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資料編~裏表紙(PDF:530KB) - 横須賀市

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環境基本条例
目次
前文
第1章 総則(第1条-第7条)
第2章 環境の保全及び創造に関する施策の基本方針(第8条)
第3章 環境の保全及び創造に関する施策等(第9条-第21条)
第4章 環境審議会(第22条)
第5章 雑則(第23条)
附則
私たちのまち横須賀は、三浦半島の中央部にあって、三方を海に囲まれており、首都圏に位置しながら比較的豊かなみ
どりと温暖な気候に恵まれています。そして、私たちは今日に至るまで、先人たちの努力により培われてきた産業や文化
を育む一方で、生活の利便性や物質的な豊かさを求めて、資源やエネルギーの過剰な消費による環境への負荷を意識する
ことなく社会経済活動や日常生活を営んできました。
しかし、この営みにより、大気汚染、水質汚濁、廃棄物の増大や身近な自然の減少など都市の活動や生活に密接に関係
する環境問題が発生しました。また、地球温暖化やオゾン層の破壊、生物多様性の保全等に係る問題など地球的規模の環
境問題も多様化しています。これらの問題は、このままでは更に拡大し、将来の世代にわたり取り返しのつかない影響を
及ぼすおそれがあります。
もとより、すべての市民は、安全かつ健康で文化的な生活を営む上で欠くことができない環境の恵みを享受する権利を
有するとともに、このかけがえのない環境の恵みを将来の世代に引き継ぐ責務を有しています。
市民、事業者及び市は、この原則に基づき、生命及び生活の基盤となる限りある環境を守るため、環境の尊さを認識し、
環境に対し調和と節度の心を持って、一体となって協働して行動しなければなりません。
この決意をもって、環境の保全及び創造により、現在及び将来の市民が持続的に環境の恵みを享受できる横須賀を実現
するため、ここに、この条例を制定します。
第1章 総則
(目的)
第1条 この条例は、環境の保全及び創造について、行動の原則を基本理念として定め、並びに市民、事業者及び市の責
務を明らかにするとともに、環境の保全及び創造に関する施策の基本となる事項を定めることにより、環境の保全及び
創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって現在及び将来の市民の安全かつ健康で文化的な生活の確保に寄
与することを目的とする。
(他の条例との整合)
第2条 市は、この条例が本市の環境政策の基本的位置を占めるという認識に基づき、その運用に当たっては、この条例
に関係し、かつ、基本事項を定める他の条例と相互に整合するように調整を図るものとする。
(定義)
第3条 この条例において「環境への負荷」とは、人の活動により環境に加えられる影響であって、環境の保全上の支障
の原因となるおそれのあるものをいう。
(基本理念)
第4条 環境の保全及び創造については、市民、事業者及び市が資源としての環境の有限性を認識し、現在及び将来の市
民が持続的に環境の恵みを享受することができるよう行わなければならない。
2 環境の保全及び創造については、市民、事業者及び市がそれぞれの責務を自覚して、適切な役割分担及び協働により、
行わなければならない。
3 環境の保全及び創造については、地球的規模の環境問題を市民、事業者及び市が自らの課題としてとらえて行わなけ
ればならない。
(市民の責務)
第5条 市民は、前条に規定する基本理念(以下「基本理念」という。)に基づき、その日常生活において、自ら積極的に
環境への負荷の低減に努めるとともに、事業者及び市との協働に配慮しなければならない。
(事業者の責務)
第6条 事業者は、基本理念に基づき、事業活動を行うに当たり、その事業活動が環境に与える影響を認識し、環境への
負荷の低減その他環境の保全及び創造に自ら努めるとともに、必要な措置を講じなければならない。
2 前項に定めるもののほか、事業者は、市民及び市との協働に配慮しなければならない。
(市の責務)
第7条 市は、基本理念に基づき、自然的社会的条件に応じた環境の保全及び創造に関する施策を策定し、市民及び事業
者との協働により、これを総合的かつ計画的に実施しなければならない。
2 市は、環境の保全及び創造に関する施策で、広域的な取組を必要とするものについては、国及び他の地方公共団体と
の連携及び協力に努めなければならない。
-180-
第2章 環境の保全及び創造に関する施策の基本方針
第8条 市は、基本理念に基づき、次の各号に掲げる事項を基本として環境の保全及び創造に関する施策を策定及び実施
するものとする。
(1) 丘陵地及び斜面地の緑、自然海岸、自然島等の自然の豊かさ並びにがけ地、活断層等の自然の厳しさが共存する本
市の自然環境に配慮して、人と自然が安全で安心して豊かに共生する環境を保全し、及び創出すること。
(2) 大気、水、土壌等を良好な状態に保持することにより、人の健康の保護及び生活環境の保全を図ること。
(3) 資源の循環的な利用、エネルギーの有効利用、廃棄物の減量化等の推進を図り、環境への負荷の少ない循環型社会
及び低炭素社会を構築すること。
第3章 環境の保全及び創造に関する施策等
(環境基本計画)
第9条 市長は、環境の保全及び創造に関する施策を総合的かつ計画的に実施するため、横須賀市環境基本計画(以下「環
境基本計画」という。)を策定するものとする。
2 環境基本計画には、次の各号に掲げる事項を定めるものとする。
(1) 環境の保全及び創造に関する目標
(2) 環境の保全及び創造に関する施策の方向
(3) 前2号に掲げるもののほか、環境の保全及び創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項
3 市長は、環境基本計画を策定するときは、市民、事業者又はこれらの者の組織する団体(以下「市民等」という。)
の意見を反映するよう努めるとともに、第22条第1項に規定する審議会の意見を聴くものとする。
4 市長は、環境基本計画を策定したときは、遅滞なく、これを公表するものとする。
5 前2項の規定は、環境基本計画を変更する場合について準用する。
(環境への配慮等)
第10条 市は、環境に影響を及ぼすと認められる施策を策定し、及び実施するに当たっては、環境の保全及び創造につい
て配慮しなければならない。
2 市長は、前項の配慮を適切に実施するために、環境基本計画に基づき、市民、事業者及び市が環境の保全及び創造を
するために配慮すべき事項を示した指針を策定するものとする。
(年次報告)
第11条 市長は、環境の状況及び環境基本計画に基づき実施された施策の実施状況を明らかにするため、年次報告書を作
成し、公表するものとする。
(総合調整等)
第12条 市は、次の各号に掲げる事項について総合的な調整を行うことにより、環境の保全及び創造に関する施策の実効
的かつ体系的な推進を図るとともに、戦略的な環境施策を検討し、かつ、推進するものとする。
(1) 環境基本計画の策定及び変更に関すること。
(2) 環境に著しい影響を及ぼすおそれのある市の施策に関すること。
(3) その他環境の保全及び創造に関する施策の総合的推進に関すること。
(規制の措置)
第13条 市は、環境の保全及び創造を図るため必要があると認めるときは、必要な規制の措置を講ずるものとする。
(施設整備の推進)
第14条 市は、廃棄物の処理施設及び公園、緑地等の整備を推進するものとする。
(水環境の保全等)
第15条 市は、水環境の保全及び再生に資するため、次に掲げる事項に関する施策を講ずるものとする。
(1) 多様な生物が生息し、生育し、又は繁殖するための良好な水辺地の確保
(2) 人と水とのふれあいを図るための施設の整備
(3) 水質の保全及び改善に資するための下水道施設の整備及び合併処理浄化槽の普及の促進
(教育及び学習の振興等)
第16条 市は、市民等が環境の保全及び創造について理解を深め、環境への負荷の低減に資する活動が促進されるように
するため、環境の保全及び創造に関する教育及び学習の振興並びに環境の保全及び創造に関する広報活動の充実に努め
るものとする。
(市民等の自発的な活動の促進)
第17条 市は、市民等が自発的に行う緑化活動、再生資源に係る回収活動その他の環境の保全及び創造に関する活動を促
進するため、技術的な指導又は助言その他必要な措置を講ずるよう努めるものとする。
(情報の提供)
第18条 市は、第16条に規定する環境の保全及び創造に関する教育及び学習の振興並びに前条に規定する市民等の自発的
な活動の促進のため、環境の状況等に関する情報を適切に提供するよう努めるものとする。
(調査の実施等)
第19条 市は、環境の保全及び創造に関する施策を適正に実施するため、環境の状況を把握するとともに、必要な調査及
び研究を行うものとする。
(市民等の意見の反映)
第20条 市は、環境の保全及び創造に関する施策を推進するため、市民等の意見を反映するよう努めるものとする。
-181-
(財政上の措置)
第21条 市は、環境の保全及び創造に関する施策を推進するため、必要な財政上の措置を講ずるよう努めるものとする。
第4章 環境審議会
第22条 環境の保全及び創造に関する基本的事項その他必要な事項について調査審議するため、本市に地方自治法(昭和
22年法律第67号)第138条の4第3項の規定による附属機関として、横須賀市環境審議会(以下「審議会」という。)を設
置する。
2 審議会は、市長の諮問に応じて、次の各号に掲げる事項を調査審議する。
(1) 環境基本計画の策定及び変更に関すること。
(2) 他の条例の規定によりその権限に属させられた事項
(3) 前2号に掲げるもののほか、環境の保全及び創造に関する基本的事項
3 審議会は、環境の保全及び創造に関する基本的事項について、市長に意見を述べることができる。
4 審議会は、委員20人以内をもって組織する。
5 審議会は、必要に応じ、部会を置くことができる。
6 審議会に、特別の事項を調査研究させるため必要があるときは、専門委員を置くことができる。
7 前各項に定めるもののほか、審議会の運営について必要な事項は、規則で定める。
第5章 雑則
(この条例の見直し)
第23条 この条例は、その運用状況、実施効果等を勘案し、第1条の目的の達成状況を評価した上で、平成23年4月1日
後6年以内に見直しを行うものとし、以後5年以内ごとに見直しを行うものとする。
附則
この条例は、平成8年4月1日から施行する。ただし、第20条の規定は、規則で定める日から施行する。
(平成8年7月25日規則第45号により平成8年8月1日から施行)
附則
この条例は、平成23年4月1日から施行する。
適正な土地利用の調整に関する条例(平成17年条例第50号)の一部を次のように改正する。
第25条中「第9条」を「第10条第2項」に、「市民及び事業者」を「市民、事業者及び市」に改める。
1
2
-182-
横須賀市環境審議会委員名簿
(平成23年3月31日現在)
氏
1
出 石
2
宇都宮
3
岸
4
名
選出区分
稔
役
職
等
学識経験者(行政法)
関東学院大学 教授
深志
学識経験者(環境政策)
東海大学 名誉教授
由 二
学識経験者(自然環境)
慶応大学 教授
小知和
紀男
事 業 者
JAよこすか葉山
5
佐々木
葉
学識経験者(都市計画)
早稲田大学 教授
6
猿 田
勝 美
学識経験者(環境科学)
神奈川大学 名誉教授
7
志 村
和 彦
学識経験者(環境教育)
鷹取小学校 校長
8
髙 梨
雅 明
学識経験者(緑行政)
(社)日本公園緑地協会 研究顧問
9
髙 橋
弘 二
市
民
公募委員
10
高 松
秀 夫
市
民
公募委員
11
野 崎
章 子
市
民
公募委員
12
浜 田
哲 二
事 業 者
横須賀商工会議所
13
藤 村
幸 彦
事 業 者
横須賀市漁業振興協議会
14
三 澤
幸 子
市
15
山 本
勲
市
民
民
団
公募委員
体
-183-
横須賀市地球温暖化対策地域協議会 副会長
公害関係主要機器整備状況
(平成23年3月31日現在)
機
器
名
二酸化硫黄自動測定機
カ
ー
・
型
式
台数
SA-631β
1
東亜ディーケーケー㈱
GFS-327
1
紀本電子工業㈱
SA-631β
1
東亜ディーケーケー㈱
DUB-357
1
〃
GFS-327
1
〃
1
紀本電子工業㈱
GFS-246(S)
SPM-613
紀本電子工業㈱
NA-623
3
東亜ディーケーケー㈱
GLN-254(S)
1
GLN-254
1
㈱島津製作所
UVAD-1000A
2
紀本電子工業㈱
OA-683
2
㈱島津製作所
URAD-1000
1
㈱柳本製作所
AIR-122
1
炭化水素自動測定機
ヤナコテクニカルサイエンス㈱
AG-205
4
気象観測装置
㈱小笠原計器製作所
A-1160
1
風向風速計
㈱小笠原計器製作所
C-W503
3
酸性雨自動分析計
㈱小笠原計器製作所
C-U273
1
オキシダント動的校正装置
ダイレック㈱
MODEL1150
1
大気汚染常時監視テレメータシステム
グリーンブルー㈱
普通騒音計
リオン㈱
NL-22
2
〃
NL-06
1
〃
NL-05A
2
大
窒素酸化物自動測定機
気
〃
オキシダント自動測定機
係
ー
紀本電子工業㈱
浮遊粒子状物質自動測定機
関
メ
一酸化炭素自動測定機
1
騒
精密騒音計
リオン㈱
NL-14
1
音
振動計
リオン㈱
VM-53A
1
・
〃
VM-52A
1
振
〃
VM-52
1
動
低周波音レベル計
リオン㈱
NA-18A
1
関
周波数分析器
リオン㈱
SA-27S
1
係
レベルレコーダー
リオン㈱
LR-07
1
LR-06
1
〃
騒音収録装置
ソニー㈱
TCD-D100
1
携帯型実音モニター
リオン㈱
XT-10S
1
-184-
用語の解説
【 あ行 】
アイドリング・ストップ
大気汚染防止や騒音・悪臭防止、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO 2 )の排出を抑制する
ため、自動車の駐・停車時における不必要なエンジンの稼動を止めること。
赤潮
プランクトンが爆発的に増殖し、海面が赤色や赤褐色に変わる現象。閉鎖性水域において夏期に起
きやすく、窒素、燐などによる富栄養化が原因とされる。
アスベスト(石綿)
天然に産出する唯一の繊維状鉱石で、主成分はケイ酸マグネシウム塩である。化学薬品に強く、耐
熱性や電気絶縁性が高いため、建築材料や自動車のブレーキライニング、クラッチ板など幅広く使用
されていた。微細な繊維として大気中に飛散したアスベストは、一度吸入すると体外に排出されにく
く、長時間の吸入により肺ガンの原因となる。
硫黄酸化物(SOx)
二酸化硫黄(SO 2 )と無水硫酸(SO 3 )などの総称で、石油、石炭燃料の燃焼によって生じる。
大気汚染の主体はSO 2 だが、SO 3 も空気中の水蒸気と結合して硫酸ミストを生成し、動植物や人
体に悪影響を与える。(→二酸化硫黄)
一酸化炭素(CO)
重油やガソリンなどが不完全燃焼した場合に発生する無色無臭の有毒ガスであり、自動車の排出ガ
スが主な発生源で環境を汚染する物質の1つである。
一般廃棄物
産業廃棄物以外の廃棄物をいい、住民の日常生活に伴って生じたし尿、ごみ、粗大ごみなどのほか
一部の業種の事業活動に伴って排出された紙くず、木くずなどの産業廃棄物に含まれない廃棄物の総
称である。
オゾン層の破壊
地球の上空約20km~30kmにオゾンを多く含む層があり、生物に有害な紫外線を防いでいる。最近で
はフロンガスなどの影響によりオゾン層が減少しており、これをオゾン層の破壊という。オゾン層が
破壊されると地上に達する有害な紫外線の量が増え、皮膚がんの増加や生態系への影響が懸念される。
温室効果ガス
地球は太陽から日射を受ける一方、地表面から赤外線を放射しているが、その赤外線を吸収し、熱
を宇宙空間に逃げないように閉じ込めておく温室の効果を持つ気体。「地球温暖化対策の推進に関す
る法律」では、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカー
ボン、六ふっ化硫黄の6物質としている。(→地球温暖化)
-185-
【 か行 】
化学的酸素要求量(COD)
水中の有機物を酸化剤を用いて化学的に分解するときに消費される酸素量。mg/Lで表し、生物化学
的酸素要求量(BOD)とならんで、水質汚濁の目安となる指標。
カレット
ガラスびんを砕いてガラスくずにしたもの。
環境影響評価(環境アセスメント)
土地の形状の変更、工作物の新設等の事業実施に先立って実施する、大気、水質、土壌、生態系な
どの環境に与える影響の予測、評価、予防策や代替案の比較検討などの総合的な事前評価をいう。そ
の事業に係る環境の保全について適正な配慮がなされることを確保するもの。
環境基準
大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音について、「人の健康を保護し、生活環境を保全するうえで
維持されることが望ましい基準」として、環境基本法に基づき行政上の具体的目標として定めたもの。
なお、ダイオキシン類の環境基準については、ダイオキシン類対策特別措置法により「人の健康を
保護する上で維持されることが望ましい基準」として定められている。
環境ホルモン
「内分泌かく乱化学物質」といい、分解しにくく、残留性が高い特性を持ち、動物の生体内に取り
込まれると、微量であっても本来営まれている正常なホルモン作用に影響を与える物質である。
規制基準
工場・事業場などが遵守すべきばい煙、粉じん、有毒ガス、汚水、騒音、振動、悪臭などの発生に
係る許容限度。大気汚染防止法では排出基準、水質汚濁防止法では排水基準という。この基準に違反
した場合には、改善命令などの行政処分や罰則が適用される。
逆転層
普通、気温は上空になるに従い下降するものであるが、気象条件によっては高度40~ 300mの層に
おいて、地表より温度が高い層ができることがあり、この気層を逆転層という。逆転層ができると大
気の蓋の役目を果すことから、地表付近の空気が停滞し、大気汚染物質が低く漂い、大気の汚染が悪
化しやすくなる。
クロロフィルa
葉緑素の1種で富栄養化の生物的指標で、値が大きいほど富栄養化が進んでいる。
-186-
健康項目
水質汚濁に係る環境基準のうち、人の健康を保護するために定められた項目で、すべての公共用水
域に適用され、かつ、ただちに達成され維持されるように努めるもの。毒性の強い重金属や有機塩素
系化合物など26項目。
光化学スモッグ[光化学オキシダント]
工場、自動車などから排出される窒素酸化物や炭化水素が強い太陽光線中の紫外線により光化学反
応を起こして生成されるオゾン、アルデヒド、PANなどの酸化性物質を総称して「光化学オキシダ
ント」といい、光化学スモッグの原因物質である。
光化学スモッグは、夏の日射しが強く、風の弱い日に発生しやすく、その影響は目やのどなどの粘
膜にも及ぼし植物にも被害を及ぼす。
【 さ行 】
産業廃棄物
事業活動に伴って生じた廃棄物のうち法律で定められている6種類及び政令に定められている14種
類のもので、燃えがら、汚でい、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類などに代表される。
量的、質的に環境汚染源として重要な意味をもつものであるため、その特性に応じて定められた厳
しい処理基準に従って処理する必要のある廃棄物である。
酸性雨
工場や自動車から大気中に排出される硫黄酸化物、窒素酸化物が大気中でそれぞれ硫酸イオン、硝
酸イオンに変換され、それが雨水にとりこまれ酸性化した雨のことである。一般的に、大気中の二酸
化炭素が雨に溶け込み酸性に傾くため、pH 5.6より低いものを酸性雨としている。
重金属
亜鉛、カドミウム、クロムなどの比重4以上の金属。重金属は、通常土壌中に含まれているが、高
濃度になると農作物の生育の阻害などの土壌汚染問題を生じる。
振動レベル(デシベル:dB)
振動の大きさの感じ方は、振幅、周波数などによって異なる。公害振動の大きさは、物理的に測定
した加速度振幅の大きさに振動数による感覚補正を加味してデシベル(dB)で表す。
水素イオン濃度(pH)
液体中の水素イオン濃度を表し、pH7が中性、7より大きいものはアルカリ性、7より小さいも
のは酸性を表す。
-187-
生活環境項目
水質汚濁に係る環境基準のうち、生活環境の保全に関する環境基準に定められた項目で、維持する
ことが望ましい基準として定められたもの。
pH、BOD、COD、SS、DO、大腸菌群数、n-ヘキサン抽出物質(油分)、全窒素、全燐
の9項目があり、河川、湖沼、海域別に、また、利水目的に応じて基準値が定められている。
生物化学的酸素要求量(BOD)
水の汚濁の度合を表す指標。水中の有機物が好気性微生物の働きによって分解されるときに消費さ
れる酸素量をいい、mg/Lで表す。値が大きいほど水中に有機物が多く、水が汚れていることを示す。
騒音レベル(デシベル:dB)
音に対する人間の感じ方は、音の強さ、周波数の違いによって異なる。騒音の大きさは、物理的に
測定した騒音の大きさに、周波数ごとの聴感補正を加味してデシベル(dB)で表す。
総量規制
一定地域内の汚染(濁)物質の排出総量を環境保全上許容できる限度にとどめるため、工場などに
対して汚染物質の許容排出量を配分し、この量をもって規制する方法。
大気汚染防止法(硫黄酸化物、窒素酸化物)と水質汚濁防止法(COD、りん・窒素)に基づく総
量規制が導入されている。
【 た行 】
ダイオキシン類
ダイオキシンは、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDD)の通称であるが、ダイオキシン類
対策特別措置法において、これにポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)とコプラナ-PCBを含めて
“ダイオキシン類”としている。
大腸菌群数
水質汚濁を示す指標の一つで、人間又は動物の排泄物による水の汚濁を知るために使われる。大腸
菌群は、動物の腸内にいる細菌グループなどの総称で、病原性のものと非病原性のものとがある。
多環芳香族
2個、または2個以上のベンゼン環でできている炭化水素化合物のことをいう。
ベンゼン環は炭素原子間の結合が単結合3個、二重結合3個からできているような組成をもってい
る。
また、ベンゼン固有としては、揮発性で芳香のある液体で、水には溶けず、アルコール、エーテル、
その他有機溶媒と溶け合い、いろいろな有機化合物を合成する原料となる。多くの溶剤としてその使
用範囲は広く、酸化されにくい有毒な物質である。代表的なものとしては、防虫剤に使用されるナフ
タレンやたばこの燃焼などから発生するベンゾ[a]ピレンなどがある。
-188-
炭化水素(HC)
炭素(C)と水素(H)からなる有機化合物の総称で、光化学スモッグの原因物質の一つとされる。
大気中の炭化水素は多数の複雑な化合物であるが、かなりの部分は自然界に存在するメタン
(CH 4 )で占められる。光化学反応の低いメタン以外の炭化水素を総称して、非メタン系炭化水素と
呼ぶ。
塗料、溶剤、石油プラントなどから直接大気中に放出されるほか、自動車排出ガスなどに不完全燃
焼物として含まれている。
地球温暖化
温室効果ガスの増加により、地球の気温が上がる現象。温室効果ガスは今後も増加することが予想
され、このままでは平均地上気温が1990年から2100年までの間に1.4~5.8℃上昇し、地球規模の乾燥
化などの気候変動、海面水位の上昇、生態系の変化や農業への影響などが懸念されている。(→温室
効果ガス)
窒素酸化物(NOx)
主に石炭、石油の燃料などが高温で燃焼するときに酸化され発生する一酸化窒素(NO)と大気中
で一酸化窒素が徐々に酸化した二酸化窒素(NO 2 )のこと。ボイラーなどを設置する工場や自動車
等から発生する。紫外線の作用を受けて炭化水素と反応し、特殊な気象条件のもとで光化学スモッグ
の主因物質になったり、雨に溶けると酸性雨の原因ともなる。(→二酸化窒素)
TEQ(毒性等量)
ダイオキシンの量を測る単位。ダイオキシン類には多くの種類の物質があり、毒性もそれぞれ異な
るため、毒性の最も強い2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンの毒性に換算して表す。
テトラクロロエチレン
通称パークレンと呼ばれ、無色透明でエーテル様の芳香のする水に溶けにくい揮発性のある液体で
ある。ドライクリーニング用洗浄剤、金属の脱脂・洗浄剤などに用いられる有機塩素系溶剤で、発が
ん性があるとされている。
テレメーターシステム
環境濃度等自動測定機で測定したデータを、無線や専用回線を使用して監視室に送信し、得られた
データを集中管理するシステムをいう。
電気伝導率
面積がそれぞれ1cm2の2本の電極を距離1cmに相対し置いた時、電極間にある物質をもつ電気抵
抗の逆数をいう。電気がよく流れるためには、媒体が必要であるが、水中では、その媒体が電解質で
ある。清澄な河川においては、電解質の量が少ないため、電気伝導率は低い値を示し、汚濁の進んだ
河川では、その反対に高い値を示すようになる。しかし、海水の場合には、塩分が多いため電気伝導
率の高低により汚濁の状況を判断することはできない。
-189-
等価騒音レベル(LAeq)
一定時間に発生した騒音レベルを騒音のエネルギー値に換算して時間平均したもの。国際的にも騒
音の評価値として広く使われ、騒音の発生頻度や継続時間を含めた評価が可能であり、騒音に係る環
境基準に採用されている。単位は、デシベル(dB)が用いられている。
土壌汚染
人の事業活動その他の活動に伴い、土壌中に有害物質が残留、蓄積することにより土壌が有する水
質を浄化し、地下水を涵養する機能や食料を生産する機能を阻害することを土壌の汚染という。
土壌汚染に係る環境基準は、カドミウム、トリクロロエチレンなど27項目が、また、平成15年2月
に施行した土壌汚染対策法ではカドミウム、トリクロロエチレンなど25物質が定められている。
トリクロロエチレン
無色透明でクロロホルムのような甘味臭を有する水に溶けにくく揮発性のある液体である。安定性
と強力な脱脂力から、金属部品の脱脂・洗浄や半導体製造工程などに用いられる有機塩素系溶剤で、
肝臓、腎臓、中枢神経への障害や発がん性があるとされている。
【 な行 】
75%(水質)値
BOD及びCODについて、環境基準に対する適合性を判断する場合に用いられる数値で、年間の
日間平均値の全データを値の小さいものから順に並べ、0.75×n番目(nはデータの数)の値を75%
(水質)値という。
ng(ナノグラム)
重量の単位であり、1ng=(1/1,000)μg=(1/1,000,000,000)g
日平均値の2%除外値
年間の日平均値のうち、高い方から数えて2%の範囲内にある測定値を除外したあとの日平均値の
最高値。大気汚染に係る環境基準の長期的評価(浮遊粒子状物質、二酸化硫黄、一酸化炭素)。
日平均値の98%値
年間の日平均値のうち、低い方から数えて98%目に当たる日平均値。大気汚染に係る環境基準の長
期的評価(二酸化窒素)。
二酸化硫黄(SO 2 )
主として石油、石炭などの化石燃料の燃焼に伴い発生する。硫黄を燃やすことで亜硫酸ガス(二酸
化硫黄)となり、紫外線で酸化され無水硫酸(三酸化硫黄)となる。呼吸器を刺激し、せき、呼吸困
難、ぜんそく、気管支炎などを起こす。
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二酸化炭素(CO 2 )
化石燃料など、炭素を含むものを燃やすと発生する物質である。地表から放出する赤外線を吸収す
る性質をもっており、地球温暖化の原因物質といわれている。このため、二酸化炭素が増加すると気
温が上がり海水面の上昇や世界の農業への影響などをもたらすといわれている。
二酸化窒素(NO 2 )
高温燃焼時に空気中の窒素が酸化されて発生する。発生の初期は大部分が一酸化窒素だが、大気中
の酸素によって徐々に二酸化窒素に酸化される。大気環境基準は二酸化窒素について設定されている。
n-ヘキサン抽出物質(ノルマルヘキサン抽出物質)
主に排水に含まれる比較的揮発しにくい炭化水素、グリース油状物質などの総称で、通常「油分」
と言われている。
m3N
気体は、圧力と温度により体積が変化するため、気体の量を比較する場合は、圧力と温度を同じ条
件にしておかなければならない。気体の体積を標準状態(1気圧、0℃)に換算した体積を表す単位。
【 は行 】
PCB(ポリ塩化ビフェニル)
不燃性で熱に強く、絶縁性にすぐれているため、トランスやコンデンサーなどの電気製品の絶縁体
やペンキ、プラスチック加工用のノーカーボン紙とあらゆる分野で使用されていたが、昭和47年に生
産中止となった。カネミ油症事件の原因物質であり、皮膚への色素沈着や皮膚障害を引き起こす。
pg(ピコグラム)
重量の単位であり、1pg=(1/1,000)ng=(1/1,000,000,000,000)g
ppb
物質の量を表す単位で、質量10億分率又は体積10億分率を表す。(1/1,000,000,000)
(例)大気1,000m3の中にその物質が1cm3含まれていること。1ppb=1/1,000ppm
ppm
物質の濃度を示す単位で、1ppmは100万分の1を意味している。大気汚染では大気中1m3中に1
cm3の汚染物質が存在する場合を1ppmという。
ppmC
メタン換算したppm値、大気中の炭化水素類の濃度を表すために用いられる。
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PRTR法(特定化学物質の環境への排出量の把握及び管理の改善の促進に関する法律)
PRTRは、Pollutant(汚染物質)Release(排出)and Transfer(移動)Register(登録)の略。
有害性のある多種多様な化学物質が、どのような発生源から、どのくらい環境中に排出されたか、
あるいは廃棄物に含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを把握・集計し、公表すること
を義務づける法。平成11年7月に公布、平成13年4月より一定の要件を満たす事業者は排出量等の把
握義務が生じ、平成14年4月からは都道府県を経由し、国への届出義務が生じている。
富栄養化
海の栄養分(窒素・りんなど)が、閉鎖性水域に流入し、その結果、植物プランクトンなどが大発
生し、赤潮や水質の悪化によってにごりを増加し透明度の低下をひきおこす。
浮遊物質(SS)
水中汚濁物質のうち、不溶解性の無機または有機廃棄物など、水中に懸濁する粒径2mm以下の物質
をいう。その量は水のきれいさを直接示す透明度と関係が深い。
浮遊粒子状物質(SPM)
空気中に浮遊している粒径10μm(マイクロメーター:1μmは1000分の1mm)以下のものをいう。
人工的な発生源として自動車、工場など、自然的な発生源として火山噴火物土砂のまきあげなどが
あり、その成分は多種多様である。
フロンガス
炭化水素に塩素とフッ素が結びついた化合物の総称。正式には、クロロフルオロカーボンという。
化学的には安定で毒性が少なく、不燃性や電気絶縁性がよいため、冷蔵庫やクーラーの冷媒、スプ
レーなどの噴射剤、電子部品の洗浄剤など幅広く使用されてきた。しかし、大気中に放出されたフロ
ンガスが成層圏で強い太陽光線により分解され、塩素を放出し、この塩素がオゾン層を破壊する。
この結果、地上に到達する紫外線量が増加し、皮膚ガンを増加させたり、気象や生態系に影響を与
えることから製造が中止され、代替品への切り替えが進められている。
ベンゼン
無色の液体で特有の臭いがあり、揮発性で引火性が強く、水に溶けにくい。染料、溶剤、合成ゴム、
燃料などに使われる。自動車用ガソリン中にも1%含有され、発がん性のある物質である。
【 ま行 】
μg(マイクログラム)
重量の単位であり、1μg=(1/1,000)mg=(1/1,000,000)g
mg(ミリグラム)
重量の単位であり、1mg=(1/1,000)g
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【 や行 】
有機スズ化合物
トリブチルスズやトリフェニルスズなどで、殺菌剤、塩化ビニルの安定剤、殺虫剤などとして使用
されていた。魚網の防汚剤として使用したことから、魚類へのこの物質の蓄積が問題となった。
有価物
一般的に金属類(鉄、アルミ、銅)、紙類、布類、ビン、ガラスなどの再資源化可能なものをいう。
有機りん
殺虫効果の強い、パラチオン、EPNなどの農薬を指す。これらは、殺虫力が強力のうえ、人畜に
対する毒性が強く、現在ではEPNを除き、国内での製造や使用が禁止されている。
有機塩素系化合物
自然界には存在しない化学物質で、主に金属、機械、電子部品の脱脂洗浄剤やドライクリーニング
用の洗浄剤として使用されている。その性状は揮発、不燃性の水に溶けにくい液体で、生物分解が困
難である。トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、四塩化炭素など
があり、全国的に地下水汚染の問題となっている。
要請限度
自動車などから発生する騒音などにより、道路の周辺の生活環境が害されないとされる最低限度。
この限度を超えた場合は、公安委員会に車両通行の禁止、速度の制限、徐行などの必要な措置の要
請及び道路管理者等に意見を述べることができる限度をいう。また、大気汚染防止法第21条第1項の
規定に基づく自動車排出ガスによる大気の汚染の限度を定める省令がある。
溶存酸素量(DO)
水の汚染状態を示す指標の一つで、水中に溶けている酸素量をいいmg/Lで表す。汚染度の高い水中
では消費される酸素の量が多いので溶存する酸素の量は少なくなる。
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よこすかの環境
平成24年1月発行
編集
横須賀市環境政策部環境管理課
〒238-8550 横須賀市小川町11番地
電話
E-mail
046(822)9662 FAX
046(823)0054
ea-ep@city.yokosuka.kanagawa.jp
ホームページ
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/
この冊子は570冊作成し、1冊あたりの印刷経費は490円です。
○リサイクル適正の表示
この印刷物は、印刷用紙などの紙へのリサイクルに適した資材のみを用いて製作しました。
【用紙:Aランク、インキ:Aランク、製本:Aランク、表面加工なし】
○リサイクル案内の表示
不要になった場合は、自治体や事業所のルールにしたがって古紙として分別し、リサイクルに出してください。
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SPORTS AND ADVENTURE
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