教育長(青木 修君) それでは、教職員住宅の入居状況についてお答えをします。
6月13日現在の数でお答えをしたいと思いますけれども、戸数は97戸で、そのうち62戸に入居者
-98-
がございます。ですから、入居率は63.9%という数字になっております。当然ですが、利用者は遠
隔地から職についている者がほとんどでございます。
今後の方向ですけれども、入居率が低いということは、ある意味で教職員住宅そのものが昭和50
年代に建設されたものが大半ですので、古いということが一つの理由になっています。したがいま
して、校舎等の耐震に係る事業が終えた後に改修等を計画的に進めていきたいというふうに考えて
おりますし、また仮に、一般住宅に転用するという場合は、これは、隣接したその地域に勤める教
職員のその住宅の確保っていうのが確実にできるようであれば、転用ということも今後は検討がで
きるというふうに思っております。
(10番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 古川文雄君。
○10番(古川文雄君) それぞれ細部にわたりまして御答弁をいただきました。
特に、忙しい中、調査いただきまして、入居率が86.5%ということでありがとうございました。
そんな中で、特に、確かにこういうことなんでしょうけれども、ほんなら果たして南部地区の方
が例えば、白鳥とか大和に入ってるから行かれるかというと、そうじゃないというのが現状でござ
いますことと、もう一つには、市長さん言われたように、やっぱり、美濃、関行かれるのが果たし
て住宅がないばっかりやろうかというそこらも確かに環境的にも経済面、商店舗関係も充実してお
ることは事実でございますので、そこらもひっくるめた住宅政策を打っていただかないと、ますま
すその格差が出てきますので、それも十分あると思いますが、やっぱりこの郡上なりにつくってい
ただいて、何とかその魅力をつけていただいて、やっぱ住んでいただくこともますます少子化なり
高齢化進みますので、ぜひともそういうのはありますが、それに負けんような郡上市の魅力ある住
宅ばっかりじゃなくって、購買、また全ての面で環境整備もしていただくことが重要だというふう
に思っておりますし、検証は当然していただいて結構ですが、不足してることも事実でございます
ので、何とか今10年の建設計画がここで終わろうとしまして、これからの5年の建設計画がこれが
今検討されていくと思いますが、ぜひともその辺も十分検討されていく中で組み入れていただける
とありがたいなというふうに思っておりますので、どうかよろしくお願い申し上げますし、今、教
育長さんのほうからも柔軟な御答弁いただきましたので、やっぱり貴重な住宅でございますし、大
いに魅力ある住宅政策によって若者定住と人口増につなぐことを御期待申し上げまして質問を終わ
らせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(清水敏夫君) 以上で古川文雄君の質問を終了いたします。
────────────────────────────────────────────
◇ 渡 辺 友 三 君
○議長(清水敏夫君) 続きまして、15番 渡辺友三君の質問を許可いたします。
-99-
15番 渡辺友三君。
○15番(渡辺友三君) それでは、ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従
いまして一般質問をさせていただきます。
大きくは2点でございますが、1点目の水環境の改善に向けての考えはということでございます。
皆さん方、大変お疲れでしょうけれども、少しだけおつき合いのほどをお願いしたいと思います。
水環境ということで、先ほども火災時での消防水利ということでいろいろと御意見等出ておりま
したけれども、そこで一番心配しましたのは、吉田川があるから大丈夫だというようなお考えを本
当に持ってみえたら、これは大きな間違いであって、吉田川から直接消防車が入って取れるところ
なんていうものはないわけでありまして、実際そこ行くには、可搬ポンプなりなんなりで行って、
それこそ中継というような格好になりますが、吉田川水系の島谷用水からの給水ということで、そ
ちらのほうであろうというふうに理解だけはさせていただきましたけれども、本当にこの水という
問題は、合併前から特にこの南町といいますか、東部そして西部地域への用水路の水量の確保とい
うことで、本当に皆さん方心配してみえまして、第2島谷用水などといういろいろ構想も以前の八
幡町議会ではありまして、多くの先輩議員もこれを取り上げられました。
そして、合併時の新市建設計画の中にもこれは含まれて記載されておりまして、25年か26年には
その計画に向けて動き出すというような、本当にあの当時は夢を見ておったところでございますが、
その後、合併後に特例交付金の1,000億円から700、600、どんだけというふうに変わる時点でいと
も簡単に何の話もないようなところで今では消え去ってしまっておりますけれども、こんなところ
から、今いろいろとこうやって計画も消えておるんですけれども、当時と全く変わらない、逆に言
えば、なおさら水不足ということが市街地では大きな問題として取り上げられておるのは間違いの
ないところでございまして、当時、小野用水から取るかとか、市島用水からどうやろう。それを田
尻用水へつないできて、この庁舎の前のバイパスを流して赤谷、そして、島谷、乙姫、そして、武
洞洞等々への水の送水をしようというようなことでいろいろと、まず、正式な図面ではないんです
けれども、話し合いがなされておったのも間違いないところでございます。
そんなわけで、今ここを流れております先ほども言いました乙姫、そして、赤谷、ここのすぐそ
ばにあります赤谷、そして、下にあります武洞洞等も、以前はこの赤谷においても、秋の農作物の
収穫時期では大根を洗ったり、白菜を洗ったりと、そういう漬物のそういう皆さんここで洗われた
というような歴史もあるところでございますが、今、当時と比べて本当に激減しまして、ほとんど
渇水しておるような状況でもありますが、その原因は、いろいろと砂防堰堤ができたでとか、山の
水路がなくなったとか、また山の反対側での開発が進んだ、また黒い塩ビのビニールでとるのがそ
の原因であろうと、いろんなことで言われておるんですが、実際この水路というものを、冬の時期
になりますと、年寄りはその家の前の側溝へ雪を入れての融雪、それから火災発生時には、先ほど
-100-
も出ておりましたけれども、防火用の水利として、また夏の打ち水用の水、そんなことで、本当に
いろいろと地域の住民生活に密着した、直結した生活用水でもございましたが、今こうして第2島
谷用水の計画もないようなとき、そして水の需要だけ高まっておるような状況の中で、今後の水環
境について、市としてはどのようにお考えかお伺いをしたいと思います。よろしくお願いいたしま
す。
○議長(清水敏夫君) 渡辺友三君の質問に答弁を求めます。
総務部付部長 武藤隆晴君。
○総務部付部長(武藤隆晴君) 渡辺議員の御質問にお答えさせていただきたいと思います。
今ほどお話のあった第2島谷用水でございますけども、合併前の八幡町の時代から延々と議論を
されてきました。これにつきましては、今お話のように、南町の地区の中で島谷用水が川沿いに流
れておりますけども、これにカバーされないエリア、この部分の消火活動、そして自分のうちの前
を水路が通ってないエリアでの遊水というようなことのために、島谷用水にかわる水を一番山側の
このバイパス沿い、国道256号線沿いの道路敷内に大きな水路をつくって、そこから流そうという
ような構想でございました。
これにつきまして、当時の八幡町、そして合併してからの郡上市の中でも建設計画にも上がって
おりましたので、いろんな検討がされてきました。そんな中で、まず一つは、取水のどこから水を
とるかという議論が一番大きな問題でございました。その水につきましては、先ほど渡辺議員から
お話にありましたように、田尻の用水、そして犬啼谷から取水しとる犬啼用水、また川向かいの小
野用水につきましては、八幡神社のところでたくさんの水を吉田川に落としておるということで、
これを拾って、もう一つ水管橋をかけてつくろうというような構想もありました。また、島谷用水
から、さらにポンプアップでこのバイパスまで上げてというような計画もありましたけども、基本
的に取水の問題が非常に大きなことがありました。
もう一つは、市街地の中に、家の前まで水を通そうという計画もあわせてありましたけども、こ
の市街地の側溝につきましては、既設側溝、降雨時のときの排水という機能がありまして、これに
さらに大きな水を流しておると、降雨時にあふれるということで、市街地の中の水路網自体も十分
検討する必要があるというようなことで、早急な対応が非常に難しいんじゃないかということで、
今回、建設計画から消えておるという状況に至っております。
しかし、渡辺議員言われますように、市街地の中の水の要求というのは、私どものほうへは、年
に1回の自治会要望、そして各地域からの要望からしましても、いっぱい引き続きずっと来ており
ます。こうしたことに対して、今後どういうふうに考えていくかということでございますけども、
大きな水を一遍に引くという種類のことは非常に難しい部分もありますけども、地域によっては、
消火のためであれば、防火水槽とか、消火栓とか、避難路とか、いろんな種類の対応が可能になっ
-101-
てきます。
また、融雪につきましては、川へ落とす分もありますけども、地区内に堆雪の場所を用意すると
か、いろんなことの要望をそれぞれ整理しながら、それに向けた対応が必要かなと。
もう一つは、家の前の環境面での水につきましても、そんな大きな水じゃなくて、少ない水でも
いいという部分で上げることも可能かなと。そうしたことで、地区ごとにいろんな形で検討してい
くのが、これからの方向としては大事かなというふうに思ってますので、よろしくお願いします。
(15番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 渡辺友三君。
○15番(渡辺友三君) 先日の市民セミナー、水の市民セミナーが行われた記事が新聞に載ってお
りましたけれども、そこで、記事の中で発言が、以前ほど利用されていないのが現状であるという
ようなコメントの記事が載っておりましたけれど、その前の部分もあるんですが、実際豊富な水が
奥の上のほうにありながら、以前ほど利用されていないのが現状であるということが載っておりま
したけれども、実際には下のほうで、下流のほうで洗い場も撤去されたりというような状況が出て
きております。それはなぜかというと、それだけ洗濯したりなんかできるような水の量がなくなっ
たということが現実問題でありまして、地域の人は全てそれを使いたいという思いは間違いないと
いうことでございますので、その辺だけもう少しよく見ていただきたいなというふうに思っており
ます。
それから、具体的に二とこの名前を出してお聞きするんですけれども、先ほど来申しております
ように、乙姫川へは島谷用水からポンプを使ってポンプアップして水を上げる設備がございます。
そして、八小の校庭の横にも以前は下水道が完備されておらないということで側溝に、側溝という
か、町内についたほうに側溝があって、そこは水が流れるようになっておりますが、その八小のポ
ンプの動力については、学校が払うのか、自治会が払うのか、そして当時の役場が払うか、といっ
て一度、こんなようなことが議論されたことがございますけれども、現在、その2カ所のポンプに
ついてどのような状況になっておるのかお知らせいただきたいと思います。
○議長(清水敏夫君) 総務部付部長 武藤隆晴君。
○総務部付部長(武藤隆晴君) 今御質問があった乙姫川と八幡小学校の裏のところの水を上げるポ
ンプですけども、乙姫側のほうにつきましては、乙姫川環境整備事業ということで、吉田川から乙
姫谷手前のバイパスの少し上のところまで、乙姫川の橋とか、水路とかを整備したときに、あわせ
て乙姫川の水が冬場渇水するということで、そういうことを補うために、島谷用水の落ち水をポン
プアップして途中まで上げて、そして冬場水を流すという装置をこの当時つくらさせていただきま
した。
乙姫川につきましては、その当時、計画自体も協議会つくって計画させていただいておりますし、
-102-
その後、世話人会という形で、沿線の自治会の中で、こういうことを、メンテナンス的なことを管
理してくださいというお話もしておりますけども、物自体が壊れたり、電気料とかいう部分につい
ては、行政のほうで対応するというような維持管理体制をとらさせていただきました。
現在につきましては、このポンプにつきましては、そんなに稼働はしておらないわけですけども、
年間電気料として定額で6,500円ほどの費用を電気代として払わさせていただいております。
また、八幡小学校裏のポンプにつきましては、これも小学校に隣接しておる市道の整備の際に、
地区の要望もありまして、非常にその当時下水もなかったもんですから、雑排水入って側溝がにお
いが、悪臭がひどいと。これを希釈するために水を流してほしいということを、要請を受けて、ポ
ンプアップで水を流すような施設をつくらさせていただきました。
その後、下水も順番に普及してきておりますし、悪臭の話もそれだけないということありまして、
もう一つは、そのポンプが常時水を上げるということですので、非常に故障もいっぱいしておりま
して、その後、八幡小学校のプールをつくる際に、側溝自体をある一部埋めることがありましたの
で、その際にそのポンプは撤去されておりますので、今維持管理等々の費用とかは発生してないと
いうのが現状でございます。
以上です。
(15番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 渡辺友三君。
○15番(渡辺友三君) 乙姫川については、冬の間の渇水時にということですけれども、あそこに
ついても、今の時期でも渇水といいますか、かなり減水をしておりまして、あの水というものは、
それこそ今の立町の向かい側あたり、ずっと立町を下って願連寺というお寺の前を行って、それが
新栄町、桝形を通って、その乙姫用水というので市街地南部を行っておると。
それで、あそこで水量を、ちょうど日置写真館という写真屋さんあるんですけど、そこでふやし
てやらんことには、なかなか下流部まで行かないというような現状ですので、できることなら、今
あるポンプを上まで持って上がって、これから電気代のかからん方法をお教えしますので、それを
取り入れていただいて、年中水が流せたらというふうに思っておりますけれども。
次の質問なんですが、河川・谷川・用水等の取水に関しては許可が要ると思うがというようなこ
とで、動力を必要としない水圧のみで動かす水撃ポンプまたは水槌ポンプというような言い方され
ておるんですけれども、こういうものを活用して生活水のまた環境浄化に取り組んだらどうかとい
うことでございます。
これ実際にこういうことを考案されたには、1780年から1800年というようなことで、200年前の
ことを今から取り上げようということでございまして、実際に今現在、八幡の亀尾島でお一人の方
がこれをやってみえて、給水口から今このポンプ設置してありますとこまでの高さが大体1メー
-103-
ター20ぐらいの差があるだけで、その水圧だけで10メーターの高さまで水が実際には上がっており
ます。今はその水、そこまで必要ありませんので若干落としてありますけれど、それを使って常時
防火水槽へ水を流し、水の浄化がされておりますけれども、いろいろとこの前も小水力発電等での
水の利用ということで、水利権ですとか、取水許可等の問題、これも発生してくると思いますが、
いろいろとこの給水面でのクリアは必要かと思います。
ただ単に流水だけのその水圧を使って、ほかの動力、エンジンも回さず、電気も使わずにポンプ
を稼働して揚水しようという、いわゆるウオーターハンマーポンプという方式でございまして、簡
単に言えば、電車、バスに立って乗っとって、停車かけると体は自然と前行って、その反動で、と
まった反動で後ろへ行くと。そのときによどむのが、人間がどこ行くかというたら、水でしたら、
それが今度はもう一つの弁をあけてそこへ上がる。それの連続によって、水圧によって、空気圧と
の圧によって水は上がっていくということで、いろいろと研究されておる方がありまして、市長さ
んのほうへもこれ資料は行っておると思いますけれども。
そんなようなことで、実際これを市販で買うと随分、塩ビのパイプを使ってこうやるわけですけ
れども、今亀尾島でやってみえる方は、解体屋へ行ってガスボンベを1つもらってきて、そして柱
は鉄骨の柱を切ってということで、こうやって自分でつくってやってみえるんですけれども、こう
いうことを今本当にやって、7年前からこれをやって、一度も故障なしに常に流れておるという今
方式でやってみえますけれども。こんなことを、こんなことをと言ったら大変失礼なんですけれど
も、こういう省エネで、消防の消火タンクの中へ水を常時流してみえる、こんなとこでの市民の努
力そして、こういうような活用の方法というものをもっと市として取り組むべきでないかなという
ふうに考えるわけですけれども、その辺についてのお考えをお伺いしたいと思います。
○議長(清水敏夫君) 答弁を求めます。
総務部付部長 武藤隆晴君。
○総務部付部長(武藤隆晴君) 渡辺議員の通告をいただきまして、私のほうも今お話のあった亀尾
島のほうへ行かさせていただいて現物を見させていただきました。全く手軽な施設で、ぱっと見る
だけでは理屈がわからんのやけども、低いところから高いところに水が上がると。なおかつ電気が
全然使われていないという不思議な施設が亀尾島にありました。
そこをつくってみえる方にお聞きをしましたところ、本当に手入れはほとんど要らんというよう
なこととか、費用もほとんど少ないということで、非常にコンパクトなものですし、今ほど質問を
いろいろいただきました、市街地の中のちょっとでも水が欲しいというところへの活用については
有効な手段かなというふうに思っております。
あわせて、このお話を聞いてから資料も取り寄せて見てみました。そうしたところ、この地方で
心配かなと思うのは、冬場の凍結によって、その圧力がぽんと強く来ますので、そこの管が凍って
-104-
出口が塞がると途中が管が破裂するとかいうところが指摘をされておったり、ごみが入ると詰まる
かもしれんと、こういうようなことが資料の中に載っておりました。
いずれにしても、こういうものがどういう場所に、どういうふうにうまく使えるかなということ
を具体的に調査をしなければならないというのが一つありますし、もう一つは、そういう施設を入
れるということになりますと、その地域の方々の御了解、そしていつも目にかけていただくという
ことが大事やと思いますので、それからの地域のところでの御理解をいただかなあかんということ
がありますので、今後非常に有効な手段やと思いますので、地域の方々と一緒になって研究をさせ
ていただきたいなというふうに思いますのでよろしくお願いします。
以上です。
(15番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 渡辺友三君。
○15番(渡辺友三君) 早速行って見てきていただいて、大変ありがとうございます。実はこれ、
こういう取り組みをしたらどうやと考えられた人は、ある郡上のスキー場の冬の雪をつくるために
大変水道というか、それにかかるということで、こういう方法ならかからずにできるんじゃないか
ということで、このことを随分研究されたらしいですが、今統括言われるように、冬場、そこまで
持って上がる、そのパイプの中がしみたらということで断念をされておりますけれども、今の亀尾
島あたり、また、もう少し八幡あたりでも、なかなか流水に関しては凍結するというようなことも
ないと思いますので、その辺またよく研究もしていただきたいと思いますし。
先日も出ておりましたが、予算のときに、水のまちづくりで、八幡だけがやるんでなしに、全体
で構想を持ってというお話が出ておりましたけれども、以前より、これ平成8年に当時の八幡町で
つくった、水の恵みを活かすまちづくりということで、こういう冊子もできておるんですが、この
ころには渇水とか、そういうこと全然うたってない。それ以後にこれだけの水不足といいますか、
減水の状況ができてきたということで、このころは本当にこれならという大きな夢を描いてつくら
れた冊子ですけれども。
郡上市全体で使えるような、こんな手間というか、金もかからん、あとのエネルギーも要らん、
そして管理も本当にできる、そして水の一番要るようなところにこれが対応できていくというよう
な、全てオーケーで若干の危惧するところもあるんですが。市長、この辺で、こういうふうな省エ
ネを兼ねた、先ほど来、再生可能なエネルギーというようなことも出ておりましたけれども、こん
な取り組み、郡上市全体として、もっと幅広く考えて持っていけないものかと思いますが、市長の
お考えをここでお伺いしたいと思いますが、よろしくお願いします。
○議長(清水敏夫君) 市長 日置敏明君。
○市長(日置敏明君) 今、水撃ポンプというものの資料をお渡しいただいたんですが、この図を見
-105-
ても、まだ私ははっきり理屈がわからないところもありますが、今お話がありましたように、他の
エネルギー源、動力源が要らないものということで、何らかの形で活用できないかということは、
先ほど武藤統括も申し上げましたように、一度よく勉強させていただきたいといふうに思います。
実は私、先ほどお話ありました市民セミナーといいますか、過日、旧庁舎記念館の2階で佐々木
葉先生たちがおいでになって、水の学校という形で、これまでの八幡における水関係の研究の、最
後のほうでしたので、そのお話は十分お聞きできませんでしたが、そういうようなお話とか、ある
いは乙姫谷をずっとさかのぼって、昔発電所のあったところまで行ってまいりました。あるいはそ
こをまた下りながら、民家のいろいろ水を利用しておられるところなども、めった見せてもらえな
いところも見せていただきまして、いかに八幡の町で水というものが生活の中に溶け込んで使われ
てきたかということについては、改めて目を見開かせていただくような気がいたしました。
そういう中で、確かにいろいろ心配されてるように、水の町と言いながら、今だんだん事情が変
わってきているということ、これに対して何とかしなければいけないという気持ちはよくわかりま
すので、今後、先ほどのいろんなハード面の問題もございましたけれども、よく研究をさせていた
だきたいというふうに思います。
(15番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 渡辺友三君。
○15番(渡辺友三君) よろしくお願いしたいと思います。小さな路地裏と言うと住民の方にお叱
りを受けるんですけれども、一歩裏へ入ったところにも、小さな側溝にでも水が流れるような仕組
みはしてあっても、そこへ今、もとのほうの水がないがために行ってないというのが現状でして、
まだなかなか生活雑排水も入るような状況のところは、これから夏の時期になると、どうしてもに
おいもまだまだ残っておるということでありますので、もう少しよく検討していただいて、少しで
もその辺も解決できればというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
それから、もう一点目の市民生活の安心・安全と河川管理ということでございまして、これは、
やるのは今でしょうの本当に今でしょうですが、長良川と吉田川の合流付近のしゅんせつ工事の必
要を考えてないかというようなことでありまして、いつでも大雨が降ると、長良川と吉田川の合流
地点、要するに郡上大橋と長良川鉄道の鉄橋のちょうど合流の地点ですけれども、そこ何といって
も長良川の流れのほうが強くて、吉田川のほうがよどんでまうということで、いつでも、前回の大
雨のときも、堤防よりも水面のほうが1メーターぐらい上がって見えるような状況も続くわけであ
りますけれども、常にこの大正町付近といいますか、地域の住民の方は浸水に遭い、また危険と隣
り合わせのような状況の中での生活なんですが。
実際、市民病院が建設されるときには、あのとき、もとの地盤より1メーターぐらい、水害のと
きのためにということで、1メーターぐらい上げての建設がされておると思いますけれども、こん
-106-
なこともいろいろと検討されながら建設された状況の中で、今実際あそこを見てみますと、ちょう
ど鉄橋、郡上橋の上の吉田川沿いは、あれ吉田川のずっと上流からの石が流れたのか何なのか、あ
そこへたまってまって、今は渇水時期ですのでなおさらですが、川の今3分の2ぐらいまでいっと
るかと思いますけれども、大分石がたまっておりますけれども。
今度、非常にこれからこの空梅雨で、よそは渇水しとるみたいな、根尾川が2キロにわたって渇
水しとるなんていうような新聞報道もありましたけれども、いつまた大雨が降るとも限りませんし、
長雨や集中豪雨等々増水の被害があった場合、それを被害を未然に防ぐためにも早期のしゅんせつ
工事が必要と考えておりますが、住民の安心・安全のために、これは市でやるのでなくて、県のほ
うへのお願いをしてやっていかなならんことかと思いますけれども、お願いをするのも今でしょう
というので、なるべく早い時期にこれは対処するべきかと思いますけれども、建設部長のお考えと
いいますか、現状をお伺いしたいと思います。
○議長(清水敏夫君) 建設部長 武藤五郎君。
○建設部長(武藤五郎君) 今、渡辺議員さんの吉田川と長良川の合流付近のしゅんせつに関してで
ございますけれども、今議員が言われましたように、洪水になりますと、どうしても長良川に押さ
れて吉田川がうかばるといったようなことがございまして、ここ最近では、平成16年の23号台風の
ときには堤防を溢流したと、大正町側のほうへ溢流したということがございまして、避難勧告とい
う事態に至った経緯もございます。
ただ、合流地点から下流の合同庁舎側の大正町側につきましても、特殊堤というような形でずっ
とコンクリートの壁で市道と並行していっとるわけですけれども、市街地の今の合流地点には人家
も連担しとる中で、非常に洪水時には皆さん心配されるとこだと思っております。
それで、市のほうでもハザードマップ等で、この辺までは浸水しますよといったような、そうい
う地図もありますけれども、市民の方に気をつけてもらうことはもちろんですけれども、川につき
ましても、今議員の言われますように、我々としても河川の変化がないかとか、土砂が堆積しとる
とか、河川断面が変化しとらんのとか、そういった点も常に注意しながら、もしそういったような
河床が上がったりとかということが確認できれば、管理者であります土木のほうとも協議しながら、
その辺の手配はとっていっていただくように要望はしていきますので、よろしくお願いをいたしま
す。
以上です。
(15番議員挙手)
○議長(清水敏夫君) 渡辺友三君。
○15番(渡辺友三君) なるべく早いとこお願いをしたいと思いますが。それから、堤防がかなり
古い、吉田川のあの堤防、あの上を皆さん歩かれておるんですけれども、ちょっと見ていただくと、
-107-
本当にぼろぼろとれるような状況もわかりますので、その辺についても同じように要望を進めてい
っていただいて、堤防が抜けるというような被害のないことだけお願いをしたいと思いますので、
この点についてもよろしくお願いをしまして、若干時間ありますけれども、質問を終わらせていた
だきます。よろしくお願いします。どうもありがとうございました。
○議長(清水敏夫君) 以上で、渡辺友三君の質問を終了いたします。
────────────────────────────────────────────
◎散会の宣告
○議長(清水敏夫君) これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれで散会をいたします。長時間にわたりまして御苦労さまでした。
(午後 3時44分)
-108-
上記会議の経過を記載して、その相違ないことを証するためここに署名する。
郡上市議会議長
清 水 敏 夫
郡上市議会議員
山 田 忠 平
郡上市議会議員
村 瀬 弥治郎
-109-
-110-
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